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20260907

黒い鉄あれこれ

鉱物っぽいお菓子や小物を見るとつい欲しくなってしまいます。石!岩!という感じのゴツゴツ系は特に好きかも。これは室蘭のナニナニ製菓というお店が作っている「鐵の素(てつのもと)」クッキー。室蘭工業大学公認なんだそうな。
室蘭は製鉄の町なので、鉄の原材料である石炭・石灰石・鉄鉱石を模しているそうです。それらが鉄の原材料であることも知らなんだ。そして味が素朴でちゃんとおいしいです。保存料や香料等も不使用とのこと。

北海道って鉱物系のお菓子はありそうでそんなにない?気がします。鐵の素クッキーは北海道らしさもありつつ食べやすくておすすめかも。取り扱い店舗が少なそうなのがネックかな。ネット通販で購入できます。


お菓子その2。カプセルモンスターの焼き菓子類。お友達のYさんとお会いしまして、散策中にSpace1-15を通りがかったので久しぶりにお店で色々お買い物しました。
カプセルモンスターは札幌のスイーツマニアなら必ず知っているのではという有名店です。なにしろ美味しくてかわいい。焼き菓子が買いやすいですが、ケーキもとても美味です。
手前の封蝋みたいな2つは初めて見ました。左はミント味のチョコ、右はアールグレイのチョコがけフィナンシェです。おしゃれだなあ。


これはカプセルモンスターと同じ日にパスキューアイランドで購入したマグ。これ以前からちょっと気になっていたのです。あっ売ってるんだ!となり。
2015年に閉店した雑貨店F.O.B COOPのカフェで使われていた、フランスのAPILCOという業務用の食器を有田焼で復刻したシリーズです。APILCOが廃業した際にオーナーの益永みつ枝さんが復刻したもの、を数年前に更に復刻したもの、ということらしい。すごい情熱。F.O.B COOPという雑貨店のカリスマみたいなものも感じるかも。

F.O.B COOP、東京のお店なので行ったことはないのですが、私が子供の頃からおしゃれな雑誌のインテリア特集とかに毎回のように登場していたので名前は完全に記憶にあります。益永さんのエッセイ本も読んだことがあります。面白かった。
商品で特に覚えてるのは黒のアイアンの天蓋つきベッドかなあ。25年以上前だと思う。それまでって天蓋ベッドというと姫!ゴージャス!なデザインのイメージだったので、F.O.B COOPのシンプルでクールな天蓋ベッドに結構衝撃を受けた記憶が。というか今でもこんなクールなベッド売ってないかも。デュラレックスを日本に普及させたお店というイメージもありますね。

20260628

手軽な伝統

何かしらの紙ものを何かしらの額縁に入れて額装するのが好きです。これは鉱物画のプリントを金属の額縁に入れたもの。シルバーの感じが気に入っています。ちょっとカキンとした質感のものがやっぱり好きなんだと思う。

最近はリサイクルショップで額縁を探すのが好きです。額縁って新品で買うと結構高いからというのもあるし、一昔前のものは作りがしっかりしていたりもするので。上の写真の額縁もセカストかどこかで数百円だったのですが、今は同等のものが定価だと十倍とかするはず。

額装って不思議に効果があって、額縁やマットに凝れば中の絵や写真は結構なんでも様になる気がします。子供の落書きとかチェキとかでも。逆にいうと、中身がちゃんとしたアートでも額装が適当だと勿体ない感じになるかも。必ずしも立派な額縁が必要なわけではなく、敢えてクリップで挟むだけとかも個人的に好きですが。なにかしら工夫があると良い感じ、てことですね。
これってファッションとヘアメイクの関係に似てるなあと思います。髪型と顔周りが完璧だったら上下ユニクロでも全然おしゃれだよね、という。
そんなことをしていたらばこのところ額縁が妙に気になってしまい、ルーブル美術館の番組とか見ても絵そのものよりもうわっこの額縁すっごい高そう!(←当たり前)とか思ってしまいます。



お気に入りの英国式ティールームのお茶とパスティ。パスティはコーンウォール地方のひき肉やジャガイモが中に入った伝統的なパイで、労働者の人たちに食べられていたものだそうです。私は初めて食べたと思います。この写真だと分かりにくいのですが、このパスティかなり大きくて掌くらいあるのです。食べ応えがあって温かくて美味しかった。

このお店は他にも本格的なイギリスのお茶菓子や軽食がたくさんメニューにあって、どれも美味しいのです。ヴィクトリアケーキ、ミンスパイ、レモンドリズル、もちろんクロテッドクリームを添えたスコーンも。店主さんが以前イギリスに住んでいた方なのだそうな。
英国式の紅茶屋さんって通うようなお店がここ何年もなかったのですが、久しぶりにそれができるお店を見つけられて嬉しいです。紅茶ってやっぱり良いものですね。

20260618

ベーシックとクラシック

ジャズ喫茶の「BOSSA」に初めて行きました。BOSSAは1971年創業の札幌のジャズ喫茶を代表する店なのですが、大人だけが行ける店だと思っていたので行ったことがなかったのです。いやあんたいくつやねんという話ですが、なんかそういうのってあるじゃん。老舗の蕎麦屋とか、洋食店とかね。子供の頃は年を取れば自動的に大人になれるものだと思っていたけど、実際に年を取ってみるとそうじゃないと分かるのだなあ。

でちょっと緊張しつつ初めて訪れたのですが、やはり素敵なお店だったなあ。雰囲気があるし、全然堅苦しい感じでもなくて。音楽はもちろん、インテリアもなんだか絶妙に良いんですよ。すごくお洒落を狙っているわけではないだろうにセンスが良いというか。自然に使い込まれていて。
私が行った時には常連っぽいおじいさまたちがワイワイと男子会されてました。それで緊張がほぐれて過ごしやすかったのもあるかも。コーヒーもピザも素朴でおいしかった。

私はジャズに特に詳しいわけではないですが、母親が若い頃からジャズを聴く人なので私も耳がまあまあ慣れてはいるかも。
思えば父と母の趣味が混ざってジャズとクラシックとカントリーとフォークと歌謡曲とロックがチャンポンに流れる家だった。で良くも悪くもクラシックでもアイドル曲でも全てが同じ地平で聞こえる耳に育ったような。聴き方が全てにおいてミーハーというか。ジャズも「コルトレーンが一番イケメンだな」とか思いながら聴いてるもんな。


もひとつカフェ。これはモリヒコのチェーン店舗の一つ「JB ESPRESSO MORIHICO. サイクルロード」。正式名称こんな感じなのか。JBとしか覚えてなかった。 
モリヒコは各々の場所に合わせたコンセプトの店を作るカフェですが、JBは多分モリヒコの中で一番くらいカジュアルな店舗なんじゃないかな。価格帯も雰囲気もスタバのような感じ。というかまさに「お洒落なスタバ」を狙ったのではないかと。
でちゃんと味もおいしいしインテリアも小綺麗で、うまいこと作るなあと思います。名物は鮮やかな色のソフトクリーム。モリヒコって、なんだかんだいって食べ物系の味がいつもちゃんと美味しいのがすごいと思う。

上の写真は壁の装飾が面白かったので撮ってみたもの。サイクルロードの横にある店なので、自転車の部品が飾られているんですね。


この世のあらゆるバレエシューズ・パンプス類がカポカポ脱げる宿命を負っております。かかとの形が貧弱なんだよね。あと幅が狭い(足幅B)。なので靴紐やストラップのない靴は試着必須、試着しても8割脱げる、みたいな世界なのですが、たま~に何の加減か普通に歩けるものもないではなく。
でこのところ、普段使いできるお手頃でシンプルな履きやすいバレエシューズが欲しくて探していました。我儘だなあ。試着必須だしネットで返品云々が面倒な人間なので実店舗で探しつつ。

ある日身近すぎるイオンのASBeeでプレーンなバレエシューズを発見。試着するととても履き心地が良い。正直かかとは完全に脱げないわけではないけれども、まあ許容範囲。余計な装飾のない見た目も気に入りました。バレエシューズはベーシックなデザインが好きかな。
てなわけで購入。ASBeeのオリジナル商品だと思われます。やっぱり靴ばかりは履いてみないと分からないなあ。

これで3万歩歩けと言われたら辛いなあという感じですが、8000歩くらいなら平気でしょうなという感じ。その辺へちょっと行って帰ってくるにはまったく問題なし。数年ぶりに普通に履けるバレエシューズをゲットできて嬉しいのでした。

20260518

花柄・イン・アジア

庭のチューリップを飾れる季節になりまして。庭に生えてる花で賄えると花代がかからなくていいよね(庶民)。
フルートグラスは確かポルトガルのもので、最近パスキューアイランドで買いました。私が最も好きな雑貨店のひとつです。もう三十年くらい通っているはず。パスキューのありがたいところは、超格好良いお店であるにもかかわらず置いている商品は手に取りやすい価格のものが多いところ。このグラスも千円しませんでした。なのでどれも気を遣わずに普段使いできるのですが、確かに一貫した美意識は感じられるんですよね。すごいセンスのお店だなあと昔から思います。



この方のおうち(スタジオ)のインテリア、ネット上で見られるあらゆるおうちの中で一、二を争うくらい好きかもしれない。インドの著名なインテリアデザイナーさんだそうです。
私は昔からどうもインド系の方のセンスが好きみたいで。歴史の裏付けのあるファブリック使いの巧みさや、素朴な素材を活かしつつ現代的に昇華する方が好きなんだと思います。あとアジアらしい抜け感がある感じ。


インドのブロックプリントのワンピースも夏の定番としてよく着ます。以前に比べてMADEinインディアの服ってすごく増えたなと思います。今セレクトショップ等でそっち系を扱っていない店を探す方が難しいくらいかも。価格の手頃さや流通や製造の整備とかもあるかもしれませんが、なんといっても今の日本の夏がめちゃくちゃ暑いからだろうなあ。インドの布、軽やかだもんね。
ベッドカバーにしようと買ったけどうまく使えていないような使っているような、なインドのブロックプリントの布。この色味と、オシャレなんだかなんなんだか……?というなんともいえない柄の調子がいかにも私の趣味だなあと思います。花柄なのに縁の柄が突然ギザギザな感じとか。

20260131

鞄にこまごま

1月が終わってしまう。ということで滑り込みで更新を。今年もよろしくお願いします。遅。

大寒波ということで雪がドバっと積もりました。雪かきはまあ面倒なのですが、不思議なもので雪がたくさん降るときって体感温度はあまり寒くないんですよね。普通に氷点下だったりするんですけど。雪があまり多くなくて風が強いときが体感的には一番寒い気がする。
この「雪が多い日は寒くない」感覚って結構メジャーなものらしくて、理由も諸説あるそうな。風景が一面白くなるので視界が明るい感じもします。雪焼けするのは嫌だけども。



今年最初の更新だから(31日だが)というわけでもないんですが、ふと思い立ってカバンの中身紹介というのをやってみます。特に理由はないんですが。私インターネットを30年近くやっているんですが、カバンの中身ってネットに初めて載せる気がします。機会が特別なければそんなもんかしら。

ちなみに人様のカバンの中身を見ること自体は普通に結構好きで、どれくらい好きかというと、十代の頃に雑誌の一般人のストリートスナップでカバンの中身を紹介している特集を切り抜いて保存していたくらいには好きです。何を保存してるんだ。あと吉川ひなのちゃんのカバンの中身写真も保存してた。セブンティーンの。だいぶ中身好きだったのか十代の私。
ネット以前の時代は雑誌に既にそういう特集があって、おそらくその文化がネットに移行しておなじみのコンテンツとなったともいえるのでは。

左上から時計回りに 
★ケイタマルヤマのハンカチ
★いただきものの手作りポーチ ジッパーに付けた白い丸はLoopの耳栓
★スマホ 
★Philipsの有線イヤホン
★MoMAストア?のキーホルダーと鍵
★HERZの財布
★ビーズ刺繡のカード入れ
★リバティの布で自分で縫った袋 中身はBAGGUのエコバッグ
上の見切れてる赤いのはエルベシャペリエのトートバッグです。

中で一番長く使っているのはキーホルダー。シルバーの丸いやつです。なんと30年選手。MoMAグッズを取り扱う雑貨店で当時買ってもらったんですが、壊れなさすぎて未だに使えているという。しかも仕舞ってたのを出してきたとかでもなく普通に日々使って30年。使っておいてなんですが、なぜこんなに丈夫なんだ。
赤とオレンジのは鍵の形のプラスチックのおもちゃみたいなチャーム的なもの。透明な赤の鍵って、『Return to Oz』の生首コレクション棚(映画史に残る女子憧れ家具)の鍵みたい!と思って買った記憶がある。
 

スマホはこだわりがなさすぎてよく分からないんですけど多分ギャラクシーです。多分て。この写真の中のもので、一番皆さんにもオススメなのはスマホに付けている青いスタンド&グリップかも。clckrというやつで、画面を横向きにも縦向きにも置けるし畳むと軽くて薄い優れものです。もちろんグリップとしても。

HERZの革小物は丈夫なので好きです。これも普通に使っても10年とか全然いけるんじゃないかなあ。黒革+金ボタンの組み合わせのものが昔から妙に好きです。

エコバッグはケースを紛失して、たまたま家にあった同じような大きさの袋で代用してます。リバティのハギレを適当に手縫いしたもの。

エルベのトートも20年とか前のもので、あんまり使っていなかったのを最近久しぶりに使っています。これ当時は1万5千円前後だった記憶なのですが、今同じモデルが4万4千円くらいになっているのを見てしまいギョエエとなりました。物価の上昇こわい。

こうして見てみると青と黒が多めなのは予想通りなんですけど、意外と赤があるんだなあと。そういえば赤も好きかも。

カード入れは本来ミニポーチで、お店で一目惚れしたもののポーチとしてはかなり小さめで、使い道が浮かばぬままつい買ってしまったもの。もしやカードにちょうど良いのでは?と入れてみたらぴったりで、意外に活躍しています。
ICカードはキタカのエゾモモンガ。JRカードなのですが私は普段JRにほぼ乗りません。このデザインを持ちたいという理由でバス地下鉄のカードをこれにしているという。
下のストライプの布は母が作った巾着で、これをバッグインバッグとして使ってます。なんでも背広に使うようなウールの上等な生地なんだそうな。確かにハリがあります。

20251231

ご近所こけし物語

今年も一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします~。

 
花瓶は家のものです。ポルトガル製らしい。色合いがかわいい。家族がこれを買ったお店は昔4プラの自由市場にあって、移転後の今も続く老舗の雑貨店です。そういえばつまり氷室冴子さんや正本ノンさんがコバルト小説に自由市場を書かれた当時にも既に存在していたお店なのかもしれない。

右の物体は「ニポポ」です。北海道の木彫りの民芸品で、アイヌこけしともいいます。地元だと結構というかかなり?メジャーなものです。
近所のリサイクルショップでポツンと置かれていてつい買ってしまった。180円だった。このタイプのニポポはおそらく夫婦セットなので本来奥さんもいたはずなんですけど、ひとりになってました。

北海道の民芸品といえば熊の木彫りが有名ですが、個人的には地元の家庭の居間とかに熊の木彫りが飾られている光景ってほぼ記憶にないんですよね。おそらく、主に道外の人が北海道旅行で買っていって家に飾ったものだからなのかなと。東京の人は逆に東京タワーにあまり登らないみたいな? 違うか?
で、熊よりもこのニポポのほうが、道内の家庭や素朴な民芸品店ではよく見た記憶なのです。巨大なのが店の棚にダーッと並んでたり。つまりニポポは北海道の人が道内を旅行した時のお土産によく買っていたのでは。
だからか、私がこれを買ったリサイクルショップでもニポポ類は数種類あったけど熊の木彫りはひとつくらいでした。地元の人が売りに来る店だとそういう比率になるのかも。

20251219

異国の市場

大
通公園のホワイトイルミネーション。の、点灯していない状態。妙に哀愁があって、なんなら点灯しているときよりモノとしてなんだか好きかもしれない。近くで見ると雪の結晶に結構年季が入っている。何年も使われてるもんな。「年季の入った巨大な雪の結晶」という存在が既にちょっと面白い。

 
クリスマス市は札幌のお祭りでも一番普通に訪れるかもしれません。毎年とまではいきませんが気が向けば。元々が寒いドイツの市なのでここの気候に合っているし、みんな淡々とソーセージやグリューワインを食べたり飲んだりしている雰囲気もまったりしていて好きです。寒すぎて騒ぐって感じでもないしなあ。スノードームやクリスマス小物も売っています。


舶来のくるみ割り人形のみなさん。そういえばくるみ割り人形ってバレエの演目としてすごく好きです。子供向けのかわいい美しいお話なんだけど、見方を変えると実は死の匂いのする世界だなあと思う。ラストとか、えっこれって冥界??みたいな感じだもんな。


かつて私が足しげく通った4丁目プラザが老朽化により建て替えになりまして、新しいビルを初めて見てきました。
全体的にまあわりと普通の今風のビルになっていて、自由市場という私がヴィンテージアクセサリーを山賊か?というくらい買ったフロアも無くなってしまったのですが、名前を継いだ「自由市バー」なるフロアができていました。こじんまりとした駄菓子の店という感じで自由市場の面影は濃くはないかもですが、街角っぽいデザイン(これもヨーロッパの街角を模していた自由市場由来かも)のイートインコーナーにちょこちょこ高校生らしき若者たちが座っていたのはいいなと思いました。若い人が寄り付かなければ場や街はつまらなくなっていくからのう(おばちゃん)。

 
このコートお気に入りなのです。金具がファイヤーマンコートのホックになっている。多分消防士は素早く着替えなければいけないのと、燃えにくさのために金属製なのだと思う。あくまでデザインなのでこれ自体は普通のウールのコートですが。
袖口にもセーラーっぽいラインが入っていたり、ディテールにミリタリーモチーフが使われていつつ、全体としてはわりとシンプルなネイビーのコートなので合わせやすいです。あとあったかい。
 
クリスマス市の自分おみやげ。札幌軟石クッキー。岩石や鉱物をモチーフにしたお菓子はつい買ってしまう。札幌市内の様々な喫茶店やスイーツ店が集まったお店で買いました。札幌軟石は地元の古い建物や教会等に使われています。

20251214

都市のかけらのディスプレイ

少し前にガラスケースを購入しました。部屋にあるこまごまとした小物をまとめてディスプレイするものが欲しいなあとずっと思っていて。三年くらい探したんじゃないかな。ある程度理想の大きさで古かったり味のあるもので予算内でとなると、見つけるのに時間がかかることは分かっていたので、まあまあ予想通りくらいで買えたのではないかと。
金に糸目をつけないならいつでもなんでも買えるんですけどね。そうもいかないわね。まあこの世のものはなんでもそうか。料理でも「お金をかけるか手間をかけるか」って言い方がありますけど、インテリアでもファッションでもなんでもそうなんだろうなあ。


こういう棚類をネットショップで販売している家具職人さんのものです。おそらく元は古い何かのケースを、棚や塗装をリメイクしたものではないかと。縦長っぽい形のものが欲しかったのでちょうど良い感じのが買えて嬉しい。

昔はあんまり気にならなかったんですけど、私みたいなあれこれちょこちょこ小物を買う人間だと、それらひとつひとつは気に入っていたとしてもただ並べておくとなんだか雑然とした感じになっていくんですよね。で一か所にある程度まとめて飾れるようなものが欲しいなあと思うようになり。
でこういう専用のケースを部屋に導入してみると、ディスプレイ感はありつつ全体的には結構すっきりするなと。まとめるって大事なんだな。


古いもの好きあるある、誰だか知らない昔の人の写った写真がなんかある。なんなら複数ある。これは女性の首元の三日月のブローチ?が気になって昔購入したカルト・ド・ヴィジット。手前の小さいふたつはプレパラート。


右奥は鳩山郁子さんの時計草のボックスです。かわいい。
左奥の三角定規や手前のアンモナイトを載せているレンズは「古道具 十一月」さんで買った記憶があります。十一月さんは若い頃からもう二十年とか通っているお店で、このブログにも何度となく書いていると思う。いつ訪れてもすごいお店です。

この棚の写真を見ていて改めて気づいたのですが、中に飾っているものの半分くらいは十一月さんで購入したものなんですよね。無意識でそうなっていました。丸い箱入りの鉱物標本、螺子や歯車の時計部品、陶器の碍子、インクボトル等も十一月さんです。私の趣味に知らぬ間に多大な影響があったお店なのだろうなあと改めて。
おそらく、工業的であったり理化学的であったりするものとアンティークなものを今の時代のインテリアとして、けれど気張らずに自然に取り入れることはできるのだということを教えてもらったお店なのだろうなあと。ノスタルジックなだけでなく、シックでお洒落なのですよね。しかもどこか文学的でさえあるという。

20251014

新世紀ノスタルジイ

ステラプレイスを歩いていたら上から実験器具が吊り下げられたディスプレイの店舗があって、思わず撮った写真。香水屋さんらしい。
ここ以外にも理化学や博物画や鉱物系のものがディスプレイに使われている新しめのお店が数軒あったような。ステラプレイスって多分札幌で一番くらい若者の往来が多い場所なので、つまりそれがトレンドということなんでしょうね。理科系のビジュアルがオシャレとされる時代なのだなあ。

二十年以上前は理化学用品や鉱物みたいなものって、東急ハンズかガチの専門店くらいしか買える場所はほぼなかったと思います。ハンズの次が突然ガチの〇〇鉱物研究所とかに飛ぶ感じ。それっぽい雰囲気のヴィンテージショップでもほんの数個とか。たとえば耳猫風信社的な感覚のお店となると東京でも相当珍しかっただろうし、まして札幌は、という。
この二十年の間の大きな変化というと、やはりネット特にSNSの普及ですよね。理化学や鉱物系のものを美しくディスプレイする方法や入手先が色々な層の人たちにも広がったことで、美意識としてマニアックだったものがメジャーな領域にも及んだのだと思う。でステラプレイスにそういうお店が数軒できるに至ると。時代の変化ってすごい。そしてこの傾向って日本に限らず、結構世界的なものという印象があります。



神戸ファッション美術館で永澤陽一さんの展覧会が開催中だそうで、記事を見ていてあっ!と思ったのが私も以前ブログで書いたことがある鳥籠のドレスが展示されていること。やっぱりかわいいな~。
永澤さんの服がこれほどたくさん見られる機会はそう無いのでは。お近くの方はぜひ。回し者ではないです(笑)。


以前ブログで書いたつながりでいうと、過去なぜか二度ほどブログで触れたことのあるクロエ・マルがこのほど米国VOGUEの編集コンテンツ責任者に就任されたそうで。実質の編集長と思われる。
個人的に、VOGUE含めた世界中のファッション誌編集者で、編集長以外で名前と顔を覚えていてセンスが好きでたまにインスタを覗いたりしていたのってクロエ・マルただ一人だったので、就任を知ってほおお~となりました。しかし編集長になることは想像できてなかったなあ。

こちら側(どちら側?)の人間的にいいますと、彼女は映画監督のルイ・マルの娘さんでもあります。そう、つまり「地下鉄のザジ」や「さよなら子供たち」の監督の娘さんがアナ・ウィンターに後継として指名されたのですね。いろんなことがあるものだなあ。

20250902

アートの箱

札幌も例年よりは確実に暑い夏ですが、他の地域の気温の凄まじさを見るとこちらの気温くらいで文句は言えないのかしら、となるこの頃です。いやでもしかし暑いよなあ。今の札幌で昔の東京の夏くらいなのでは。
昔の北海道の夏なんて暑いどころか明確に寒かったですからね。中学生の頃に新聞のファッション関連の記事で「北海道は夏でも気温が上がらないので本州で売れるような涼しい服があまり売れない」みたいな内容を読んで、確かにそんなの着たら寒いよね~と思ったのを覚えてます。今からするともはや別の国の話のようだ。地球、ヤバいのね……。


上の写真は道立近代美術館です。「金閣・銀閣 相国寺展」を見てきました。内容をほとんど知らずに行ったのですが、伊藤若冲、また伊藤若冲、ついでに伊藤若冲、それから狩野探幽、で長沢芦雪、あと円山応挙、みたいな感じで私でも知っているような人の絵がガンガン出てくるので後半はほとんど疲れてました(笑)。いやもちろん作品は素晴らしかったんだけど。生の文化作品って連続で大量に見ると濃いよね。
国宝の天目茶碗も来ていたのですが、いわゆる一般的な茶碗の半分くらいの大きさだったのが面白かったです。茶箱用みたいな小ささ。歴史的な立派な茶碗ってちょっと困惑するくらい大きいものが多かったりするので、あの小ささはなんかかわいかった。


私は近代美術館の何が好きって建物自体が好きなんですよね。昭和中期に建てられた美術館としてはある種一般的な、ごく王道の建物だと思いますが、細部まで丁寧に作られていて綺麗だなと思います。資材もお金がかかった感じがするし、いつもちゃんと手入れされてるし。
ロビーは吹き抜けの回廊になっていてそこがとても好き。この二階部分には喫茶室もあります。やはり回廊型の本郷新美術館も好きなので、私はなんかそういう形の美術館が好きなのだろうか。
設計は太田實という人だそうです。今知った。




アリス=紗良・オット「ナイトフォール」

最近一番聴いているアルバム。AppleMusicをうろうろしていて見つけました。ピアニストのアリス=紗良・オット氏のことは一応知っていたのですが、きちんと聴くのは初めて。なんとなく聴き始めたのですがとても好みでした。
夕暮れ、光と闇といったものがコンセプトのアルバムで、確かに全体的に音色が暗くて静けさと重さがある。その暗さが良い!という感じ。選曲もシック。私の好きな(みんな好きな)サティのグノシエンヌも入っています。その表現もまた色彩が暗くて良い。私の今まで聴いたグノシエンヌの中で最もシリアスかも。
しかしアリスさん、ピアノがめちゃくちゃ上手い。いやプロのピアニストつかまえて何言ってんねんて話ですが、プロにしたってめちゃくちゃ上手い。めちゃくちゃ上手い人の演奏特有の、音色からサーッと脳内にひとりでに景色が広がるような感覚を味わえるアルバムです。

20250603

すてきな模造真珠

芸術の森美術館の「コスチュームジュエリー 美の変革者たち」を見てきました。監修されているコスチュームジュエリー研究家の小瀧千佐子さんも以前から個人的に気になっていた方で、札幌でも見られるんだ! と思い行ってきました。 

コスチュームジュエリーとは、平たく言うとダイヤモンドやエメラルドのような宝石が使われていないジュエリーのことです。ファッション的・モード的な、デザインやボリュームに富んだものが多いのも特徴。
実際、今回見た一番の感想が「でっかい!」だったかも。展覧会に映える大きめのものが選ばれていたとは思うのですが、にしても全体的にでかい。宝石や金銀を使わず、デザインに振り切れるからこそ、思い切った大きさに作れるということでもありますね。


あとなんだか面白かったのが、宝石でないとはいえどれも高級品ではあるわけですが、庶民の私にもどこか見覚えのあるくらいの高級感でもあったことです。
これが王族や貴族の宝飾展だったらば、わ~見たことない豪華さ!という感じだったと思うのですが、コスチュームジュエリーは私でも知らなくはないなという高級感なんですよね。素材感とか細かい作りの部分も。もちろん十分立派なのですが。
私が持っているような手頃なヴィンテージジュエリーたちの、元ネタがこれらの作品たちなことも多いのだろうなとも。トップデザイナーが作り、当時の多数のメーカーがその真似をして一般向けに大量生産されたであろうものたち。これは今のファッション界も同じ構造ですね。


シャネル・スキャパレリ・ディオールという20世紀モード史の巨匠のコスチュームジュエリーが一堂に会しているのも今回の目玉だと思います。
作品としてとにかく美しかったのはスキャパレリ。特にメタルでできたリボンモチーフのネックレスとかサーカスモチーフのものたちが好きだったなあ。高級素材ではないからこその、そこを逆に活用したデザインを、コスチュームジュエリーの初期にして既に理解しきって作られた作品たちに感じました。それこそシュルレアリスム的というか。


その一方で、もしも今日パッとこの中のどれかを身に着けて出掛けなければいけないとしたら、咄嗟にスキャパレリよりシャネルのネックレスか何かを掴んで行くかもなあと思ったのも事実。なんか壊れにくそうだし(笑)。シャネルはファンタジーではなく現実のためのアイテムを作った人ですよね。この2人がライバルであったのも納得。シャネルのジュエリーだとビザンチン系のゴツゴツっとしたものたちが好きでした。色遣いが独特。

長すぎる模造パールのネックレスとツイードのシャネルスーツ。どちらも現在に至るまでシャネルのアイコン中のアイコンですね。私も結局1920年代のパールのネックレスを二連三連にみたいなのが永遠に好きだもんな……。

 
ディオールのドレスとパリュール(ジュエリーのセット)。1950年代のものなのでまさしくニュールック時代。このドレスは実物がすごく小さくて、昔のレディの華奢さを感じました。ドレスの黒とジュエリーの水色という組み合わせが上品。


スミレモチーフも色々。下のガラスの葉のものは私が持っているヴィンテージのスミレっぽいイヤリングを思い出しました。使いたいんだけど落とすのが怖くてほぼ使ったことがない。

このあたりは高級モードブランドともまた違って、アメリカのトリファリ、ケネス・ジェイ・レーン、ミリアム・ハスケル等のコスチュームジュエリーブランドのものです。これらのブランドは私も昔からよく見かけるので知っています。つまり華やかなものもありつつ大衆向けでもあって、小さいものなら今もネットオークションやヴィンテージショップ等で数千円から入手できるはず。高級でもあり身近でもある、それがコスチュームジュエリーなんですね。

 
トリファリの生き物ブローチシリーズ。かわいい。上はルーサイトの透明系、下はエナメル彩。海の物モチーフのジュエリーも好きです。マリンだし、博物でもあるし。あとなぜか昔からホタテっぽい貝柄デザインのジュエリーが好き(笑)。


手前から、ルーサイトの船のブローチ、ベークライトのブレスレット、セルロイドの櫛。このあたりの20世紀初頭の素材やデザインが好きです。「一昔前の科学」ぽい素材や存在感のアイテムがどうも好きなんですな。


 
SPURの小瀧さんの以前の動画も。コスチュームジュエリーについて分かりやすく解説されていて、コレクションも見られます。

20250504

ギャルinポストモダン

久保友香『ガングロ族の最期 ギャル文化の研究』
これ面白かったです。若者カルチャーに興味のある方にはおすすめ。なかなかインパクトのある表紙ですが中身はかなり真面目な文化研究本で濃いです。でも読みやすい。タイトルは『モヒカン族の最後』のオマージュでしょうね。

狭義のギャルカルチャーは1990年代前半に渋谷で始まったもので、東京の中高一貫の有名私立の女子高生たちが最初、というのは知識にはありました。ギャルって元々は庶民のヤンキー系ではなく、むしろその逆とも言える都会のお嬢さんたちが始めたカルチャーなんですよね。私の5年とか上かな。体感でもルーズソックスブームの最初がその辺りの学年の人たちという記憶です。
で個人的に昔からなんとなく気になっていたのが、そもそもその有名私立高の女の子たちはなぜ肌を焼いたのか? なぜ「海」っぽい見た目を取り入れたのか? 多分LAとか海外志向由来なのだろうけど、具体的にはどこから来たテイストなのか? ということです。
この本は私のこれらの疑問にすべて見事に答えてくれているのです。すごい。つまり元祖渋谷ギャルである彼女たちにも、更に先輩や先輩の先輩にあたる人たちがいるわけですね。
最初の最初を辿るとガングロギャルってココ・シャネルにまで遡れるらしいです。な、なるほど。確かにフランス人って異様に日焼け肌への執着があるイメージ。これは現代のフランス国民が雇い主からバカンスの権利を獲得したこととも密接な関係があるのだそうな。

私はアトピー性敏感肌&日光湿疹も若干、という日焼けには最悪の相性の肌質を持って生まれたため肌を焼くことはない人生でした。健康な肉体を持ってこそのギャルなのだなあとしみじみ納得。
しかしフランス的な小麦色の肌やそれに調和したファッションは素敵だなと思うし(ブリジット・バルドーって言われてみるとすごくギャル)、肌質と時代の両方が合っていたら焼くのもやぶさかでなかった気がする。あと、私個人はオタクで全然ギャルではありませんが、うちの血筋は若干ギャルだと思う(?)。
友達にはギャルもいたので、カルチャーとしては自分と近くはなくすごく遠くもなく、くらい。私は服オタクで服屋と名の付く場所はなんでも見たい人間だったので、若い頃はギャルショップも出入りしていました。安いアクセが豊富なので、今でいうGUとかZARAとかH&M的な使い方をしていた記憶。90~00年代前半はファストファッション定着前で、安価なトレンド系は実質ギャルショップしかなかったかも。今のギャルは多分、SHEINだろうなあ。


余談。あの渋谷109のビルは札幌出身の竹山実という建築家の手によるものです。竹山実は、サッポロファクトリー、中村記念病院、北見北斗病院等、私が子供の頃から不思議な見た目だなあ……と何気に思っていた地元の建物たちの建築家で。大人になってそれらや109が同じ人に作られたと知りへえ~となりました。
竹山実自身はコンセプチュアルでポストモダンな、インテリっぽい作風の人だと思いますが、109はご存じ日本を代表するギャルの聖地。世界観としてはなかなか逆というか。そのこと自体が面白いなあと思います。つまり109って日本で最も有名なポストモダン建築とも言えるのでは。
ちなみに109は最初は普通の大人向けの商業施設で、ギャルブランド特化のビルではありませんでした。それがなぜ今のような業態になったのか?の経緯も、『ガングロ族の最期』を読むと分かります。

少し前にサッポロファクトリーに映画を見に行った時に撮ったもの。

20241104

北国のワンストラップシューズ

少し前になりますが、道立文学館で開催中の「氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち」展へ行ってきました。氷室冴子は北海道出身の小説家であり、1980~90年代に少女小説で一時代を築いた人でもあります。

岩見沢市で生まれ育った氷室さんの幼年時代を詳しく知られたのも嬉しかったし、小説家として生きていく決意をした経緯、少女小説ブーム、映画や漫画の原作、エッセイや大人向けの作品への展開、と時代の変化と氷室作品の関わりとを時系列で見られたのも良かったです。氷室さんの活躍した時代とは、少女たちを取り巻く社会や環境がさまざまに変化していった時代であったのだなということも感じました。氷室作品もそこに呼応していたのだなと。
あと岩見沢って自分にとってちょっとだけ縁のある町かなとも。父親の仕事の関係で子供の頃に連れられて行ったりもしていたし、岩見沢に住んでいた友達もいました。その友達も利用していたJRの岩見沢駅が火事で焼失して驚いたり、数年後新しく建てられた駅舎がグッドデザイン大賞を受賞してまた驚いたり。


個人的に改めてそうか~と思ったのは、『クララ白書』以前と以後でひとつがらりと時代が違う感じがしたところ。というのも、単純にコバルト文庫の表紙がもう違うんですよね。世界観が。
これを書いていた作家さんが、
こうなる。この間たった一年。
『さようならアルルカン』も内容に合っているしとても好きな表紙ですが、原田治のモダンなポップさは単純に世界が全然違う。というか『クララ白書』が今のエンタメ小説の表紙水準と比べてさえオシャレというか。このままグッズにできそうだもんな。そしてこのシリーズで氷室さんは大ブレイクし、少女小説家のトップバッターになるのですね。この2つの表紙の違いが、少女小説界全体ががらりと別のフェーズに変わった時期だったことを象徴してもいるように感じました。
ちなみに今気づいたんですが、ヒロインがストラップシューズを履いているのだなあ。母が作品のモデルになった寮のOGなのですが、昔は指定靴?上履き?が革のストラップシューズだったそうです。女子校だからね。

たぶん私より下の世代の方だとあまりピンと来ないかなと思うのですが、少女小説における氷室冴子の存在というのはとても大きなものがありました。
まず前提として、ネットもケータイもない時代にはコバルト文庫やティーンズハートといった少女小説は十代の女子の中で広く安定した地位があったんですよね。最盛期であったろう80年代を過ぎた私の十代の頃でも、当時一番有名だったティーンズハートの折原みとはよほど本に興味がないとかでない限り誰でも名前くらいは知っていたし、読んでいる子も多かったと思います。当時のオリーブで少女モデル時代の観月ありさが「折原みと先生の作品が好き」って言ってたなあ。後に超有名ナースになる人が『時の輝き』を読んでいたということか。
そしてその少女小説のポピュラリティの下地を作った一人が氷室冴子なわけですね。

氷室作品は私の頃だと、花とゆめで連載されていた漫画版の『なんて素敵にジャパネスク』が有名だったと思います。小説は『銀の海 金の大地』が雑誌Cobaltで連載中で、これもめっちゃ面白かったんだよなあ(未完)。ただ当時の氷室作品は女子がみんな当然知っているというより、本や漫画が好きな子は知っているという感じだったんじゃないかな。
作品自体がとにかく面白いし、既に少し上の世代の作家さんという感覚でありつつ少女小説の重要な存在として厳然とそこに在る、という印象を持っていた気がします。


あらゆる少女のために、女性のために、誰かのために、古代から現代までを駆け巡って作品を書き続けた氷室冴子。彼女は私にとって、架空の大きな女子校の中で代々語り継がれている伝説の先輩のような存在かもしれません。会ったことはないけれど知的で筋の通った、けれど明るくて優しい行動派の同郷の先輩。
まだ読んだことがないという方はぜひ。

文学館のカフェスペースでココアを頂きました。雨の日だったので温かくておいしかった。文学館や美術館に併設された素朴なカフェが好きです。
 
文学館は私にとっての少年世界的スポットでもある中島公園の中にあります。人慣れしていて遊歩道を横切りまくるカモたち。
 
札幌はもうだいぶ紅葉しています。