雪の結晶のピアス。少し前に地元のアクセサリーショップで購入したもの。天然石やシルバーのアクセがオリジナルのデザインで沢山あり、しかもお手頃なお店なのです。このピアスもオリジナル。
数年前にまったく同じものを購入し愛用していたのですが、粗忽者ゆえ破壊&紛失してしまい。好きなので再度買ったのでした。雪の結晶モチーフのピアスって他でもわりと見ますが、知る中ではこれが一番細かくて正確な作りに感じています。この細かさで大きさは5ミリほど。ラブリーというより端正で理化学的な雰囲気があって好きなのです。
ちなみにモデルが半ズボンで靴下留めをしてスケートをしている、という演出で言うと過去のメンズのトム・ブラウンでもありまして。
これは2006年かな。この時は多分本物のスケート靴。なので今回のレディースのほうはセルフパロディっぽい趣向でもあるのかなと思いました。少年な服を女性がファッションとしてストレートに着ていてしかも+靴下留め、というとまさに少年装的とも言えるかも。もっと言ってしまえば日本のカルチャーも知った上でのデザインかもしれない。
このブログって気づけば11年とか経つのですが、映画監督の名で一番書いたのって多分鈴木清順じゃないかと思うのです。「ピストルオペラ」って変わってるなあ、「オペレッタ狸御殿」見に行った!、「ツィゴイネルワイゼン」の衣装が……様々を事あるごとに書いてきたと思います。木村威夫さんの美術も本当に好きで。
鈴木清順が自分にとってどんな存在かというと、映画をあれこれ見出した十代や二十歳くらいの時期に、映画には色々なものがあり監督には個性的な人もおりその世界は広いのだということを教えてくれた人だったと思います。美的で妖しいものを現実に作り出してもいいということも教わった感覚がある。えっこれも映画で作っちゃっていいんだ!という何か心強さのような。
長いこと現役でいてくださったおかげで「巨匠の新作を映画館で見る」という行為がギリギリできたのも嬉しかったな。これって何気に大きいかも。新作が公開されることでその監督の旧作・名作を初めて知る若い世代っているはずだものね。
どの作品が一番好きかはちょっと決められないけれど、私の世代ではここが清順美学とのファーストコンタクトという人も多いかなということで、ピストルオペラを。