初雪。の解け残り。
ドラマ「ファーゴ」を見始めました。まだ途中。映画が結構好きだったのでドラマはどうかなあ面白くなかったらやだなあと二の足踏んでたんですが、いや全然面白いですねえ。ほんと今のアメリカのドラマってクオリティってすごいんだな。個人的には映画よりドラマのほうが良いかもとすら。きちんと纏まっている映画版よりいい意味で引っかかるゾワゾワを感じます。
私が良いと思う作品の条件って「見たあとに割り切れない何かが残る」かも。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」とか唯一そこが気になった。きれいで真っ当すぎて割り切れなさがなかったんですよね。それは決して作品自体の欠点ではないのですが。
映画版ファーゴの雪国のぽっかりと空虚な風景も受け継がれていて満足。半分くらいはこれが見たくて見る感じ。美しいのかもしれないけど生々しくありがたくない北国の描写が身につまされる(笑)。そもそもブラックコメディだし「絵に描いたような美しい雪景色」を俯瞰する感覚があるんですよね。そこが良い。
シャーロック君の相方ことマーティン・フリーマン、知る中ではこのドラマがベストアクトかも。そこまでバカそうでもないのに迂闊な小物、というキャラの表現がお見事。特別ファンではないですが「銀河ヒッチハイクガイド」は人生でかなり上位の映画なのでなんとなく意識はする俳優さんです。
モリー役の女優さんも映画のフランシス・マクドーマンドを彷彿とさせる上手さで魅力的。あとビリー・ボブ・ソーントンが。やっぱこういう役をやるとハマるんだなあ。ぼんやり「ノーカントリー」のハビエル・バルデムを連想しましたが、なるほどどっちもコーエン兄弟か。
小谷実由さんの生活に常についてくる青5色
初めて知った方でモデルさんなのですが、青いものがお好きで「流氷飴」とかノヴァーリスの「青い花」とか、素敵な趣味だなあと。黒とチェリーレッド以外のマーチンってあまり存在を考えたことがなかったんだけど、青いマーチンというのもかわいいなあ。
あとこのサイトの小島聖さんのトートバッグコレクションのページも好き。小島さんって雑誌で私物やお部屋を見かけるたびにセンスの良い方だなあと思います。スタイリストの金子夏子さんという方が好きなのですが、小島さんと登山仲間と知りなんだかとても納得しました。
BEAMSプレゼンツの40年間の東京のファッションと今夜はブギー・バック。だそうで。これはなんか私は貼らなきゃいけない人なのかなと思い(笑)。グランジの人が壁にもたれて座り込んでボーッとしているのはキマってらっしゃる状態の表現という解釈でいいのだろうか。