室内のヴィオラ。けっこう香りがします。
スミレとヴィオラとパンジーの区別をよく分かっていないのですが、この小さいパンジーみたいなやつは園芸上はビオラ・ヴィオラと呼ばれることが多いそうです。植物としてはスミレ科スミレ属。いわゆる「スミレっぽいスミレ」というとニオイスミレとかになるのだと思う。
横から撮るとえらく平べったいのが面白かった。そういえばこのアングルってあんまり見たことがない。
少し前にハマって続けて読んでいたゼーバルト。どれも面白かったです。「土星の環」は特に好きな一冊なのですが(なんたってタイトルがいいよね)、庭の黒葉菫の上で死ぬ男の話が出てくるのです。庭で黒葉菫を育てているので読みながらなんだかビクッとしていたという(笑)。確かに上で死ぬには絵になる花だなあ。
黒葉菫は確か雪印種苗で買いました。付き合いで行ったので特に何を買うつもりもなかったんだけど、広大な園芸店で売っている花の種類が相当豊富なのでスミレだけでも十数種類?数十種類?あって眺めていて。名前に惹かれて買ったような。
1984年のギエム。19歳かな。身体能力が高すぎて手足が長すぎて存在感がありすぎてもはやなんだかよく分からないみたいな感じがする。もちろんとても美しいですが。
ギエムって華がありすぎて周囲で踊るダンサーたちから浮いてしまう人というイメージがあります。主役だからそれでいいはずなんだけど、通常のレベルを超えてバランスがおかしいくらいにひたすら目立つというか。「国家的損失」ことオペラ座からの退団も、ひとつのバレエ団でずっと専属でやっていくというには存在が特殊すぎてある種しょうがなかったのかもなあ。