20230429

過去の除去(チューブ入り)

ゼット ロゼットゴマージュ

人間それなりの年数生きていると自分の肌の癖みたいなものも分かってきますよね。私の肌の癖のひとつに「季節の変わり目にターンオーバーが鈍る(おそらく)」というのがあります。
冬とから春とか夏から秋みたいな時期に顔や首の一部が軽度のアトピーのようなかゆみを伴う肌荒れが現れて、古い角質の除去を促すとわりと収まる、みたいなことです。皮膚科で診断されたとかではないのでただの経験則なんですが。

15年くらい前かな?肌荒れ時期に敏感肌用のクレイパックをすると落ち着くことに気づきまして。クレイパックってつまり角質の除去効果がありますよね。
そこを踏まえて、そういう時期になると頓服としてゴマージュ系の商品を使用するようになりました。そしてそれが全部普通に効いた。
つまり自分は季節の変わり目にターンオーバーが乱れる肌質なのではと想像するに至りました。で古い角質が溜まり、上からいくら保湿をしても内側に浸透せず荒れる。逆に言えば溜まった角質を除去してやると保湿もできて肌が収まると。なんとなくですが。
ちなみに普段はこういう除去系は全く使いません。年に数度です。皮膚が薄いので私にとってはあくまで一時的な対処ですね。

でまた肌荒れ時期がやってきたので、今年はロゼットゴマージュを試してみました。AHA系は初めてかも。これすごい安いんだね、400円くらい。ロゼットって長寿企業ですよね。そして数十年間ずっと角質除去系の商品を売っている会社では。つまり昭和の昔からずっとそういう商品の需要があるのだな。
結果的に、これも効きました。私の肌は多分除去系なら本当になんでもいいいんだな。えらくボロボロとカスが出てくる使用感なので楽しさとハラハラが両方ありますが、痛みとかもなく荒れも落ち着きました。人気商品なわけだなあ。

しかし自分の肌の理解ってまあまあ長い年月かかるものだなと思います。言っても私もなんとなくの機序が分かるまで10年15年はかかってますし。逆にそこが分かってしまえば大分楽とも言えるかもしれない。


 
く行く3階建ての喫茶店の3階部分。独特のレトロさを感じる建築で好きです。

20230425

春じたく

GUCCI Wide elastic garter belt with Double G
ッチで今期売られている靴下留め。やっぱりちょっとスクールっぽい合わせ方になるんだなあ。2023AWのコレクションで出ていまして、ランウェイだとこんな感じです。双子がいっぱい出てきたやつね。

この靴下留め、私はFIGAROのファッション写真で見て知りました。スタイリストの飯島朋子さん担当のページで、コーディネートがハーフパンツで少年っぽくてコンセプトもメンズライクな感じで。今もやっぱり靴下留めって少年的に使われるんだなあと思ったり。しかもバリバリのモードで。
その写真は今公式サイトでも見られます。→FIGARO6月号
飯島朋子さんは私が以前から好きなスタイリストの金子夏子さんに師事された方だそうな。なんだか勝手に納得。金子さんのセンスってどこかトラッド少年っぽさがあって好きなのです。

ハーフパンツ、私にとっては永遠の定番で手持ちも色々あるのですが、今年は久しぶりにしっかり履こうかなと最近一枚新調しました。
ここ数年ハーフパンツがわりと人気で、グルカショーツ的な裾幅広めのデザインが多いのが今回のトレンドの特徴かなと思います。自分の定番アイテムだからこそ敢えて今の感じを取り入れるのも好きです。
レディースだとスカート丈の流行がロングになって久しいですが、今スカートで一番潮が引き気味な膝前後の丈がパンツだとトレンドというのも面白い。さすがにロングも飽きてきたけどスカートだとまだ膝丈の気分ではないし、パンツならありかも、みたいな訴求なのかな。スカートよりカジュアルに着られますしね。



を見てきました。桜も大分咲いています。こちらでは梅と桜が同時期に咲きます。

20230408

ドーナツと回転木馬

幌駅のミスタードーナツには昔、回転木馬がありました。というと何言ってるん?と思われるかもしれませんが、本当にあったのです。店の真ん中にドドンと天井まで届くようなメリーゴーランドが鎮座していて、しかも私は子供だったので完全に見上げる形になり、その迫力は今でもはっきり脳裏に残っています。 
その回転木馬はいつしか撤去されたらしく、店舗自体も移転しています。

その後20歳くらいの頃だったか、家族に「昔ミスドにメリーゴーランドあったよね?」と聞くとえ~?みたいな反応をされまして。一緒に行ってたはずなのだが。どうも一般的に知られたことでもないらしく、確認もできない。
で、あの記憶は現実ではないのか……?となったりもして。なにしろ見たときは完全に子供だったので鮮烈な印象が残っていたとはいえ記憶に確証はないし、20歳頃といえばネットこそあったけど昔のことを検索すればなんでも見つかる時代でもなく(ちなみにわたくし1998年からネットやってるインターネット老人会であります)。 

が、また更に月日が経って数年前、ミスタードーナツには昔回転木馬がありましたよねという記事なり書き込みをネットでぽつぽつ見かけるようになりまして。だよね!あったよね!となにやらホッと&スッキリしたのを覚えています。しかも現役で存在する店舗もあるらしい。

これです、まさにこれ。こういうのが札幌駅にもありました。
 

けっこう衝撃的にすごくないですか?これ。完全に回転木馬だししかも二段だし動いてるし、なのにミスドだし。子供の私の記憶に強烈に残ったのも分かるし、大人になってから本当の記憶ではなかったのか?と自分を疑ったのも逆に分かる。なんか物語っぽいよね。

しかも札幌駅だと駅の中の店舗だったわけで、駅の中のドーナツ店の回転木馬、ってもうなんだか寮美千子さんとかクシー君とかジャン=ピエール・ジュネの世界のような。そういう光景の中でみんな普通にフレンチクルーラーとか食べてたんだなあと。
ドーナツというと思い出す、寮美千子『星兎』。イラストは鴨沢祐仁。 

回転木馬が現存する店舗は全国に3か所だそうです。
むしろまだ3か所も残ってるんだなあという感じもする。当時は札幌だけでも札幌駅含め2か所にあったんだそうな。全国で数十か所とかあったのかな。

そしてつまり、景気が良かった時代ってそういえば街のそこここにこんな空気があった気がするなあと。嘘みたいにお金や手間がかかってそうなファンタジックなものが、わりに普通にあった感覚というか。札幌なら「ノアの箱舟」もそうだろうし。今なら中国がそんな感じなのだろうか。
今ミスドで「店内にガチの回転木馬作ろう!」って提案したら一発で却下されるよねえ。むしろバブルもとうに過ぎた今でも3店舗も残せてるのはミスドの資本力のなせる技かも。

最近は辻利コラボのわらびもちポンデリングなるものを食べました。美味しかったです。商売上手ですな。

20230401

今日の道具

ETVOS ミネラルシルキーベール

私のベースメイクは長年、日焼け止め+コンシーラー+パウダーです。それらを使い終えては新調していってます。
日焼け止めは敏感肌用のシンプル!薬用!みたいなものの中から選ぶので制限もあるし、あまりコスメという感覚ではないかもです。ケアの範囲かも。コンシーラーも敏感肌用でここ数年同じもの。
この中では唯一パウダーは普通肌用でもわりと大丈夫です。なので新調の度にある程度自由に選べて、かつコスメらしいものかなと思います。

新しいパウダーの候補としてはTHREEも気になっていたのですが、使用期限が半年で。私の場合使いきれない可能性が高くて勿体ないので、ちょろちょろと調べてエトヴォスにしてみました。
正統派のお粉という感じで特別カバー力が高いとかではないですが、塗り終えて全体で見たときに不思議に肌がきれいに見えるのが独特だなあと思いました。粉質が良いのかな。あとコンパクトが小さめで便利そう。

 
最近のメイクは大体こんな感じです。
日焼け止めはNOV。吸収剤不使用系を渡り歩いていますが、これはNOVらしい堅実な使い心地です。手前右のコンシーラーもNOV。これは下手すると十年近くリピートしていると思う。何個目か覚えてません。なんでそんなに使い続けているかというと肌が荒れないから。ただそれだけのことが貴重なのだ。
アイシャドウはrom&ndのドライバイオレット、リップはMACと資生堂、アイブロウパウダーはRMKです。
日焼け止めの左隣の黒い棒はセルヴォークの眉マスカラ。これも結構お気に入りです。眉メイクって難しいなあといつも思うんですけど、今っぽいブランドの眉マスカラで仕上げるとなんとなく今っぽくなる。気がする。毛の質感ですかね。
手前真ん中の白い丸はサンホワイト。いわゆるワセリンです。ワセリンは精製度によっていくつか種類がありまして、サンホワイトが一番高純度です。私は普通のワセリンでも大丈夫ですが、この小さな青×白の見た目が好きで。


メイクとかコスメって楽しいし好きですけど、私は根本的にはメイクや美容において「美」を求める感覚が希薄な人間だなあと思います。
まあ小汚いよりは小綺麗なほうが良いかなとは思うけども、逆にいうと身だしなみの最低限ラインさえクリアしていれば特別「美」!でなくても構わないというか。昔からです。
じゃあメイクに何を求めているのかというと、肌の保護と、ファッションとして服と顔のバランスを取ること。私にとってメイクは服の付属品なんですよね。ゆえに楽しいともいえます。服に合うならノーメイクでも構わないです。
あとお化粧品って単純に、道具を調べて集めて使う楽しさがありますよね。現代の精巧な工業製品でもありますし。そこはカメラや茶道なんかの趣味にも似ているかも。