20220118

ミントとデザインズ

ればせながら今年もよろしくお願いします。今年もマイペースですがゆるゆるとブログをやっていきたいと思います。

上の写真は久しぶりの「ハッカ樹氷」。子供の頃からお馴染みの地元の銘菓です。CMソングも歌える。ハッカってつくづく自分のルーツの植物なのだなあと大人になってとみに思います。子供の頃は身近すぎて身近だという感覚すらなかった。もちろんオシャレなものだという感覚なんて一切なかったです。スースーするよくあるもの、という感じ。

ハッカ樹氷、ネーミングが良いですよね。山樹氷という会社のロングセラー商品で甘納豆にハッカの糖衣がかかったお菓子です。爽やか甘い味わい。地元の旅館に泊まると部屋にお茶セットと一緒に置いてあるものというイメージがある。大豆の豆菓子的な。あと親戚の家にあるもの。

 
 
のふたつ、とあるブランドの最新のコレクション写真なのですがどこのブランドか分かりますか? ハーフパンツにブーツにアウトドアっぽいアウター、アイビー的なブックバンドまで持ってる。きれいだけどトラッドでカジュアルですよね。どちらもどこか少年っぽくもある。日本人の趣味っぽいファッションでもあるかも。
実はどちらもディオールです。つまりハイブランドの中でも最高峰。のメンズとウィメンズ。
ちなみにメンズのランウェイはケルアックの『オン・ザ・ロード』の原稿の超長い巻紙を巨大に再現したものらしいです。だからブックバンドか。ディオールってお金があるなあ(あるよ)。

ディオールのようなザ・ハイブランドでも今は相当カジュアルなのだなあと。時代でもあるだろうし、デザイナーのマリア・グラツィア・キウリ(ウィメンズ)とキム・ジョーンズ(メンズ)がどちらもそういう資質の人だからとも言えるかも。普通に「服っぽい服」だもんな。
特にキム・ジョーンズは来歴からしてもおそらく相当日本の影響を受けた、日本人的なセンスのカジュアル・トラッドウェアの人だと思います。なので今のディオールのメンズを見ると、私はあら日本のブランドみたい~と思います。西洋のトラディショナルな服を作るイギリス人デザイナーのディオールのパリコレを見て日本のブランドみたいだと感じるのも妙な話ですが。でも本当にそうなんだと思う。

ウィメンズは膝下にベルト的なものが。おそらくリボンを後ろ側で結んでいるもの。ちょっと靴下留めっぽい。全体的にもそれこそ少年装っぽいよね。
ハイブランドの少年装的な服というと、少し前まではもっと繊細でモード的な雰囲気だった気がします。が2022年ではよりリアルクローズな感じがします。私は結構好きかも。そしてそういう波がディオールでさえ、ディオールだからこそ?起こってもいると。