一階には森彦のカフェと図書館が入っているときき新しい建物も見てみたかったので行ってきました。図書館は二階もあるのですが時間がなさすぎて一階を少し見ただけ。でも結構ゆったりして好きな雰囲気でした。ガチで本を借りるというよりパッと入ってちょっと雑誌とか読ませてもらう感じかな。思ったより人が多いわけでもなかったし、また今度来よう。
しかし森彦の勢いはすごいなあ。ここ数年で一体何店舗オープンしたのだろう。ホテルまでできたし。札幌の喫茶史で例えるならば若い世代の宮越屋珈琲、というイメージ。森彦は本店と支店はまた違う印象ですが。一番アンティックで喫茶文化的な濃度が高いのが本店かな。
駅前に買い物や何かで出たときに一番定番なのは徳光珈琲かなあ。窓の大きさもインテリアの調子も場所も混み方も、いつもとてもちょうどよくて好きです。そして珈琲が本当に美味しい。ここでカフェラテを初めて飲んだ時にえっこんな美味しいもの!?とちょっと驚いたのを覚えてます。
徳光珈琲が入ったビッセは緑の多い大通公園に面しているので、窓からの景色がとても良いです。
おそらくヴィンテージのイームズがたくさん。こんなに揃っているお店は珍しいのではないかな。フカフカしたシェルチェアかわいいなあ。座り心地もよいです。
シェルチェアって脚が木製のものとエッフェルというのかな?タワー型のものがおなじみだと思うのですが、古いものでわりとよく見るこの写真のタイプの形が妙に好きです。脚のサイドに四角い飾り?補強?がついている。シンプルとモダンとノスタルジックの混ざった、まさに20世紀の家具という感じ。
札幌は昔から喫茶店の多い街だとききます。大きな理由の一つはおそらく寒いからじゃないかと思うんですが(笑)。室内で温かいものを飲まないと動けない気温の日というのがあるわけで。地下街が多いのも同じかな。
私も子供のころから親に連れられてあちらこちらの喫茶店に入るのが当たり前だったので、人生から切り離せない存在ですね。無意識にそこにあるものという感じ。
そういえば少し前にジャミロクワイの曲が、札幌の地下街にインスピレーションを得て作られたらしいという話題があったっけ(『Virtual Insanity』説と『Didjital Vibrations』説があるそうですが)。寒すぎると街はSFになる……。
ちなみにバリバリに世代です。同世代の多くがそうだと思うけど完全に耳に刻まれている。音楽的にも結構好き。