20201224

モダン・ヴィンテージ・パフューム

MAISON VIOLET "CYCLE001"  公式サイト:★maisonviolet.com 

いま愛用している香水。メゾン・ヴィオレというおそらくはマイナーで小さな、フランスのブランドのものです。  
メゾン・ヴィオレはかつて19世紀から20世紀半ばまで存在した高級香水会社で、その存在を知った調香師学校の同級生3人が2017年に復活させたブランドだそうな。昔の香水の現物はeBay等で探したとか。現代だ。つまりとても古く同時にとても新しいメゾンといえるでしょうか。過去をベースに新しいものを作るのはファッションでも定石ですね。
Violet (maison de parfum) 歴史がWikiに詳しくまとめられています。 

なのでやはりHeritage(復刻)ラインが目玉のブランドではと思いますが、今回は復刻ではない完全新作ラインのCYCLE001に惹かれ購入をば。  
CYCLE001は言い表すなら“爽やか渋い”。イリス、アンジェリカ、ムスク、ウッディ等。透き通った水の気配も。ウッディ系って水の香りがしますよね?不思議だ。どこか鉱物の無機質さも感じる。植物の温かさも。人や日によって甘くも辛くもなりそう。 
あくまでモダンな日常向きでありつつ、根底に香水の重厚な歴史を感じるところが好みです。「重いけど軽い」みたいなもの好きなんですよね。普段使いしやすい上質な香水が欲しかったのもあり。

 
サンプルは公式サイトから取り寄せられます。フランスからさくさく郵送される。

 
こちらは昔のメゾン・ヴィオレの香水を復刻(&アレンジ)したHeritageラインのサンプル。10ユーロ+送料で5本セットって良心的だ。Heritageもどれも芸術的で素晴らしいです。フレグランス通の方にはこちらがおすすめかも。 
私はSketchがかなり好き。最初は病院の……消毒液……!?みたいな印象だったのが、肌に着けると一番しっくりきました。オリエンタルかつクール。スミレ党の方はぜひPourpre D'Automneを試してほしい。複雑で素敵なスミレです。なんたって「メゾン・ヴィオレ(名字だそうですが)」ですしね。

 
少し濃厚さが欲しいときには最近はこれかなあ。アニック・グタールのグランダムール。その昔買ったもの。本格的なEDPで当時は手に余り、最近ようやく気負わずに使えるようになりました。アニック本人が調香した中では最後期の香りかな。
CYCLE001が普段使いできるクラシカルならば、グランダムールはクラシカルで華麗だけど意外に繊細、みたいな感じ。案外かわいらしい香りであることに、今の歳になって気付いた気がします。


いま気になる香水はA Blvd. Called Sunset。調香師では私は昔からモーリス・ルーセルと妙に縁がありまして、そのルーセルの男性向けスミレ(!)だそうで興味が。もともとスミレとかイリス系の香りで有名になった人でもあります。
あとゲランのアプレロンデがやはり復活するようなのでいつか買えればなと。これもスミレだ。私はなんとなく、アプレロンデとシャネルのクリスタルあたりが人生で長く付き合う香りになる気がしています。クリスタルは確かエドモン・ルドニツカが関わっていて、知ったとき納得したなあ。爽やかなトワレなのに難解!という感じが。

20201206

極寒対策個人愛用機能製品

 多勝一の昭和30年代のルポルタージュ『北海道探検記』を読んだとき印象に残ったのが、「北海道民は寒さに弱い」と既に書かれていたこと。そう、道民は寒さに弱い。なぜなら暖房設備が整っているから。地元の人間にはわりとおなじみの認識だったりもするのですが、その認識が半世紀前には既にあったのだなとちょっと驚きました。ちなみに私は今石油ストーブのある部屋でこれを書いていて、薄手のセーターを着ていますがやろうと思えばTシャツ一枚でも過ごせなくはないです。

寒さに弱い身体で氷点下の中へ外出しなければならないわけですから、特に寒がりの私などはうまく防寒できるかどうかが人生の楽しさにも直結してきます。いやほんとにね。で愛用している防寒グッズなど羅列してみます。一応氷点下対応となっております。


チュチュアンナ ウール混リブソックス

別にチュチュアンナのじゃなくてもいいはず。ポイントはウール混。ウールが入ると暖かさが違うので。私は普通のリブのデザインが好きなので冬の普段用は大抵こういうのを買ってます。あとプチプラ靴下のウール×化繊は紺や黒の濃い色のものをおすすめ。白は毛玉が目立つので。逆に一足3000円とかのウール率が高いものは毛玉ができにくかったりするので、用途に応じて買い分けるとよいのかも。


グンゼ  シーファー 8分袖インナー

私のは去年買ったので若干違いますが、このシリーズが大好きで。これもウールが15%含まれていて残り85%は綿。綿ウールってやつです。ウール入りなのに肌が弱い私でもかゆくなく(これは本当に珍しいです。どんな技術力なのだ)暖かくて丈夫で天然素材100%というすごいやつ。下着メーカーはグンゼが一番好きだなあ。なんだかんだ素材や縫製のレベルが違う。普通の紺とかグレーもあるとなお嬉しいのだけども。同じシリーズのレギンスもおすすめ。


無印良品 足なり直角 リブ編みタイツ

これはすごく防寒のためというより冬に履くタイツならこれが好きだな、という感じかな。綿73%で履き心地がよく色も良い感じでおしゃれ。で厚めでなかなかの暖かさです。無印の靴下類は多分FALKEとかそのあたりをパ、じゃない参考にしてるんでしょうね。


コロンブス ウインターインソール

靴に冬用の中敷きを入れるとマジで暖かさが違います。ほんとに違う。のでおすすめですが余裕のある靴でないとキツキツになってしまうのが難点かな。冬は靴下ももこもこしているので靴の中のスペースの闘い。コロンブスのこれは靴用品専門メーカーだからか作りがしっかりしていて、暖かさのわりに極端に分厚くもなくて好きです。サイズ展開も豊富。


★何かしらのマフラー

そのまま。いやそりゃみんな使うよって感じですが、首回りに風が当たるか当たらないかで寒さって全然違いますよね。個人的に好きなのはカシミヤのもの。暖かいし肌触りがやっぱり良い。といっても古着屋で安く買ったものとか親のおさがりとか。巻物系ってお土産でもらって売る人とかが結構いるのか、古着屋でイギリス製カシミヤ100とかイタリア製ウール100の美品や未使用品をお手頃価格で見かける気がします。欧州のは色がきれいだし。


パナソニック 電気あんか

防寒というより寝るときのあったかグッズですね。すぐ温度が上がるし、平べったいので腰の下でも足の下でも好きなように敷けて好き。私はわりとこれがないと生きていけません……。パナソニックのものは温度調節がついているのが良い。あまり長時間使うと良くない気がするので、別売りのタイマーも買おうかなあと思っているところ。



コートはやっぱりダッフルが好きかなあ。ずっと単にデザインが好きなんだと思っていましたが、基本暖かいものだからこそ好きなのかもしれない。ロング丈は更に格段に暖かい。個人的な趣味だと写真のメンズのものくらい武骨なやつが好きでこれも着ますが、普段はもう少しレディース寄りの形を着ることが多いです。


傑作北国映画&ドラマの「ファーゴ」では、主人公の女性警官が大きなスノーブーツで外を歩き回って捜査をします。SORELとかかな。この実用!という感じのスタイルがなんだか好きで。こういうガチのスノーブーツ、北海道だと履いている人は結構普通に見るし、生活スタイルにもよると思いますが特別オーバースペックでもないのだと思います。なのでおかしく見えない。実用でこのレベルの防寒製品を使えてしまう寒さの地元を、本当に面倒だなと思うこともあれば、映画みたいだなあと思うこともあるわけです。

20201112

昭和の令和のワンピース

くなりまして。こちらは第三波?第四波?が来ているということで一応気を付けながら生活しております。札幌って気温が低い&人口が多い&歓楽街がある、のコンボだもんなあ。


雪と落ち葉。ちょうど秋と冬の境目。
靴はエーグルの乗馬ブーツ、ワンピースは80年代のピンクハウス。
ブーツは十年以上履いている本当の乗馬用の。街でも普通に歩けます。足首部分の可動域がほぼないので階段でカックンカックンしますが慣れればまあ大丈夫。
あとこれめっちゃ暖かくて好き。膝下にぴったりの形かつ一体製法のゴムなので通気性が全くなく、故に暖かいという。雪も雨も風も一切通しません。つまり暑い時期には地獄かもしれないな。

ワンピースは金子功さん時代の古着。を最近新しく買ったもの。
私はぱっと見ピンハと分からないようなストーンとしたポリワンピが好きで、その典型かも。というか当時はピンハの王道だったのが今は王道に見られなくなったデザインというべきか。
ドットが小紋っぽいのも金子さんらしいなあと。古い着物を昭和のお母さんがワンピに仕立て直したみたいな感じが。

永遠に色褪せない、水玉ワンピの有用性について。【ファッションプロの週間コーデ予報/谷藤知可子編】BY VOGUE JAPAN 
好きなスタイリストさんが私物の古いピンクハウスの水玉柄ワンピースを紹介されていて、おお、となりました。やっぱお洋服好きの大人の方は持ってるんだなあ。持ってるだろうなあ。





ンピースつながりというわけでもないのですが、最近YouTubeで見た明菜ちゃんのこの動画が一気にいろんな衣装を見られて楽しかったので。絶頂期だしバブルだしまあ衣装が豪華。衣装以外も全部豪華。
特にこの肖像画がいっぱいついたみたいなやつがお耽美ゴスロリアイドルって感じで好き。むしろ明菜ちゃんが先祖の一人ですよねこういう服のデザインって多分。聖子ちゃんの衣装もキョンキョンの衣装もそうですけど、なにしろ見ていた人の数が桁違いなので。セットもトランプでぴったり。

20201023

花の布

KENZOといえばやはり柄のイメージがあります。華やかな花柄、民族調の刺繍、布の上に重ねられた布。つまりは全体が柄そして布というものに集約されるデザイナー、それが高田賢三さんなのかなと。 
世の中には布という物体に極端に惹かれるタイプの人がいると思っていて。私は多分ちょっと違うし(好きですが)、たとえばKENZOやドリス・ヴァン・ノッテンやミナ・ペルホネンに非常に惹かれる人はそうなのではないかと思う。タイシルクとかヴィンテージのレース生地をすごい量コレクションする方とか。

布や柄へのそこまでの情熱はなかったとしても、そんな自分でもああこれ好きだなあとしみじみ感じる布をやはりKENZOさんは作り出せる方で。柄に本当に惹かれて数年前に購入したのがこちらのワンピース。
形からしておそらく70年代から80年代初頭あたりのKENZO Paris。なのでフランス製です。KENZOさんがパリコレで華々しく活躍されていた頃のものですね。作りがやはり良くて古いものですが着るとすっと体になじみます。
釣鐘型の花の柄が本当にかわいい。私が持っている服の中で一番好きな柄かもしれません。ベースが落ち着いた青色で麻素材なのもとても好みです。

女性のクローゼットの中にあって、毎日着るわけではないけれども大切にしまっておいて何かふとした時に着たくなる、そういう一着を作り出せるデザイナーがKENZOさんだったのかなと感じます。



2011年、アントニオ・マラス時代のKENZOコレクションの映像。1:36あたりからがKENZOさん時代のヴィンテージを使ったオマージュとしてのコーディネートで、民族調でめちゃかわいいです。これ大好き。音楽や演出も良い。アントニオ・マラスってやたらショーの演出が上手い人だったなあ。
KENZOさんの服はベースに伝統衣装の感覚があるからか、本当に時代を超越したものが多いと思います。数年前にあったKENZO×H&Mコラボもこの時のコレクションが下地のひとつになっていた気がする。

20201010

ちいさくて、厳格

っすら不便と気づきつつもすごく不便ではないので買わないまま何年も経っていたもの、それは自室に置く時計。スマホやパソコンがあるので時刻が分からないわけではないのがネックで。
つまり腕時計をつけ忘れたときと同じジレンマなんですよね。あれば一瞬で時刻が分かるけど、なくても二瞬くらいで分かる。一瞬差(?)くらいの不便さであるために、購入を先送りにし続けてしまうという。腕時計もなくて超困りはしないけど、腕で見たほうが速いは速い。

でまあ何がきっかけだったのか、なんとなくもう買おうという気持ちになり、初めてBRAUNの時計を購入しました。手のひらサイズ。一番シンプルで簡素なモデルなのかな。
まあ一度は使ってみたいしくらいの感覚で選んだのですが、実際に手に取り使っていくうちに段々しみじみとコレ良いなあ、不思議な時計だなあと感心するようになりまして。

素材はぱっと見まあまあチープです。というか安いので。無印より安いかも。でも佇まいが妙に「高い」のです。プラスチッキーな黒い小さな箱なのに。謎の気高さみたいな雰囲気すら漂っている。
つまり字体や素材感や、その他いろいろな面を含めた全体のバランスがすごく考えられているということなのだろうなと。完成度の高い普及品のプロダクトデザインとはこういうものなのかと改めて知ったような。ブラウンってすごいなあ。熱狂的なファンが多い理由が少し分かった気がしました。さすがAppleの元ネタ。
私はアナログにしましたがデジタルのと迷いました。これもすごくかわいい。


 
イルカラーあまり塗らないのですが、たまにふと色を置きたくなります。指の先に色がついてるのってよく考えるとなんか面白いよね。 短い爪に季節に応じた良いなあと思える色をしゃっと塗っただけ、みたいな感じが基本的には好きです。肌が弱くて爪で掻くとダメージになるのであまり伸ばせないというのがそもそもの理由ですが。

Ducatoのネイルは色出しがかわいいななんだかセンスがいいなと以前から思っていて、店頭で見かけたブラックベリーという色が秋らしくて気に入ったので買ってみました。そういう名前の携帯があったな。
シャンティって井田コーポレーションなんだなあ。化粧品会社って百年企業が普通にたくさんあるのが面白いですよね。近江兄弟社とか、子供の頃リップクリームの裏側の社名を見てオジサンの兄弟の姿を想像したりしていた。新しい感覚も必要だけど、変わらない安心感も必要なものだからなのかな。十年二十年単位で同じ化粧水を使い続ける人とか、全然いるでしょうしね。

20200906

いつかのボーダーシャツ


ういうボーダーTシャツが好きです。マルチボーダーで伸縮性があってタイトめの、なんということのないデザインのもの。服に興味のないアメリカの人が適当に着るようなやつ。なのであまり高級感がないと尚よろしい。
これが意外と売っていません。多分なんてことないので。つまり特にお洒落なデザインではないから。ゆえに、きっちり市場を調査して洗練された商品を売るユニクロや無印なんかだと基本見ない。あっても適当感のないきちんとデザインされたものだったりとか。
上の写真のものは一年くらい前にForever21にあると目星をつけて買いに行ったもの。しかも売れ残ってセールで500円でした。ZARAには無いんだなあ。ZARAはお洒落だからね。その時点でForever21の店舗全体になんともいえない雰囲気が漂っていましたが、半年後くらいに経営破綻したのでありました。さもありなん。

好きな理由は自分でもよくわからないのですが。子供の頃に見ていたような映画で登場人物が着ているイメージがあるからかなあ。あと90年代にはこういうの流行っていた気もするな。




「スタンド・バイ・ミー」の一人が着ている赤ボーダーT。なんか好きです。もう一人襟ボーダーの子もいるのでキャスト4人中2人という高ボーダー率。リバー・フェニックスが白Tとデニムのシンプルさなのが既にイケメン担当という感じ。



「恋する惑星」。これもかわいい。上が横縞で下が縦縞なんだな。この映画、世代っちゃ世代なんですけど微妙に自分より少し上の人たちの好きな映画というイメージ。なのですごく馴染みがあるしそこまで馴染みがない、みたいな印象。



「レオン」のマチルダも実はボーダーを着ているのですがこれはニットかな? マチルダの服はチョーカーとか髪型とかMA-1のほうがよく知られますね。

ちなみに、日本で一番確実にこれ系のボーダーTを買うのならロバートPミラーのものかなと。こちらはアメリカの老舗のメーカーで品質もデザインもちゃんとしていると思います。セレクトショップでもよく扱われているイメージ。メンズもレディースもあり。


これだけ日本で洋服が作られる現代でも、欧米だと普通にあって日本のブランドでは基本作られないタイプの洋服というのは結構あるようで。
ティードレスなんかもそうだろうし、こういうTシャツもかなと。おそらくは日本人のキッチリ好き&スタイリッシュな感覚からちょっとはみ出るタイプの服。であんまり売れない。ので作られない。”割り切れない”服というか。
「GAPにはあるけどユニクロにはない(※お洒落とは言ってない)」感じの服。そして私はそういう服がなにやら好きなんだと思います。

20200822

鈍い光

スクが必須の今年、耳にかけるゴムが引っかかったり邪魔になったりしづらいイヤーカフが人気なのだそうで。私はあまり気にせずピアスも着けてしまいますが、実際よく引っかけております。フープとか切れ目の部分にゴム入れちゃうのよな。
そんなことも頭にあったある日、たまたま見かけたポップアップで気に入り購入したイヤーカフが写真の真ん中のもの。hermanasという個人ブランドさんのものです。
★hermanas
こちらのブランド、とてもかわいい。ヴィンテージパーツを使ったピアスや真鍮製のリング等、端正で雰囲気が良くて少しだけ主張がある感じ。丁寧なつくりなのにお値段もわりあいお手頃。後日取り扱いのある別のお店でピンキーリングも購入していまいました。両方かなり愛用しております。

真鍮のアクセサリーって好きだなあと。真鍮はシルバーやゴールドやプラチナに比べるとアクセとしてはマイナーな素材だと思いますが、その「道具」っぽい存在感が好きです。家具の取っ手なんかにもよく使われますね。
あと私は純粋なゴールド色は肌に合いにくいことが多いのですが、真鍮は少しピンクやブラウンがかった色味が多いからか、あまり違和感がないようです。しいていえばたまに磨くとかちょっと手入れは必要かな。

そういえば初めて気づいたのが、自分の耳が今風のイヤーカフに向かない形なこと。多くの人の耳って大抵内側に「山」というかフチがあって今のイヤーカフは大抵そこに引っかけるデザインです。で落ちない。
が私の耳はその山の部分が妙に浅い。下手するとスッポンと外れてしまう。調整や着ける場所を工夫すれば落ちないことも分かったのですが、人生で自分の耳の「山」が微妙に特殊な形状だなんて考えたこともなかったので発見ではありました。いくつになっても知らない身体の部分ってあるものだなあ。




年のレモネード。夏に何かしらのレモネードを飲むというのがここ数年なんとなく習慣?癖?になっていまして。これは佐藤珈琲の。とてもおいしかった。
レモネードっておいしいんですよ。いやそりゃそうじゃないのって感じかもですが、ちょっとお洒落なカフェや輸入ものを扱う店の瓶レモネードともなるとまずハズレなくおいしいです。なのでその信頼もあってよく注文するようにもなったかも。あとやはり夏には限りなく似合う飲み物ですね。

20200814

瓶詰めの夏


族が作ったドクダミのチンキ。40度のウォッカに漬けたものです。ドクダミは庭の。虫刺されにすごく良いという噂を聞いたことがあったので、腕にぷっくり刺された箇所を発見した朝に塗ってみたところ、その日の夕方には跡形もなく消えていてびっくりしました。かゆみもなし。そ、そんな効くことある!? ほんとかなー。ほんとなんだけども。すごい。
写真でこう見ると博物館に並んでる植物標本っぽい。というか実際ものとしてはほぼ植物標本ですね。





見ハッカ通商のハッカ飴。ハッカの葉の形になっていてかわいい。
子供のころから見慣れた商品です。私が住んでいた地域や親戚の家が多い地域って多分、日本有数のハッカと縁の深い場所なんですよね。なので他の地域でのハッカとの距離が逆にわからないのですが、物心つく前からハッカを使った飴やクッキーやミントオイル等々が身の回りにごくごく普通に存在していました。スーパーで買う大福とか饅頭みたいな感覚。
なのでこの飴もあああれだなあという感じ。味は昭和のハッカ飴のそれ。「ミントキャンディー」とは明らかに違う、素朴なおいしさです。松本隆が書くところの薄荷キャンディーはどっちの味なんだろうな。都会の人だから舶来のミントキャンディーのほうかなあ。





野宏文『モード後の世界』
ファッション界にはお洒落な方というのはもちろんたくさんいると思いますが、話すこと書くことをきちんと聞きたいなと思う方となるとそんなに多くはないのかもしれず。私にとって、そしておそらく他の服が好きな人たちにとっても話を聞きたい対象の筆頭であろう存在が栗野さんではないかと。
私ももう十年以上憧れているのかな。栗野さんは長くFIGAROでエッセイの連載をされていたのですが、いつか書かれたものをまとめて読んでみたいなあとは思っていて。今回初の著作を出されたということで読みました。

中身はやっぱり好きだったなあ。面白かったです。私のブログを読んでくれてるような方なら好きかも。いちいち納得するしかないことを淡々と書かれている感じ。この現実的なところが私はすごく好き。ファッションってつまるところ客観性のものではあるでしょうしね。
そしてすごく読みやすいです。意識的にある程度誰にも分かりやすく書かれているんじゃないかな。平素かつ冷静というか。意外と敷居は高くない本だと思います。

個人的には「戦後と草食系男子」の章が面白かったです。栗野さんも草食系を自認されるとのこと。そのあたりが世界にも類を見ない日本人のファッション感覚に関係するのではないかという内容。
戦後の日本人男性のモデルは明仁上皇の草食系男子感にあるのではとか、日本でずっと人気のジャニーズ事務所の子たちは中性的でジャニー喜多川はガチの戦争体験者で反戦の人だよねとか。そこまでちゃんと見ているのだなと。視点の持ち方があくまで市井の商人としてのそれなんですよね。そこが好き。



『モード後の世界』というタイトルも好きで。栗野さんは去年の時点で「モードは終わった」と題されたインタビューをされています。「神は死んだ」みたいだ。これを踏まえてのタイトルだと思う。このインタビューも面白いのでおすすめ。

20200709

組み立て式欧州


んだんとこちらも暑くなってきました。クーラーはまだつけていませんがもうすぐかなあ。しかし毎年7月に入るのって本当に早い。
飲むものもだんだん冷たいものが増えてきました。上の写真は氷で薄まるしと思って濃いめに入れたら濃すぎて抹茶みたいになった緑茶です。水で薄めるのも面倒だったのでそのまま飲みました。適当だなあ。そして自然光の感じがやっぱりもう夏。




りと長い間……一年くらい?デスクチェアを新調せねばなーどうしようかなーと悩んでいまして。私の物の買い方として、冗談かというくらい調べつくして考えて考えて買うというルートがありまして。本当に5年とか考えることもある。もちろん特に悩まずパッと買うものも全然ありますが。今回は家具なので結構時間をかけてみました。

調べている間に何をしているかというと、予算との兼ね合いとかどういうメーカーかとかスペック云々とかもありますが、結局のところ自分にしっくりくるものってなんだろう?というのを考えているということだと思います。良いものだとしても自分が好きでなければ長くは愛しづらいからね。
で色々見た末に一番ピンと来たのがArtekのごくスタンダードな木製の椅子。建築家のアルヴァ・アアルトによってデザインされたのはなんと1935年。こういう椅子の定番中の定番のモデルだと思います。私の中の「しっくり審査員」もGOサインを出したので晴れて購入いたしました。

で届いてみるとやっぱり良い椅子で。座面とか真っ平なんですけど座っていて不思議とホッとできるのですよ。わりと長時間座ってても平気。木目も美しいし日本の家になじむし、人気のモデルな理由がわかりました。
新しくてまだまだ色が白いので、ヴィンテージのもののようにじっくり飴色に育てていくのが楽しみです。何十年かかるかなあ。


ちなみに。この椅子の購入にあたって何気に超重要では?と思ったのが「組み立てるときのドライバー」でした。そうこれ組み立て式なんですよ。組みあがってるのをお店で買うこともできますが。
日本やアメリカとヨーロッパとではネジの規格が違うため、Artekのように欧州製の家具を組み立てるときにはそれ用のドライバーが必要です。つまりIKEAとかもそう。ポジドライブといいます。
が、これって多分あまり周知されていなくて、なまじ日本のドライバーでも使えなくはないために無理して組み立ててネジ頭が潰れちゃったりしがちのようです。
Artekもネジがきついみたいな話を聞くのですが、多分ドライバーが違ってるのではと。ポジドライブでやったところ特に器用でも怪力でもない私が普通にさくさく作り終えられたので。
……というようなことを延々調べたり準備したりするのも好きなので、結局ものを買うのに時間がかかったりしてしまうわけだなあ。

20200618

機械ひとまわり

ロナも落ち着いてきたようなそうでもないような? ということで、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こちらは一時期に比べればだいぶ平常に戻りつつはありますが、やはり街中ではみんなマスクをつけているし、なんとはなしにしずしずと生活しようとしてはいるような。少しだけ以前の生活に戻っていて、でもやはり完全な普通とは違う。おそらく他の地域の方々も同じような感じではないでしょうか。

しかしこうも大きなことがあるとこの時の感覚を記憶しておきたいというような欲が妙に出てきますね。記録欲? 作家さんとかもこの期間の感情を記録にとどめることに専念している人が多いのだろうなあ。
そして人間ってやっぱり忘れていくもので、やはり1,2か月前のピークのときの感情そのものはどうももう薄れてきている気がするんですよ。私が特別忘れやすいのもあるとしても(笑)。げに人間とは。




そんなときでも、そんなときだからこそ? お菓子は食べたりするわけで。これは六花亭ですが、北海道民にとっては六花亭はスーパーで買えるお菓子だったりします。チェーン店が入っていることが多いので。路面店は私にとっては二階のカフェでピザを食べるところ。
「おかげさま」はお気に入りで、いかにもあんこが入っていそうなビジュアルですが最中に挟まっているのはあんこのような食感のチョコです。おいしい。あとこれ見た目がすごく好き。日本の雪の結晶の柄である雪輪の形です。北海道らしいかも。




んなときでも、こんなときだからこそ? 最近またちょっと写真を撮るのが楽しくなってきています。上の写真はなんだかサバンナのように撮れた地元の空き地です。

今は若い人の間でフィルムカメラが本当に流行っていますよね。数年前までは使う人ももちろんいたけれどあくまでカメラが趣味の人がという感じだったと思うのですが、今は普通にフィルムで撮る子が増えた感じ。チェキがイベント等でメジャーになり、写ルンですがブームになり、フィルム自体を使ってみる人が増えた、という感じでしょうか。

そういえば10代の頃にそれこそ写真を応募したときの賞品でもらったオリンパスのカメラがあるのですが、少し前にそれとおそらく同じ機種のカメラを今20代のベラ・ハディッドが使っていて一瞬えっ!?となりました(笑)。完全に時代が回っている。
で私はそのカメラをそれほど古いものと思っていなかったのですが、ベラにとってはもちろん古いカメラなのだと思う。「家に普通にあるものがヴィンテージとして扱われている」現象、洋服でならありますがカメラは初めてだ、としみじみいたしました。

20200503

SFの日々のお菓子


実逃避というわけでもないんですけど、このところ現実がとてもSF小説的だなあと折りにふれ思います。というか、SFがそもそも現実でありうることを様々の資料から予測して描かれるものでもあるわけで、そう感じるのも不思議ではないのかも。現実なのにSF的、ではなく現実ゆえにSF的。

北海道は全国でもとりわけ感染者が多い地域ということで、暢気な私もさすがに不要な外出を控えるようにしています。といっても普段の日々は特別厳しいとかいうこともなく、他の地域の方たちと特に変わらないのではないかと。もちろん買い物も普通にできますし、多少散歩もしますし。交通機関も動いてますし。気を付けるに越したことはないけどね。


そんなわけでなんとなく家で何かしら食べることが多くなってますが、さすがに体重が気になる。運動不足って怖い。面倒なのは今は変に食べる量を減らすのもしたくないなってことなんですよね。免疫や体力が落ちるのは避けたい。なんとなくラジオ体操してみたりして。


雪組の皆さんによる正しく美しいラジオ体操。中性的な金髪の人々が白ジャージ姿で指先までピシッと揃えながら団体で体操をしている絵、宝塚のシュールさがある意味端的に表れていて面白い。センターの男役さんは当時のトップスターの早霧せいなさん。美形です。


一番上の写真のクッキーは2か月くらい前だっけな? ヒシガタ文庫で購入したものです。三日月型と鍵型。かわいい。こういうのもなかなかパッと買いには行けなくなってしまったなあ。


こちらはまだ買いやすいほう。北海道のメジャーなローカルコンビニであるセイコーマートオリジナルのチョコミントアイスです。なにがすごいって地元のハッカが使われていて産地まで大きく書かれているのが独特。ご当地だ。味はハッカ!という感じ。普通のミントチョコより一段鋭い味だと思う。和種のハッカってそういうものなんだろうな。

20200409

デイリーのフレンチ

GU×KEITA MARUYAMA

以前から「丸山敬太さんはコラボもののデザインが異様に上手い」説を唱えている私なのですが、GUも同じ意見だったようでここにきてコラボが。これめっちゃかわいいねえ。崎陽軒とのトリプルコラボだそうな。
本家ケイタマルヤマの過去のテキスタイルたちもそのまま使われていると思います。レモン柄とか船柄とか。かわいいんだこれが。ケイタさんのデザインはリーズナブル系のつくりでもかわいさがちゃんと発揮される印象です。
今はフランフラン×ケイタコラボもやってますよ。そろそろあまり売ってないかな?こちらも流石のキュートさです。




めるともなく枚数が増えていくもの。最近はプチバトーのTシャツです。おフランス。数年前に久しぶりに購入して以来ぽつぽつと増えています。
初めて買ったときは中学生だったかなあ。十代にも買えるくらいの値段です。しかも長持ちするし合わせやすいし、いい買い物してんな中学生の私。当時からブランド云々を調べるのが好きなオタク気質だったともいえる。ヘインズのボーイズサイズのパックTも好きだった。あれまた着たいけど今無いような。ヘインズは布がペラペラなのが好き。あれがしっかりした素材だと逆に風情がない気がする。

プチバトーはとにもかくにも着心地が良いです。元は赤ちゃん用の肌着ブランド。綿100で伸縮性もあり、すぐにヘタることもなくしっかりしています。ユニクロや無印の無地Tも便利で普段よく着ますが、プチバトーは普段にもちょいよそゆきにも良い感じ。
やはりそこはフランスなのか、デザインが何とも言えずイイのですよね。普通でありつつどこかシュッとしている。子供服も絶妙にかわいい。大人のアパレルだとカルヴェンとのコラボとかかわいくて欲しかった記憶。フレンチロリータ的!

写真は手持ちのプチバトー。半袖半袖長袖色物。今年はフレンチな赤が着たい気分なので初めて色物も買ってみました。この赤も色味が好き。ヨーロッパの色のセンスはやっぱりすごいと思うんだなあ。歴史なんでしょうね。
サイズは大人の女性だと「16ans(16歳)」がMくらい。私は基本これです。Sって表記されてますけど日本のMの感じ。若い方やスリムな方なら一つ下の14ansもぴったりしててカッコいいと思います。タグの船のデザインもマリンで好き。

20200328

最小形態


年よく使っているピアス。たまたま地元の店のポップアップイベントで見かけて購入した個人作家さんのものです。氷みたいでかわいい。他のタイプもかわいくて悩んでこのデザインにしたのですが、使ってみるとこれが便利で。大仰ではないけどちょっと存在感がある感じが絶妙でわりとあらゆる時に使えます。結構褒められる。
C i e _
インスタに作家さんのアカウントがあったので。


アクセサリーはある程度トレンドを追いたい気持ちと定番のものをずっと使いたい気持ちの両方があるなあ。洋服もそうですが、アクセのほうがよりその傾向が強いかも。全体の味付けとしての要素が大きいからでしょうね。アクセのあしらい方で今風にも定番的にもなるから。

アクセサリーブランドを一生でひとつだけ選ばなければいけないとしたらティファニーかなあ……。ティファニーってめちゃくちゃ普通じゃないですか。そこが好き。元文房具屋というのも好き。あと多分この世で一番好きなアクセサリーデザイナーがエルサ・ペレッティなので。あ、買えるかどうかは別ですよ。
あと私は基本的にはベタ山ベタ子さんなベタ人間なので。アクセはティファニー腕時計はロレックス香水はシャネルジーンズはリーバイス。みたいな。これも買えるかは別として、本当にそんな趣味です。しっくり来る好きなものを選ぶと結果的にそうなる。おそらく顔とか骨格がそういう普通のものが似合いやすい方というのもありますが。超一般的なんだろうな。


普段使いとか実用とは別世界のファンタジーとして大好きなジュエリーデザイナーなら、ディオールのヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ。この人天才だよね。



20200322

粛々・眠々

ロナウイルスで大変な今日この頃、みなさん大丈夫でしょうか。私はコロナとは直接関係ないのですが、この1か月の間にまあいろいろいろいろありまして。書き出すと長くなるのでそのうちまとめて書いたりするかなと思います。あ、とりあえず元気です。

コロナ……。私は1月の末あたりに以前からよく見ているニューヨーク情報が載っているサイトで、アメリカの有名大学が去年算出したというウイルスの爆発的な感染者数増加のシミュレーションを見かけまして。ビル・ゲイツが共催とかで。それが結構とんでもない人数だったんですよね。文字通り桁が違う。あくまで仮想の数字ですが。
それから2か月近く経ち、各国で少しでも抑えるためにみんな必死で努力している最中なわけですが、改めてその仮想の数字の現実が近づいている感覚もあります。嫌な実感だ。

とりあえず私は手洗いがんばろう……。あとよく寝て食べようと思います。それは元からやってるか。



ターオープナー。pencoのもの。これネットで見かけてから欲しかったのです。しかしこういう300円とかの小物ってそれ単体で通販するのもなんだし、かといって店でも欲しい色がちょうど無かったりなんだり。で結構経っていたのですが最近他のもののついでにamazonで買ってみました。
水色も好きだし金との組み合わせも好きだしなんといってもCOMET(彗星)というのがね。良いですね。形全体も彗星を表していると思われます。他にもカラーバリエーションあり。



最近の持ち歩き文具。私はA6サイズの綴じノートをコレクターレベルで試しては使ってきた人間なのですが、安心と信頼のLIFEノートはやはりデザインも書き心地も一級品です。とりあえずこれにしておけば間違いないという感じ。
ツバメノートとかLIFEの他のタイプも物はもちろんいいんですけど、自分が使うには厚すぎたりちょうどいい厚さのがあまり取り扱いがなかったりで難しい。買いやすさととりあえずの安定感でいえばやはり無印かなあ。

ケースはロルバーンの。最近出てるシリーズなのかな?紺地に黄色のデザインも航空会社グッズぽくて好きだし必要なものが全部入るサイズ感でとても気に入ってます。あとは耳栓とかブレンとかずっと使ってるLAMYとか。
右上はMONOの修正テープなんですけど、歯車が見えるのがすごく好き。一番手軽に買えて実用できて安価な歯車のついた道具って修正テープではないだろうか。


こんなのです。

20200222

町は標本瓶のなか


立近代美術館の「北海道151年のヴンダーカンマー」展を見に行ってきました。古いものもあれば現代美術もありというヴンダーカンマー的な視点による展覧会という感じでした。
基本的にコンサバ(だと思う)な近代美術館にしては今風といいますか、楽しい展示だったと思います。

私は生まれて40年弱なのですが、その間にも結構"北海道"の歴史への社会における捉え方や表し方というものが変わったという感覚があります。変わったというか、変えたほうがいいよねという意識が明確になったといいますか。
ここ数年で個人的に変化を一番はっきり感じたのは北海道博物館のリニューアルオープンかなあ。元は北海道開拓記念館という名称でしたが、アイヌの人たちがいたこと、開拓される前から土地自体は当然ずっと存在していたこと、そういうことをきっちり展示にも出しましょうという意図が見て取れたわけです。
今回のヴンダーカンマー展もそういう意識の上に展示を作られているのだなと。

展示全体にすごく多かったのが「標本」で。江戸や明治の昔から今現在のものまで、北海道はありとあらゆるものたちが様々な人たちによってひたすら採集・標本化されている土地なのだなあと改めて思いました。なんかこう、とにもかくにも採集対象なんだな北海道って。
それは結局自然が広大すぎるからだとは思う。なんだかんだ異常ですもんね北海道の自然って。道民ですらおいそれと見て回れない……。


常設展も良くてですね。前回のアイヌの手仕事展のときにも見ているのですが、二度目でもやっぱり良かった。瀧川嘉子さんというガラス彫刻家さんの作品が多く展示されていて、それがどれもとてもかっこいいのです。無色の未来都市のような。


前回訪れたときに過去の図録を欲しい方に差し上げます!と書いてあって、作品が気に入ったのでちゃっかり頂いたもの。

20200120

今日と昨日のパシャリ


分のブログの過去ログからの拾いもの。小樽水族館の観覧車です。7年前の写真らしい。この観覧車、山田勇男監督の映画「アンモナイトのささやきを聞いた」(1992)に登場するのです。当時それで見に行ったと思う。今も現役のはず。このこじんまりレトロ感が小樽だなあと思います。かわいい。

「アンモナイトのささやきを聞いた」は宮沢賢治をモチーフにした作品です。映像もとても美しいですし、キャストも個性的。主役のサエキけんぞうは演者さんだから分かるとして、版画家の一原有徳、美術監督の木村威夫、橋本一子、花輪和一、鈴木翁二、森雅之……という方々がスタッフではなく役者として映っているのです。




同じ日に撮った写真。これはフィルム。オリンパスのペンSで簡単にカシャカシャ写したものですが、フィルムはやっぱり空気感が違うなあ。上の観覧車はデジカメです。どっちがいい悪いというよりそもそも全然別のものという感じ。




そういえばこのユーチューバーさんの愛用フィルムカメラ紹介が楽しかった。作品もステキ。当然というべきかYouTubeにも文化系っぽい人たちというのはいて、カメラとか文房具とか読書がテーマの人も結構いるようです。コーヒーとかね。今はアメリカの人が多そうだけど、そのうち日本でも増えるのかもしれない。



最後についこの間iPhoneで撮った写真。カメラロールを探すと自分で撮った写真てどうしても食べ物になってしまうな。ちなみにサラダの器は横に倒したわけではなく元からこういうデザインなのです。オシャレ壺?