20210318

トレンディ

「ナガイのパン スペースアポロ」。やたら昭和レトロなのに新発売とはこれいかに、と思ったらテレビ番組で話題になって復刻した商品なのだそうな。なるほど。クリームとシュガーの挟まった素朴な味でした。


la peau de gem.  シングルアイカラー se-05オレンジベージュ

単色アイシャドウが好きで、気に入ったものを見つけては基本的にそればかりをひたすら使い続けるということをここ2年くらい繰り返しています。服の傾向がわりと決まっているのでメイクの雰囲気をそれほど使い分けなくていいというのもあり。
ラポドゥジェム?でいいのかな。初めて見るブランドだったのですがたまたま通りすがったポップアップで色味がちょうど欲しかった感じなのと、単色かつお手頃価格なのとで買ってみました。

これがなかなか良くて。インフルエンサーさんのブランドだそうで、だからなのだろうか、今の人が欲しいであろう最大公約数的な要素がきゅっと詰まっている感じ。オレンジすぎずベージュすぎずうっすらと粘度がありトレンド感あり目立ちすぎず存在感はあり。この充分さで980円かあ。
MADE in KOREAですが、韓国コスメそのものより一旦日本のフィルターを通した感じも使いやすいかも。うーむ、いろんな意味で「今」な商品だ。

これを塗って眉はナチュラルに、ベースは薄くチークはベージュか無し、リップはマットめでブラウン、みたいな感じかなあ今は。美容は詳しくはないんですけど、髪型やメイクはそれなりに流行に乗っておくタイプだと思います(乗れてるかどうかはともかく)。
私は服がまあまあドカジュアルなので、顔周りをある程度時代に合わせないと本当にただの普段着というか作業着?みたいになっちゃうんですよね。実際昔の作業着だったりしますが。

 

RMKのアイブロウパウダー。RMKって眉のパウダーのカラバリが一種類なんですよ。珍しいっちゃ珍しいような。迷わなくて済むので良いですが。
アイブロウパウダーって永遠に無くならないよね。あれなんなんだろうな、底から生えてきてるのか。で以前はプチプラを使ってて使用感は問題なかったのですが、異様なコスパの良さが逆に気になり(笑)。
これだけ長持ちするならもう少し良いやつにしようかなとRMKを買ってみました。問題なく使いやすいです。これ、ガツンと濃い黒に近い茶があるのがポイントかも。この色があることで眉が全然ない部分にも描き足せる。左の薄い色もいろいろ使えそうな良い色。

20210305

ヨーロッパと殺人者

年に一度とか半年に一度、何かの海外ドラマにハマる癖があります。その一つの作品を集中的にガーッと見て満足して終わり、でまた一年後、みたいな繰り返し。私のキャパだとそれくらいがちょうどいい頻度なのだと思われる。 そんな感じで一番最近ハマったのがこれです。

「キリング・イヴ」。
おもしろそうでしょ?おもしろいです。以前ハマっていたドラマの「ファーゴ」「トゥルー・コーリング」あたりを好きな人に評判が良い感じがしたので、自分も好みかもと思って見てみました。でやっぱり面白かったな~。

サンドラ・オー演じるMI5職員のイヴと、ジョディ・カマー演じるサイコパスっぷりも全開な女性アサシンのヴィラネルの、追いつ追われつ殺すか殺されるかのサスペンス。と説明するとすごくシンプルな話なのだなあ。そういう話です。
それがサンドラ・オーの上手すぎる演技と、ジョディ・カマーや脇の出演者たちの迫力ある存在感とで見ごたえのあるものになっています。ビジュアルもスタイリッシュ。演出や画面に出る字幕のデザインもかっこいいし、↑のように暗殺者のヴィラネルがとてもお洒落。彼女はファッショニスタなのです。ふわふわのピンクのドレスのどこか少女めいたサイコパス暗殺者って、ある種ベタなキャラでもあるなあ。そこにリアリティをもたらすジョディ・カマーもお見事。

命を狙い合う同士の話って長じて憎しみだか愛だか曖昧になるところがあり、そこも魅力だったりするわけですが、イヴとヴィラネルもそうなっていきます。ヴィラネルに関しては結構分かりやすくイヴに惹かれている。しかしアピールの仕方が完全にヤバい人。イヴ宛に高級香水やサイズぴったりのドレスを突然送り付けてきたりします。怖いよ。
書いてて思ったけど、古のオタク女はこれ完全に見覚えがあるなあこの感じ。つまりあれだ。やおいだ。ゴージャスなやおいドラマだ。

サスペンスではあるんですけどコメディの感覚もベースにあります。命の危機が迫っている場面でも、むしろそういう場面だからこそどこか笑ってしまうような演出がなされている。コメディだからこそ余計怖くもある。それこそコーエン兄弟っぽいかも。
脚本家は「フリーバッグ」のフィービー・ウォーラー=ブリッジだそうです。へええ~。ほんとに才能のある人なのだなあ。



あとドラマといえば、キリング・イヴの前に少し見ていたのが「バビロン・ベルリン」。世界中で大絶賛されたドイツのドラマです。ドイツのドラマって初めて見たかもしれない。私は何の予備知識もなくトゥエルビで放送していたのをなんとなく録画したのですが、見始めてあまりのクオリティに驚愕しました。
画面が異常に美しいのでなんなんだと思っていたら映画「ラン・ローラ・ラン」の監督だそうで。ラン・ローラ・ラン、私はジャスト世代です。高校時代モデルをしていたおしゃれな友達がチラシを部屋に貼っていたなあ。みんな赤い髪に憧れててね。

なのでバビロン・ベルリンは映画みたいというか、普通に何話もある映画というか。全部がすごいのですごいとしか言いようがない。出来が良いものって感想に困るよね。私の中の「フリッツ・ラング欲」みたいなものも満たしてくれます。
美しく退廃した1920年代のベルリンを見たい方におすすめ。時代背景からして当然かなりシリアスではあります。ワイマールの話って名作であればあるほど物悲しいのだな。


このオープニング映像がとても好き。ここの映像だけでも何かの賞を取ったんだったような。



 
年の冬はわりとずっとこの靴を履いていました。お店で見かけてなんか履きやすそう~と思ってパッと買ったのでブランドもよく分からないんですが。なんかアメリカのファクトリーブランド製ぽい。ワラビーにビブラムソールがついた感じのデザインです。北国の冬の靴の第一条件は何を置いても滑りにくさなので、ほぼソール目当て。
色が明るめなのが合わせやすいようなそうでもないような。ボリュームを生かして敢えてスカートに合わせたりしてもかわいいと思うのですが、寒くてパンツばっかり着てしまうのだった。