20200709

組み立て式欧州


んだんとこちらも暑くなってきました。クーラーはまだつけていませんがもうすぐかなあ。しかし毎年7月に入るのって本当に早い。
飲むものもだんだん冷たいものが増えてきました。上の写真は氷で薄まるしと思って濃いめに入れたら濃すぎて抹茶みたいになった緑茶です。水で薄めるのも面倒だったのでそのまま飲みました。適当だなあ。そして自然光の感じがやっぱりもう夏。




りと長い間……一年くらい?デスクチェアを新調せねばなーどうしようかなーと悩んでいまして。私の物の買い方として、冗談かというくらい調べつくして考えて考えて買うというルートがありまして。本当に5年とか考えることもある。もちろん特に悩まずパッと買うものも全然ありますが。今回は家具なので結構時間をかけてみました。

調べている間に何をしているかというと、予算との兼ね合いとかどういうメーカーかとかスペック云々とかもありますが、結局のところ自分にしっくりくるものってなんだろう?というのを考えているということだと思います。良いものだとしても自分が好きでなければ長くは愛しづらいからね。
で色々見た末に一番ピンと来たのがArtekのごくスタンダードな木製の椅子。建築家のアルヴァ・アアルトによってデザインされたのはなんと1935年。こういう椅子の定番中の定番のモデルだと思います。私の中の「しっくり審査員」もGOサインを出したので晴れて購入いたしました。

で届いてみるとやっぱり良い椅子で。座面とか真っ平なんですけど座っていて不思議とホッとできるのですよ。わりと長時間座ってても平気。木目も美しいし日本の家になじむし、人気のモデルな理由がわかりました。
新しくてまだまだ色が白いので、ヴィンテージのもののようにじっくり飴色に育てていくのが楽しみです。何十年かかるかなあ。


ちなみに。この椅子の購入にあたって何気に超重要では?と思ったのが「組み立てるときのドライバー」でした。そうこれ組み立て式なんですよ。組みあがってるのをお店で買うこともできますが。
日本やアメリカとヨーロッパとではネジの規格が違うため、Artekのように欧州製の家具を組み立てるときにはそれ用のドライバーが必要です。つまりIKEAとかもそう。ポジドライブといいます。
が、これって多分あまり周知されていなくて、なまじ日本のドライバーでも使えなくはないために無理して組み立ててネジ頭が潰れちゃったりしがちのようです。
Artekもネジがきついみたいな話を聞くのですが、多分ドライバーが違ってるのではと。ポジドライブでやったところ特に器用でも怪力でもない私が普通にさくさく作り終えられたので。
……というようなことを延々調べたり準備したりするのも好きなので、結局ものを買うのに時間がかかったりしてしまうわけだなあ。