ちなみにこの照明に合うシーリングカバーがいまいち見つけられずに探し中です。デザインと質感が悪くなくてチェーン対応でサイズが合って高すぎなくて、となると突然難しくなるのだなあ。微妙なものをわざわざ付けるよりは剝き出しのままでも別にいいかなあと思いつつ、急ぐものでもないのでゆっくり探しています。
丸い照明に市松タイル!私はこういうところからの影響が大きいのだろうなあ。鳩山さんの建物の内部や街の風景を描いた絵、なんともいえず好きです。
天球儀文庫は内容も挿絵も装丁も全部が大好きです。全部がすごい。巻頭の精密に描かれた地図に対応した挿絵のひとつひとつも静謐かつ軽妙ですし、私は鳩山さんが描く少年たちのファッションにも影響されていると思います。おしゃれなのです。ダッフルコートとかカレッジマフラーとか着ててね。
1冊にまとめられた文庫版も出ていますが、個人的には鳩山さんの挿絵が見られる作品社の4冊版『月の輪船』『夜のプロキオン』『銀星ロケット』『ドロップ水塔』を是非におすすめします。絶版ですが多分まだわりあい入手しやすいほうではないかと。
この時期の長野さんと鳩山さんがタッグを組んで4冊も残してくれたこと自体が貴重だなと思います。おそらくもう二度とあり得ない邂逅というか。
2005年のパリコレ、永澤陽一さんのYoichi Nagasawaのショー画像。鳥籠がドレスになっているのです。とってもかわいくて印象に残っていました。このコレクションは完成度の高さから当時パリコレのジャーナリストの間でも話題になり、SNSはない時代ですが海外のモード系の記事でも結構取り上げられていたはず。
久しぶりにあれっていつだったっけ?と見たくなって、検索してなんとか発見しました。
鳥籠をドレスにするというアイデア自体は他にもあるものだと思いますが、ひとつの布のドレスとしてこんな風にさらっとまとめあげられたデザインの服は私は他では見たことがないと思います。ガーリーだけど抑制が効いている。落ち着いているんですよね。
同じくYoichi Nagasawaの杏ちゃん。少女だ~。今はすっかり女優さんですが当時はアジア系のドーリーなモデルとしては海外のランウェイでわりと無双状態でしたよね。こういう服はお手の物だったと思います。アナスイもよく出てたなあ。
当時は杏ちゃんてモデルとしては特別高身長でもないのに海外のショーでも映える人なんだなーと普通に感心しつつ見ていましたが、今思うとモデルとしてのAnne(杏)さんは、少女的な外見にどこか浮世離れした内面が合わさり、独特のビジュアルの存在感となっていた人な気もします。ちょっと幽玄な雰囲気があったというか。
賑やかなバックステージで一人で黙々と刺繍してたりして、なんか若いのに渋いな……と思っていた記憶。
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