20181222

煉瓦の工場

った服がたまたまデッドストックだったのですが、ついていたタグがかわいい。ピジョン・ブルー! 鳩山郁子さんの作品に出てきそう。



別市のEBRIという施設の一角。かつて工場だったレンガの建物を改装して作られていておしゃれです。これはカフェ。こういう機械があるとつい撮ってしまいますね。
江別市はいま巨大な蔦屋書店がオープンしてあれはあれで楽しいものですが、どちらかというとEBRIのほうが好きかなあ。イタリアン美味しいし。そしてどちらの建物もやはりレンガ作りなのだなと。江別といえばレンガ。



録画したものをいろいろ詰めたDVDが出てきたのでなんとなく見ていたのですが、緒川たまきさんの番組もあって、お洋服がどれもトラッドでエレガントでどこか少年っぽくて数年ぶりにうっとりしてしまいました。エーグルの乗馬ブーツとか自分も持っているものもあって勝手に嬉しくなったり。それに合わせられていた白いダッフルはたぶんインバーティアだなあ。

緒川さんやスタイリストの吉本由美さんや金子夏子さんが選ばれる服がなんともいえず好きです。みなさんもちろん落ち着いた大人の女性なのですが、どこか永遠の少年のような雰囲気もあるところが。60代70代でもヴィンテージのニッカボッカをさりげなく着こなしそうな感じ。安野ともこさんやコシミハルさんのセンスも好きだなあ。それぞれ容易に真似できない領域ですけど、眼福ってことですね。



たぶん20年以上前?だよね。中国茶とライカのカメラのお話をされていてザ・緒川さん。このライカフレックスを見ると今でも緒川さんを連想するなあ。

20181215

古布堪能

着屋さん。すごく行く人でもないけれども自分の服歴からは切り離せない存在です。初めて行ったのは17歳とかかな。90年代ですよ。ラルフのチェックのシャツとかアメリカのプリントTとか買ってた記憶。なんか今と変わらないな。
私は基本的には普通の新品を普通~に着る人間ですが、そこに少し味を足すのに古着を使う感覚があります。ベーシックなシャツとかでも古着は不思議と雰囲気が濃いですし。
あとまあ昔の服はものが良いよね。デニムもファストファッションに見慣れた目からすると驚くほど生地が厚かったり。ボタンが凝ってたり、ニットがハンドメイドだったり。もう作れなさそうなものも多いなあと。

てな前置きはわりとどうでもよくて(そうなのか)、自分が好きでたまにお邪魔する古着屋さんを記録帖代わりに書いておきたいと思います。どのお店もかわいいですよ。おすすめです。



★grenier
主にユーロワーク系が多いお店だと思います。女性が着る古着としては渋くてかなりメンズライク寄りかな。私が好きなカラーでもあります。フレンチワークジャケットやジャーマントレーナーや軍ものが常に揃っている印象。ヴィンテージ家具もあるよ。そういうお店がパルコの3階の真ん中にあるのが面白いなあ。時流を感じる。



★scenerity
4丁目プラザ(ファッションビル)の7階は「自由市場」という雑貨屋や古着屋が所狭しと並ぶ独特の空間です。かつて氷室冴子さんの少女小説にも登場した場所。時代でお店の移り変わりはあるけど、今私が好きな古着屋さんはこちら。カジュアルでパタゴニアとかある感じで、私が行くお店の中では一番トレンド的かも。おしゃれです。



★PEGGY's boutique
同じく4プラ自由市場。上のscenerityさんから5秒くらい。ガーリーでクラシカルなイメージのお店。かわいいワンピースとかが揃っている印象。ブーツやバッグも豊富。 


★BRIC-A-BRAC
同じく上のお店たちから5秒のアクセサリーショップ。札幌市民は中高生時代に一度は訪れるお店。そうですあそこです。100円とか300円とかサン宝石的な価格でアクセが買える蚤の市的なお店。そして、これ書くの迷ったんですけど書いてしまおう。小声で教えますが、ここは古いものが好きな人が見るとまあまあ衝撃的なお店でもあるのです。みなまでは言いませぬのでぜひ実際にお店をじっくりご覧ください。



★Vieux VINTAGE
札幌の古着好きな女性で知らない人はあまりいないかも? 大人が通うヴィンテージショップといえばここなイメージ。クラシカルでレディな雰囲気です。十数年前からお店が移転するたびにひっそりとお邪魔しています。ステラプレイス(デパート)にお店が入って行きやすい。1920年代や30年代のドレスもあり目の保養。ブランドのセレクトも独特で面白いです。古着というより少し前のマークジェイコブスとかケイトスペードとかもあってへーなるほど!となる。



★sœur
移転前のoogという店名だった頃に結構行っていました。ヴンダーカンマーみたいなインテリアが楽しいお店だった。移転後の場所は地下のザ通行路の前な感じがなんか面白い。以前の妖しさは少し薄れてトレンド的でカジュアルな服が増えたかなと思います。かわいいアクセサリーが豊富。 


あと古着屋さんって店員さんと服オタトークができるというのも良いなあと(笑)。喋るのが得意なわけではないし邪魔になってもいけないので適度にとは心がけていますが。
個人的な感覚ですがマニアックな服のお話ができる女性ってなぜか大抵古着屋のお姉さんです。男性だといわゆる普通の洋服屋の方でもマニアックな方はいる印象ですが、女性は単純に少ないんですね多分。でその数少ない女性はなぜか古着屋さんの店員である確率が高いというか。あくまで私個人の印象ですよ。


あ、番外編として。いわゆるヴィンテージショップではない、リサイクル・リユース系ショップを見るのも結構好きです。オフハウスとかセカストとかそういうやつ。大量に並ぶ服の中から素材や縫製が良きものをぱっと見で選別できるようになるという謎の(あまりほかに使い道のない)技が身についてしまう。
ちなみに欧米のヴィンテージとよく見間違えるほどしっかりした作りのファストブランドがありまして。それは……かのユニクロです。ほんとに。ユニクロの服って多分20年後とかにはヴィンテージになってるんじゃないかな。

20181207

膨張と収縮

★ユースサブカルチャーの歴史

レッドブルの公式サイトにあるファッションやカルチャーの歴史等についてのページ。GoogleのWe Wear Cultureもそうだけどこういう結構きちんと作られたタイムライン的な読み物、最近わりと見ますが個人的にこのレッドブルのが特に好きだなあ。丁寧に詳しいと思う。若者層に支えられている企業という矜持があるのだろうか。

見ていると私はやっぱり1920年代のファッションが好きだなあとか。「〇〇年代ファッション」くくりならば昔からわりと全然迷わずに20年代派です。フラッパー&ギャルソンヌ大好き、ローウエスト&ロングネックレス大好き。宝塚でその時代の作品があると娘役の衣装や髪飾りを穴のあくほど見つめてます。


あと服の流行史を見ていてよく思うのが、若者の流行ファッションとはつまるところ服のシルエットがすごくタイトかすごくルーズかを反復し続けるものなのだなあということです。ルーズなズートスーツ、タイトなモッズ、またルーズなヒップホップ、みたいな。
大人の真っ当な服をジャストサイズとして(その中でもシルエットの変化はもちろんあるけど)、反発する「真っ当でない」着方は自然とタイトorルーズになるということかな。若者のスレンダーな体型ゆえに極端なシルエットがキマるのもありそう。
反発の意味でなくてもモードはその繰り返しな気も。最近だと十年くらい前からのタイトが少し前からオーバーサイズになりましたよね。エディ・スリマン→ヴェトモンみたいな変化。 あ、エディ個人はずっとスリム党で変わらないけど。それはそれで嘘がなくてアリだなと思う。





んだか忙しくバタバタとあちこち行ったり来たりしている感じで。自分がどこで何をしているのかも忘れそうになるこの頃です。
上の写真は紋別市の流氷科学センターだったはずですが時間がなさすぎてギリギリすぎて中の展示は何も見てません。同じ施設内の道の駅に寄っただけ。外は海風が死ぬほど寒かった。オホーツク海の冬の風は半端ではない。



江別市にオープンした蔦屋書店に行ってみました。やたらでかい。土地だけはあるからな北海道。
まあよくあるオシャレ蔦屋な感じでしたが、アウトドア系グッズのフロアでネペンテスの札幌店オリジナルブランドであるSOUTH2WEST8が取り扱われているのになるほどなあとなりました。店舗行ったことないけども。



★JUST BIGI スーツ上下 (ヤフオク)
80年代のオリーブにも載っていた古のガーリーブランド・ジャストビギのボーイッシュなキュロットスーツが500円ですよ。少年装のお嬢さん如何。ブランド的にはまあざっくりとアツキオオニシとかピンクハウスとかニコルとかの類と思ってもらえれば。ハリスツイードのウール100のグレンチェックで生地は間違いなし、当時のビギだから縫製もいいはず。
ちなみに出品者とは何の関係もありません。見つけたので誰かに勧めたいというよくわからない立ち位置。