20160317

年輪見物


海道博物館へ行ってきました。昔からある博物館ですが少し前にリニューアルしたということで。
ここは建築が好きです。土地の歴史でもあるレンガと鉄が組み合わされていて、モダンなギリシャ建築のようでありつつちゃんと博物館的で。ちょっとスチームパンクっぽくもあるかもしれない。鉄は近くにある百年記念塔と素材を共通させてあるのだと思う。



中の装飾。碍子がいっぱい並んでるみたいでイイ。ランプも鉄でクラシック&モダン。



北海道は北からマンモスゾウ、南からナウマンゾウがやってきた土地ということで其の2頭の骨格が並んでいました。こっちはナウマンさん。最近氷河期について興味があったりするのでフームと結構ジロジロ見てしまった。おなかの下にまで人が入れるようになってました。



貝食べまくり。



魚食べまくり。魚介の国だなあ。展示してあった「鮭とば」を見てとっさにおいしそうだな……と思ってしまった自分に道民を感じた。



こういうのも採れたそうで。鉱物の国としての北海道というのも以前から気になっているひとつです。久しぶりに山の手博物館に行ってみようかな。



これかわいい。ジャガイモでんぷんの荷札で、雪印・月印・花印になっている。



ヒグマ投票中。熊が出たので気を付けましょう的報道は春先に毎年のようにローカルニュースでやってます。熊も怖いけど個人的にはキツネのエキノコックスが怖いです(真顔)。



売店で吉田初三郎という画家が描いた地球岬のポストカードを購入。きれい。カフェスペースもできていて自家製レモネードをいただく。


以前のここが開拓記念館という施設だった頃には地下にちょっと怪しい標本室がありまして(→以前訪れたときのブログ記事)、私はそこがことさら好きだったのです。少年的スペースというか。そこは多分なくなっていたなあ。寂しいけどまあ時代の流れかしら。
リニューアル後の展示は全体的に北海道の歴史をより現代の目から捉えなおそうという意識は感じられて、それはよかったのではと。石器時代、寒さ、熊、アイヌ文化、昭和の生活。公立の博物館って「一応の公式見解」みたいなものを確認しに行くにはいいのかもなあと思ったりしました。

20160315

機械と彼女

OLYMPUS PEN F

リンパスの新しいデジタル一眼、ペンF。パッと商品画像が目に入ったとき、フィルムのほうのペンFかと思いました。なかなか忠実。オリンパスのデジタルカメラは基本フィルム時代のデザインを継いでいてどこかほっこりかわいらしい印象。個人的にこれが一番以前のペン感あるかも。写りもよさそうだし惹かれるけど約14万か~。オリンパスはOM-Dも以前からすごく気になります。



「キャロル」のルーニー・マーラ。女子×アーガスってかわいいな。アーガスは絵になりますね。アメリカのフィルムカメラです。キャロルは多分「女子とカメラ」ジャンル(?)の新たなクラシックになるのでは。アーガスは通称レンガと呼ばれるくらいで多分若い女性が持つには結構大きいというかゴツいんだけど、それをあえてというのもポイントなのかも。


私はカメラはもちろん写真が撮れるというところが好きなのですが、いい意味で玩具というかガジェットというか、携えてどこかへ行き歩きカメラを構えるその一連、「カメラと人間」という状態が特に好きなのだと思います。良くも悪くもファッション的にカメラを見ているところもあると思う。「(外見が)スタイル的であること」と「写真を撮る行為」というわりと別種のことが、一人の人間の中に共存している状態が好きというか。単にカッコイイ機械が好き!ってだけかもしれない(笑)。




ルヴィ・ギエムの脚。大晦日のジルベスターコンサートのボレロ、凄かった。
ギエムは一度だけ生で見たことがあります。写真は会場で購入したポストカードです。そのときもボレロを踊っていたのですが、当時は強大な女王様のギエムが舞台の真ん中に君臨しているような印象を受けました。大晦日のラストダンスのボレロは色々なものを超越して自然とすべてを受け入れているように見えて、印象の違いに驚きました。これだけの天才なのに、いや天才だからこそ?最後まで踊りが変化するのかと感嘆。地球の人間に芸術を伝えるために神様が選んだ肉体だもんなあ。



ちなみにこれも「女子とカメラ」モノだったりします。ギエムのセルフポートレートなのです。直筆サインまでついていたお得なグッズ。スターなのにマメなひとなのだなあと思った記憶が(笑)。

20160304

フレーミング

 
版画を買いました。のはいいのですが、それのみのペロンとした状態で買ったので、これって額装とかしなきゃいけないやつか……?とはたとと気づき、初めて自分で色々揃えてひとつのちゃんとした額装にするということをしました。普段ポストカードとかポスターとか切り抜きくらいしか飾ったことがなかったので、何もわからなくて焦りつつ。


作品と額の間にある四角く穴の開いた紙をマットと呼ぶことも初めて知りました。そういえばお店で額装済のものを買うとこういうのついてるもんな。
自分でマットを切る道具とかも売っているらしいのですが、うまくできるか不安だったのでネットでやってくれるお店を探して大きさを指定して切ってもらいました。意外と手軽でした。多分大きな画材店とかの店頭でもやってくれると思う。
額は大きめの木製でシンプルなものに。以前は黒い縁のものがすごく好きだったのですが(今も好き)、最近はナチュラルな色も好きです。ガラスはアクリルも割れなくていいかなと思ったんですが、王道でガラス製にしました。


初めてだったのでなんかとりあえず形にはなっている……?みたいなレベルの出来ですが、勉強になったし面白かったです。また何か作品を買える機会があったら満足な額装ができるようにいい経験になったかな。


A Simple Guide to Picture Framing by Rita Konig
インテリアデザイナーRita Konigさんのゴージャスでスタイリッシュな額選び。アンティークの額が大量にあるお店が羨ましすぎる……。こういう動画見るのって楽しいなあ。
The Selby  Ritaさんのお部屋。




 
ラーレス+オールドレンズ。 ピント合わせが難しいのですが、この撮れ心地は好きだなあ。やっぱりデジタル+アナログの組み合わせって自分に合っている気がする。「どっちつかず」な存在感が妙に性に合う(笑)。レンズが昔から家にあるもので使い慣れているのもあると思うんですが。
今はオールドニコンを着けてますが、昔のロシアやアメリカのレンズも気になっています。20世紀前半くらいのものが気になる。あとライカのズミクロン……とかそっちへ行くと本気の沼が広がっているのが見えますが。溺れないように気を付けたいと思います。