20260618

ベーシックとクラシック

ャズ喫茶の「BOSSA」に初めて行きました。BOSSAは1971年創業の札幌のジャズ喫茶を代表する店なのですが、大人だけが行ける店だと思っていたので行ったことがなかったのです。いやあんたいくつやねんという話ですが、なんかそういうのってあるじゃん。老舗の蕎麦屋とか、洋食店とかね。子供の頃は年を取れば自動的に大人になれるものだと思っていたけど、実際に年を取ってみるとそうじゃないと分かるのだなあ。

でちょっと緊張しつつ初めて訪れたのですが、やはり素敵なお店だったなあ。雰囲気があるし、全然堅苦しい感じでもなくて。音楽はもちろん、インテリアもなんだか絶妙に良いんですよ。すごくお洒落を狙っているわけではないだろうにセンスが良いというか。自然に使い込まれていて。
私が行った時には常連っぽいおじいさまたちがワイワイと男子会されてました。それで緊張がほぐれて過ごしやすかったのもあるかも。コーヒーもピザも素朴でおいしかった。

私はジャズに特に詳しいわけではないですが、母親が若い頃からジャズを聴く人なので私も耳がまあまあ慣れてはいるかも。思えば父と母の趣味が混ざってジャズとクラシックとカントリーとフォークと歌謡曲とロックがチャンポンに流れる家だった。なので良くも悪くもクラシックもアイドル曲も同じ地平で聞こえる耳に育ったような。聴き方が全てにおいてミーハーというか。ジャズも「コルトレーンが一番イケメンだな」とか思いながら聴いてるもんな。


ひとつカフェ。これはモリヒコのチェーン店舗の一つ「JB ESPRESSO MORIHICO. サイクルロード」。正式名称こんな感じなのか。JBとしか覚えてなかった。 
モリヒコは各々の場所に合わせたコンセプトの店を作るカフェですが、JBは多分モリヒコの中で一番くらいカジュアルな店舗なんじゃないかな。価格帯も雰囲気もスタバのような感じ。というかまさに「お洒落なスタバ」を狙ったのではないかと。
でちゃんと味もおいしいしインテリアも小綺麗で、うまいこと作るなあと思います。名物は鮮やかな色のソフトクリーム。モリヒコって、なんだかんだいって食べ物系の味がいつもちゃんと美味しいのがすごいと思う。

上の写真は壁の装飾が面白かったので撮ってみたもの。サイクルロードの横にある店なので、自転車の部品が飾られているんですね。


の世のあらゆるバレエシューズ・パンプス類がカポカポ脱げる宿命を負っております。かかとの形が貧弱なんだよね。あと幅が狭い(足幅B)。なので靴紐やストラップのない靴は試着必須、試着しても8割脱げる、みたいな世界なのですが、たま~に何の加減か普通に歩けるものもないではなく。
でこのところ、普段使いできるお手頃でシンプルな履きやすいバレエシューズが欲しくて探していました。我儘だなあ。試着必須だしネットで返品云々が面倒な人間なので実店舗で探しつつ。

ある日身近すぎるイオンのASBeeでプレーンなバレエシューズを発見。試着するととても履き心地が良い。正直かかとは完全に脱げないわけではないけれども、まあ許容範囲。余計な装飾のない見た目も気に入りました。バレエシューズはベーシックなデザインが好きかな。
てなわけで購入。ASBeeのオリジナル商品だと思われます。やっぱり靴ばかりは履いてみないと分からないなあ。

これで3万歩歩けと言われたら辛いなあという感じですが、8000歩くらいなら平気でしょうなという感じ。その辺へちょっと行って帰ってくるにはまったく問題なし。数年ぶりに普通に履けるバレエシューズをゲットできて嬉しいのでした。

20260518

花柄・イン・アジア

のチューリップを飾れる季節になりまして。庭に生えてる花で賄えると花代がかからなくていいよね(庶民)。
フルートグラスは確かポルトガルのもので、最近パスキューアイランドで買いました。私が最も好きな雑貨店のひとつです。もう三十年くらい通っているはず。パスキューのありがたいところは、超格好良いお店であるにもかかわらず置いている商品は手に取りやすい価格のものが多いところ。このグラスも千円しませんでした。なのでどれも気を遣わずに普段使いできるのですが、確かに一貫した美意識は感じられるんですよね。すごいセンスのお店だなあと昔から思います。



の方のおうち(スタジオ)のインテリア、ネット上で見られるあらゆるおうちの中で一、二を争うくらい好きかもしれない。インドの著名なインテリアデザイナーさんだそうです。
私は昔からどうもインド系の方のセンスが好きみたいで。歴史の裏付けのあるファブリック使いの巧みさや、素朴な素材を活かしつつ現代的に昇華する方が好きなんだと思います。あとアジアらしい抜け感がある感じ。


インドのブロックプリントのワンピースも夏の定番としてよく着ます。以前に比べてMADEinインディアの服ってすごく増えたなと思います。今セレクトショップ等でそっち系を扱っていない店を探す方が難しいくらいかも。価格の手頃さや流通や製造の整備とかもあるかもしれませんが、なんといっても今の日本の夏がめちゃくちゃ暑いからだろうなあ。インドの布、軽やかだもんね。
ベッドカバーにしようと買ったけどうまく使えていないような使っているような、なインドのブロックプリントの布。この色味と、オシャレなんだかなんなんだか……?というなんともいえない柄の調子がいかにも私の趣味だなあと思います。花柄なのに縁の柄が突然ギザギザな感じとか。

20260504

夏のスワトウ刺繡

年ふと改めて好きになり、ちょっとずつ集めているものがありまして。それはスワトウ(汕頭)刺繍。中国の刺繡ですね。かつて日本で流行したものでもあり、昔は百貨店の一階にスワトウ刺繍のハンカチコーナーが設けられていた記憶。贈答品の定番でもありました。皆さんのお家にもひとつふたつ仕舞われていたりするのでは。


そもそも最初は特にスワトウ刺繍を探していたわけではありませんでした。去年の暑すぎる夏、東南アジアの市場のおばちゃまが着ていそうな、前開きの素朴なブラウス的なものを探していまして。初期のCOCUEとかをイメージしつつ。
色々見るうちに、そういえばアジアならスワトウ刺繡の夏のブラウスとかも昔からあるよなとふと思い立ち。元々スワトウ刺繡は好きだったのもあり。それって私の欲しいものなのでは?と。
で見つけたのが写真の2つです。右のクリーム色のものはシルク100、左の白はリネン100です。天然素材のものが多いのも嬉しいところ。どちらもおそらく昔の中国ブランドのもの。とても気に入っています。

私は趣味がわりとトラッド・マニッシュ寄りなので、刺繡やレースは好きではあっても頻繁に着るものではなく。が、スワトウ刺繍はアジアのものということもあってか、どこか女性的すぎないさらっと風通しの良い感じが性に合う気がしています。「着やすいガーリー」というか。古着のデニムに合わせるのも好きです。
↑桐島かれんさんの『ホームスイートホーム』という本を読んでいたら、偶然似た感じのスワトウ刺繍のブラウスが出てきてちょっと驚きました。同じように開襟でシルク。デニムに合わせるのがお好きというのも同じ。かれんさん、昔からセンスが好きな方なのでなんだか嬉しい。 


これがきっかけでスワトウ刺繍のことが気になり、検索したり本を探したりしたのですが、まとまった資料が意外なほどに少ないのですよね。日本であれほど流行・流通した品にも関わらず、歴史本みたいなものがほぼない。一番詳細だったのは香港の産業の歴史?について書かれたウェブサイトかも。翻訳機能で無理やり読んだりして。
どうやら確かなのは、スワトウ刺繍は19世紀に西洋の宣教師によって刺繡のデザインや技法が中国に伝えられ、発展したものだということ。つまり西洋と東洋がミックスされたもので、その雰囲気がおそらく私が好きな理由でもあり、日本や世界の人々に愛された理由のひとつでもあるのだと思います。混ざるとなんかイイ、ってやつね。
そして改めて気づいたこと。家には古いスワトウ刺繡のものが結構ある。なんならベッドヘッドになんとなく掛けていた布もよく見るとおそらくスワトウではないかと。気づかず使っていました。眩しいときにカーテン代わりに窓に掛けたりもしていました。
これもおそらく昭和の頃の親戚からの頂きもの。古いのですがデザインが好きで、勝手に自分のものにしていた。

定番中の定番、ハンカチ。これも大昔に頂いたもの。可憐すぎてハンカチとして使ったことはありませんが、たま~に棚の上に敷いたりしていました。下書きの鉛筆の線が見えるのが、子供の頃から面白いなあと思っていたな。考えてみると、人生で初めて知った刺繍の名前というのも多分、スワトウ刺繍なんですね。