20261008

アイコンのドレス

今月の『&プレミアム』がファッション特集で、甲田益也子さんの記事があっておお、となりました。甲田さんは永遠のアイコンですが、ファッションのテーマでインタビューされているのは意外と珍しい気もします。
ファッション歴をお話しされている中でクードゥピエにも触れられていました。dip in the poolでいかにもクードゥピエなドレスをよく着られていた印象があったので、ご本人の当時の説明を読むことができて嬉しい。「クードゥピエ」というブランド名が一般の書籍に載ること自体そうとう久しぶりなのではないだろうか。

甲田さんに加え、ジョージア・オキーフ、岡本敬子さん、こぐれひでこさんという人選がなんというか、ガチの洒落者ワールドの感覚ですごいなあ。この面子でアートでもインテリアでもなく服がテーマというのがまた更に。
ちなみに、今の女性ファッション誌で人選がガチだと思う第一位は『大人になったら、着たい服』です。ここ十年くらいはまあずっとそうかも。



部屋の中で一番いろんな方にオススメのインテリアのブツといえば、これかもしれないと思っています。スイッチプレート。
パナソニックのめちゃくちゃ普通のステンレスのやつです。700円くらい。スーパーシンプルで癖がないのでわりとどんなタイプのインテリアでも合うんではないかと。主張はないけどちょっとシュッとしたなあくらいの。交換も簡単です。しかもこのお値段なので部屋中全部交換してもせいぜい数千円。

私の部屋は古い上に壁やドアや窓のつくりにあまり重厚感のない、つまり昔の日本の建売住宅によくあるタイプなのですが、そういう土台の上に重厚なハードウェア(金属系のパーツ)や西洋的なゴージャスな家具を置いてしまうとどうにもチグハグするだろうなあと想像するのです。焼き魚定食の上に濃厚なデミグラスソース載せるみたいな。この「西洋をそのまま移植するのは難しい」問題って、日本の一般的な住宅のインテリアにおける永遠のテーマでもあるような。ファッションでもなんでもそうかもだが。
それで昔からなんとはなしに、古い家具の中でもあっさりしたデザインのものが多い日本のヴィンテージ系を選びがちだったり、こういうスイッチプレートなんかも佇まいにあまり重さや意味性のないものを選びがちかなと思います。



木の素材でできた幾何学とか結晶っぽい形のオブジェが欲しくなる時ってあるじゃないですか(?)。私も一年くらい前からそんな気持ちだったのですが、雑貨店のinoya.で偶然まさに、というビジュアルのものを見つけて購入しました。
なんとなくこういう感じのものが欲しい気がするのだがそれってどこに売ってるんだ?そもそも名前とかあるのか? みたいな何とも言えないものが実際に見つかると嬉しいよね。

20260924

紙の上の少女

かわいい本が好きなので気になるものは昔からちょこちょこ入手しているのですが、こういうものってあまり載せたことがないかな?と思い立ち、紹介してみようかなと。
今回載せるものの共通点はすべてZINEとか自費出版的な本であること。あとファッションの要素があるもの。わりとクラシカルとかガーリーみたいな雰囲気の本たちですね。ZINE系の本はニッチな要素が強いからこそ一般の雑誌等では読めない情報も色々見られて楽しいなあと思います。

左:『THE QUEEN OF CRIME 』
fragola & NINE STORIESによるアガサ・クリスティーのファンジン。デザインがとにかくかわいい。私はベッドサイドにディスプレイを兼ねて置いたりしています。内容も濃くて楽しいです。個人的な購入の決め手はJane Marpeのデザイナー・村野めぐみさんのインタビューが載っているから。そう、ブランド名つながりですね。ちなみにジェーンの会社名はセント・メアリ・ミード。ミス・マープルの住む村の名前から来ています。
右:『乙女雑誌SUCRE Vol.8』
ロリータや少女系のお洋服を中心とした冊子。SUCREは20年ほど前に作られていたのですが、当時から存在は知って憧れていたものの入手する術がなく。大分経ってから購入したものです。当時のこういう冊子で一番お洒落な内容なんじゃないかなあ。ただかわいらしいだけではなく、ファッショナブルなんですよね。他の号も欲しい……!

左:『薄荷 The peppermint magazine Vol.7』
写真家・須藤絢乃さんのアートマガジン。クラシカルな乙女ワールドが全開で素敵です。この号はロリータ アーキヴィストという特集で、ロリータファッションの蒐集家としても知られる瑠璃さんと作られています。昔のメタモルフォーゼ、ジェーン、カネコイサオ、アツキオオニシ等が美しくコーディネートされていて素晴らしいのです。鳥居椿さんのインタビューも掲載。余談ですが、須藤さんは彼女がまだ大学院生の頃にブログを偶然拝見していました。既にとっても素敵な作品を作られていてなんだかすごい方だ!と思っていたなあ。
右:『電影と少年CQ 公式パンフレット 第4回単独公演【CQ#200 映画史】』
ビジュアルのすべてが最高なアイドルデュオ・電影と少年CQの公演パンフレット。衣装も超かわいい。こちらも撮影は須藤さん。何かビジュを保存できるものが欲しいなあと思い購入したものです。電少は去年惜しまれつつ解散。最後に出た作品集も欲しいなあ。

うしろもかわいい。どちらも「ふたり」ですね。


クラシカル&ガーリーなファッション系の本だと、みとせのりこさんのカネコ服本も好きで昔からずっと本棚にあります。これも表紙を載せようかとも思ったのですが、一応同人誌の括りになると思うので載せてよいかどうかわからず。見たい方は私に言ってください(笑)。内容は完全にお洋服本です。イラストと手書きの文字で綴られるようなファッションエッセイが昔から好きなので、いつ読み返してもとっても楽しいです。こういう本っていつでもいくらでも読みたいな~。


今はネットでなんでも見られる時代ですが、本という形状になっていると世界観がぎゅっと詰まっていて没入感があるのだなと、書いていて改めて思いました。お洋服はよりお洋服に、少女はより少女に。本って情報が載った媒体の範囲が物理的に限定されてるもんなあ。「そこ」を見るしかない感じ。それも含め、人間の脳って手で触れるものから無意識に大量の情報を受け取るんでしょうね。

20260907

黒い鉄あれこれ

鉱物っぽいお菓子や小物を見るとつい欲しくなってしまいます。石!岩!という感じのゴツゴツ系は特に好きかも。これは室蘭のナニナニ製菓というお店が作っている「鐵の素(てつのもと)」クッキー。室蘭工業大学公認なんだそうな。
室蘭は製鉄の町なので、鉄の原材料である石炭・石灰石・鉄鉱石を模しているそうです。それらが鉄の原材料であることも知らなんだ。そして味が素朴でちゃんとおいしいです。保存料や香料等も不使用とのこと。

北海道って鉱物系のお菓子はありそうでそんなにない?気がします。鐵の素クッキーは北海道らしさもありつつ食べやすくておすすめかも。取り扱い店舗が少なそうなのがネックかな。ネット通販で購入できます。


お菓子その2。カプセルモンスターの焼き菓子類。お友達のYさんとお会いしまして、散策中にSpace1-15を通りがかったので久しぶりにお店で色々お買い物しました。
カプセルモンスターは札幌のスイーツマニアなら必ず知っているのではという有名店です。なにしろ美味しくてかわいい。焼き菓子が買いやすいですが、ケーキもとても美味です。
手前の封蝋みたいな2つは初めて見ました。左はミント味のチョコ、右はアールグレイのチョコがけフィナンシェです。おしゃれだなあ。


これはカプセルモンスターと同じ日にパスキューアイランドで購入したマグ。これ以前からちょっと気になっていたのです。あっ売ってるんだ!となり。
2015年に閉店した雑貨店F.O.B COOPのカフェで使われていた、フランスのAPILCOという業務用の食器を有田焼で復刻したシリーズです。APILCOが廃業した際にオーナーの益永みつ枝さんが復刻したもの、を数年前に更に復刻したもの、ということらしい。すごい情熱。F.O.B COOPという雑貨店のカリスマみたいなものも感じるかも。

F.O.B COOP、東京のお店なので行ったことはないのですが、私が子供の頃からおしゃれな雑誌のインテリア特集とかに毎回のように登場していたので名前は完全に記憶にあります。益永さんのエッセイ本も読んだことがあります。面白かった。
商品で特に覚えてるのは黒のアイアンの天蓋つきベッドかなあ。25年以上前だと思う。それまでって天蓋ベッドというと姫!ゴージャス!なデザインのイメージだったので、F.O.B COOPのシンプルでクールな天蓋ベッドに結構衝撃を受けた記憶が。というか今でもこんなクールなベッド売ってないかも。デュラレックスを日本に普及させたお店というイメージもありますね。