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20260226

王国のコーヒーカップ

こう見えて(?)食器類をすごく欲しがる人間ではないと思います。好きなものは色々ありますが、日常で使う分があればそれで良いという方かなと。基本的には。単に管理が面倒なだけかもしれない。

そんな私が以前から妙に惹かれていていつかは入手したいと思っていたもの、それがレックスホテルの食器。レックスホテルとはベトナムのホーチミンにある有名な老舗ホテルで、そこで以前使われていたものです。ずっとうっすら探すともなくチェックしていたのですが、買えそうなものを発見できたので購入してみました。
この食器の面白さは、ベトナムらしいバッチャン焼きのラフさと、王冠をあしらった西洋的なモチーフのクラシカルさのミックス感にあると思います。こういう感じって西洋にも日本にもなかなかない気が。ラフなものもクラシカルなものも各国それぞれあると思いますが、こういう形で融合しているのは珍しいんじゃないかなあ。しかもそれが著名なホテルのものという。

私はクラシカルだったりゴージャスだったりするものも好きですが、そういう中にもちょっとラフさや気の抜けたような要素のあるものが特に好きなんですよね。欧州の古いカフェで長年使われているような大量生産品や、日本のごく普通の湯飲みなんかも好きです。そういうものたちってつまるところ、格好良いので。


これはカップ&ソーサーですが、他にもお皿やピッチャーやお椀等色々あります。いつか他のものも欲しいかなあ。今はもう作られていないので二次流通の入手が基本ですが、おそらく元々それなりに数があるので(そして多分日本人好みなので)探せばまだそこそこ手に入るのではないかと。ただこの先増えるものではないので欲しい方は今のうちにかな。

ずっと憧れていて手に入れたわりには……というかだからこそ、あまり使えてはいません。壊すの怖いからなー。でもこれに関してはそれでいいかなとも思う。特別に使いたいときに大事に出してくるくらいで今はいいかなと。もっと大人になったらいっぱい使おうかなあ。



検索していたらこぐれひでこさんのお宅にもあると知ってちょっと驚きました。そして納得。ありそう。そしてこの投稿の主がフライングキッズの浜崎さんだと気づいて二度驚いた。

20260131

鞄にこまごま

1月が終わってしまう。ということで滑り込みで更新を。今年もよろしくお願いします。遅。

大寒波ということで雪がドバっと積もりました。雪かきはまあ面倒なのですが、不思議なもので雪がたくさん降るときって体感温度はあまり寒くないんですよね。普通に氷点下だったりするんですけど。雪があまり多くなくて風が強いときが体感的には一番寒い気がする。
この「雪が多い日は寒くない」感覚って結構メジャーなものらしくて、理由も諸説あるそうな。風景が一面白くなるので視界が明るい感じもします。雪焼けするのは嫌だけども。



今年最初の更新だから(31日だが)というわけでもないんですが、ふと思い立ってカバンの中身紹介というのをやってみます。特に理由はないんですが。私インターネットを30年近くやっているんですが、カバンの中身ってネットに初めて載せる気がします。機会が特別なければそんなもんかしら。

ちなみに人様のカバンの中身を見ること自体は普通に結構好きで、どれくらい好きかというと、十代の頃に雑誌の一般人のストリートスナップでカバンの中身を紹介している特集を切り抜いて保存していたくらいには好きです。何を保存してるんだ。あと吉川ひなのちゃんのカバンの中身写真も保存してた。セブンティーンの。だいぶ中身好きだったのか十代の私。
ネット以前の時代は雑誌に既にそういう特集があって、おそらくその文化がネットに移行しておなじみのコンテンツとなったともいえるのでは。

左上から時計回りに 
★ケイタマルヤマのハンカチ
★いただきものの手作りポーチ ジッパーに付けた白い丸はLoopの耳栓
★スマホ 
★Philipsの有線イヤホン
★MoMAストア?のキーホルダーと鍵
★HERZの財布
★ビーズ刺繡のカード入れ
★リバティの布で自分で縫った袋 中身はBAGGUのエコバッグ
上の見切れてる赤いのはエルベシャペリエのトートバッグです。

中で一番長く使っているのはキーホルダー。シルバーの丸いやつです。なんと30年選手。MoMAグッズを取り扱う雑貨店で当時買ってもらったんですが、壊れなさすぎて未だに使えているという。しかも仕舞ってたのを出してきたとかでもなく普通に日々使って30年。使っておいてなんですが、なぜこんなに丈夫なんだ。
赤とオレンジのは鍵の形のプラスチックのおもちゃみたいなチャーム的なもの。透明な赤の鍵って、『Return to Oz』の生首コレクション棚(映画史に残る女子憧れ家具)の鍵みたい!と思って買った記憶がある。
 

スマホはこだわりがなさすぎてよく分からないんですけど多分ギャラクシーです。多分て。この写真の中のもので、一番皆さんにもオススメなのはスマホに付けている青いスタンド&グリップかも。clckrというやつで、画面を横向きにも縦向きにも置けるし畳むと軽くて薄い優れものです。もちろんグリップとしても。

HERZの革小物は丈夫なので好きです。これも普通に使っても10年とか全然いけるんじゃないかなあ。黒革+金ボタンの組み合わせのものが昔から妙に好きです。

エコバッグはケースを紛失して、たまたま家にあった同じような大きさの袋で代用してます。リバティのハギレを適当に手縫いしたもの。

エルベのトートも20年とか前のもので、あんまり使っていなかったのを最近久しぶりに使っています。これ当時は1万5千円前後だった記憶なのですが、今同じモデルが4万4千円くらいになっているのを見てしまいギョエエとなりました。物価の上昇こわい。

こうして見てみると青と黒が多めなのは予想通りなんですけど、意外と赤があるんだなあと。そういえば赤も好きかも。

カード入れは本来ミニポーチで、お店で一目惚れしたもののポーチとしてはかなり小さめで、使い道が浮かばぬままつい買ってしまったもの。もしやカードにちょうど良いのでは?と入れてみたらぴったりで、意外に活躍しています。
ICカードはキタカのエゾモモンガ。JRカードなのですが私は普段JRにほぼ乗りません。このデザインを持ちたいという理由でバス地下鉄のカードをこれにしているという。
下のストライプの布は母が作った巾着で、これをバッグインバッグとして使ってます。なんでも背広に使うようなウールの上等な生地なんだそうな。確かにハリがあります。

20250924

鉱物の茶箱

お抹茶の茶箱です。わりとお茶を点てたりする人間です。本格的にではなく本当にただ点てて飲んでるだけですが。
その流れでお茶道具を詰めて持ち運ぶ茶箱というものを知り、自分用のをひとつ組んでみたいなあと思い。のんびり道具を集めていったので一年くらいかかっていると思います。もっとかな。

シルバーの蓋つきのガラス瓶は金平糖の振出にしようかと買ったのですが、大きさ的に茶入れ向きかも。イギリスのものだったような。後ろにあるブリキの箱もイギリス製です。どちらもヴィンテージ。
青い試験管みたいなものはブルジョワ社の香水イブニング・イン・パリの古い瓶。これも振出になるかなあと思ったんですが、口が狭いので超小さい金平糖しか入らなさそう。茶巾筒に見立てた白い瓶と菓子入れに見立てた箱も古いもので日本製です。
茶碗はカフェオレボウル、茶匙はジャムスプーンです。このふたつのみ新品の作家さんもので、私にも買えるお値段で合いそうなものを探しました。
どれも見立てで本来の用途とは違うんですが、そこを考えるのが醍醐味でもあるかも。メルカリやネット検索を駆使しました。

自分的に出色は茶筅筒(真ん中右の茶筅が入ってるガラスの)。茶筅筒って多分、茶箱の道具の中で見立ての代用が最も難しいのです。形状が特殊ですし。で古いものや作家ものを探したり、自作する方も多いようです。私も長いこと適当なものが見つからず。
数か月経ったある日、近所の閉業間近のアンティークショップのインスタをたまたま眺めていたら、画面の隅に小さく小さくこれが写っていて。えっ何かわからないけどサイズと形状的に茶筅筒にぴったりでは……!?と。後日お店を訪れたらまだあった。結局それがそのお店での最後の買い物に。家で手持ちの茶筅に嵌めるとあつらえたようにピッタリでした。こういうことってあるんだな~。ちなみに、本来はおそらく理化学用品の漏斗的なものではないかと。

茶箱に一応名前もつけました。「鉱物の箱」です。最初は特にテーマもなくなんとなく集めていたのですが、その途中である日ふと、ああ私は鉱物のような茶箱を作りたいんだなあと感じ。最終的にかなり自分っぽい箱になった気がします。
とはいえまだ本当の完成はしていなくて、道具を包む布を考えたり、ちょこちょこいじって中身は細かく変えていくと思います。完璧に完成だ!と思える日は来ないのかもしれないなあ。


★堀内明美『旅する茶箱: 匣はこ 筥ハコ 匳HAKO』
茶箱に関する本はいろいろあるのですが、堀内明美さんの本はどれも素敵なのでおすすめです。眺めているだけでも楽しいですよ。

★多田けい子『44の茶箱あそび 小さな箱から広がる物語』
多田けい子さんの茶箱もセンスとアイディアに溢れていて見ごたえがあります。


ふくいひろこさんの茶箱の連載がウェブで読めます。

20250524

ガーリー・テキスタイル

庭のスミレ。スミレはやっぱりこの首が「くねっ」となっているところが好き。この花瓶は見た目が気に入って買ったのですが、使うと何を挿しても不思議と様になるなあと思います。作家さんものなので形とかが計算されているのだろうか。

 
スミレといえば、スミレ柄のハンカチはなんとはなしに集まっていくつか持っているな? と思いました。特にコレクションしているわけでもないですが、親戚からもらったり、これスミレだよーと教えてもらったりもして。多分ハンカチの柄としてはまあまああるモチーフなのもあるかも。「スミレのハンカチ」という存在自体が物としてなんかかわいいもんな。


これもそこまで意識はしていなかったけれど集まったハンカチシリーズ。ケイタマルヤマ。ケイタさんは世界の伝統的ないろいろな柄を、日本的にガーリーに今っぽくテキスタイルに昇華させるのが上手いなあと思います。

ガーリー寄りの洋服ブランドで、テキスタイルをブルーミング中西とか川辺製のライセンス商品のハンカチやスカーフとして一般層にも流通させるデザイナーの系譜ってある気がする。KENZO→アツキオオニシ→ケイタマルヤマ みたいな。KENZOは70年代からかな。ピンクハウスも入るかも。デパートの1階で買う感じのね。
昔から日本のファッション界の大きな要素として生地作りがあって、それこそギャルソンからミナペルホネンからユニクロまで、生地・素材開発を抜きには語れないですよね。その中でわりあい「絵」「柄」のテキスタイル創作に特化した系統が、KENZOさんや金子功さんやケイタさんではと。絵柄自体が特徴なので価格帯の違うライセンス製品化にも向いている。
あとこういうガーリーなテキスタイルを創作する志向って、現在のロリータブランドとかにも繋がる気が。デザイナーが手掛けたオリジナルプリントが尊ばれる感覚というか。

ケイタマルヤマの歴代のテキスタイルをデザイナー自ら解説するページ。私は96年のエッフェル塔柄のワンピースを今も持っているのですが、大石卓さんという方のイラストだと30年越しに初めて知りました。なんだか嬉しい。

 
普段使いに今一番愛用しているのはリバティのハンカチかな。これはイオンのハンカチ売り場で見かけて購入した川辺のライセンスものですが、主張しすぎない美しい柄、使いやすい生地感、お手頃価格、と三拍子揃っていてやはり餅は餅屋だなあと。しかもリバティ社にはこの数万倍の柄が存在するわけですからね。

20250216

小部屋の欧州

今一番気に入っているバッグ。確か一昨年の終わり頃?に購入したもの。私は何かにひと目惚れして衝動的に欲しい!となることって実はあまりないのですが、このバッグは偶然通りがかったポップアップ店舗で見かけてあっこれ欲しい!となりまして。コンパクトでシンプルな封筒のようなデザインと青の革の深い風合いに惹かれました。なんでもベルギーのタンナー会社の革なのだそうな。
結局その時すぐには買わなかったのですが、数か月後に改めてまたポップアップを訪れてやっぱり欲しい~と思い購入したのでした。KASANEというハンドメイドのレザーブランドのものです。地元のブランドですが道外でも取り扱いがあるみたいです。

コンパクトですがマチがあるので最低限必要なものは一通り入るし、デザインが私の服に合わせやすいので大事に愛用しています。あとこれしっかりした革なのにすごーく軽いんですよ。硬めの紙みたいな軽さ。ラクです。
私はカジュアルやボーイッシュみたいな服をよく着るんですが、そこに上質な革のバッグがひとつあると締まるし年相応になるんですよね。普通の服をちょっとファッションにしてくれるというか。で青というのも自分っぽい気がして、とっても気に入っています。


最近の愛用品その2。なんかこの写真色が分かりづらいな。水色です。
そろそろ手袋を新調したいなあとなった時、そういえば手袋って毎日のように使うのに意外としっかり選んで買ってきていない?と思いました。なんかパパッと買ったものばかりだった気がする。それで特別困ることもなかったしなあ。
そんなわけで、人生初のちゃんと選んで買った手袋かも。ロバート・マッキーというスコットランドのニットブランドのものです。昔からあるブランドなので存在は知っていましたが買うのは初めて。ウール100で長く使えそう、コートとの色合わせがしやすそう、高すぎない、あたりを条件に探したらこれになりました。スコットランドらしい鮮やかな柄のものも多いブランドですが、これはわりとおとなしめかも。
暖かいし合わせやすくて使いやすいです。サイズが大きすぎず指先が余らないのも嬉しい。


これは愛用品というか少し前に部屋に新入りした土星です。100年くらい前のドイツの図版だったかな。右側は以前から飾っている絵で、鳩山郁子さんのセーラー羊少年のハガキを額装したものです。かわいい。

20230206

ウール・ウール・ウール

なぜか冬にあまりニットを着ない人間だったのですが、ここ数年は自分比でよく着ています。寒いのだろうか。着慣れると暖かいしいいものだなあと思うようになりました。

今年のお気に入りの4枚など載せてみます。上から
★スティーブン・アランのメンズ。厚手で暖かいし形も好きで一番よく着ています。スウェットのように気軽に着られる。THEセーターという感じの形。
★祖母のお下がりのレナウン製昭和セーター。おそらくカシミヤ100。めちゃくちゃ手触りがよくて色も絶妙なブルーできれい。昔の服ってものが良いよな~感の一枚。
★数年前のラルフのメンズ。胸のポロマークがないのが使いやすい。何年経っても毛玉がまったくできません。さすがラルフ。自分にとって超定番ブランドのひとつで、人生でずっと何かしらは着ていると思います。
★ジェームス・シャルロットの赤タートル。これは古着で。『地下鉄のザジ』!と思って買った。ウール100なのですが全然かゆくなくてすごい。柔らかくて着心地が良いです。

気づいたのが、普段着ないような鮮やかな色でもニットならばわりと着るなということ。おそらくニットという素材自体に素朴な味があるので、色の派手さが軽減されて着やすいのかなと。あとこう見るとクルーネックとタートルが好きなのだな。

下は大抵デニムとかコットンのパンツとかです。シンプルニット+シンプルボトムスで超普通の組み合わせになるので、多少バランスに気を付けて着てはいるかなあ。白Tを入れて裾を出したり、上下どちらかをゆったりさせたり。でアクセや何かでちょっと味付けをするのが好きです。


冬の服飾といえば、今年(去年か)はブランドストーンのサイドゴアブーツを買いました。冬用ブーツを新調しなければと思っていたんですが、ブランドストーンと決めるまで多少時間がかかり。
何度か履いたこともあったし、あれば絶対に便利なのは分かっていたのです。でもそういう確実なやつって逆にあんまり行きたくなかったりするじゃん??(笑)。天邪鬼的なね。で他にもいろいろ見たりしたのですが、最終的には間違いないやつにしようと。予想通り便利に愛用しております。
分かってはいたけど本当になんでも合います。パンツもスカートもカジュアルもガーリーもヴィンテージもなんでも来い。歩きやすいしね。

20221024

冬の外套

冬に向けてダッフルコートを買いました。チェックの裏地がかわいい。ダッフルは結局ネイビーが一番好きです。黒と見紛えるような濃紺が特に好きだけど、これは気持ち明るめのネイビーかな。ザ・ダッフルコートなストンとしたデザインが気に入りました。かなり正統派のつくり。そのぶんコーディネートはちょっと工夫して今っぽさを入れたほうがいいかもだなあ。

セールで安く買えたし寒くなれば毎日のように着る実用品でもあるのでいいのですが、ふといや私何着ダッフル持ってんの?と改めて思ったりなんだり。ちなみに数えると現状4着目ですかね……。いや全部ちゃんと!着てるんだけど!

一昨年だったかに古着で購入したSchottのダッフルコート。私は茶系があまり似合わないのですが、これは黄色みの少ない焦げ茶で着やすいです。Schottといえばアメリカの革ジャンやピーコートで知られる会社ですが、ダッフルもあるんですね。シンプルだけどちゃんとした作りです。
明らかにメンズ物ですが、私はメンズサイズもわりと着ます。近年のオーバーサイズ流行りで着やすくなったというのもありますが、アウターは元々大きめも着るほうかも。あと多分骨格的に大きめがいけるので。

メンズ物といえばグローバーオールのモンティも一応持ってます。それもメンズで大きめでまさに軍ものという作りなのでなかなか冗談みたいに重い。厚手の絨毯着てるのかな?くらいの感じ。プラスチックのハンガーが重みで変形していたことも……。しかしあのなんとも言えないフォルムや雰囲気は好きでたまに引っ張り出して着てしまいます。

ダッフルコートって一般によく知られるコートの種類のひとつですけど、見た目は特徴的だし学生っぽいイメージもあるし実はけっこう独特の服ですよね。大人だと着こなしに工夫がいる感じがするし、自分も特別着こなせている気もしないし。
で、そこが面白くてまた着てしまうのかもしれません。海軍の防寒着というところも好きです。セーラーとかボーダーとかマリン物に弱いので。あとなんといっても暖かさと。というわけでそろそろ冬が始まります。


 
インテリアショップで金属の結晶的なものを見つけて買ってみました。もっと大きいのも数種類あったんだけど一番小さいこれに。机の上にあったガラスのペーパーウェイトをなんとなく中にIN。

すごく考えて選んでいるわけではないですが、なんとなく色味が同じようなものが集まるんだなあと写真を撮ってから思いました。水色と黒と木と金属?みたいな。それこそ上のダッフルコートも大体こんな色味だもんな。ちなみに写ってませんがデスクライトも黒で金属です。
真ん中の木製の箱は古い顕微鏡ケース。最近思い立って、よく使う香水を入れるのに使っています。取り出しやすいし日光も遮断できるしこれは良いかもしれない。

20220510

紳士の花束

庭のスミレが満開でした。前の方は黒葉スミレで、数年前これを買って庭で育てだした直後あたりに、たまたま読んだゼーバルト『土星の環』に庭の黒葉スミレの上で死ぬ男の話が出てきてOh……となったという思い出のある株です(笑)。本当に葉や花が黒っぽく濃い色で格好良くて好きです。

これも庭の花。チューリップとスイセン。今年初めて花瓶に生けた庭の花です。今はチューリップが最盛期かな。

この下に敷いてるプレート、確か昔100円ショップで買った気がする。深く考えずになんとなく買ったんだけど、小物の整理に使ったり今は花瓶置きにしたり妙に長いこと使ってます。この素っ気ない感じが便利で。多分元は料理用のトレーだと思う。
100円ショップってたまーにしか行かないですが、行くなら今風のお店よりちょっと場末っぽいお客もまばらなようなお店が好きかも。昭和の金物店にあったような素朴なものがぽろっと売ってたりするので。これもその感じが良くて買った記憶があります。今は100均チェーンもどこも洗練されててそういうお店もあんまりないかなあ。


スミレつながりで最近の襟元など。スミレのコサージュは LAMEDALICO、丸い土星のブローチはNEW ATLANTIS、フリーメイソンみたいなコンパスのマークのバッジは昔池内ビルに入っていたヴィンテージショップで買ったもの。

コサージュは一年以上前にビビっと来て購入したお気に入りなのですが、上手い合わせ方が思いつかず保存していたもの。ふとメンズのワークジャケットに合わせたら? と思い立ちやってみました。このバランスは自分っぽくて良い気が。
コサージュ、自分で使うなら男性がジャケットの襟元にサッと着けるブートニエールのような感じがしっくり来るのかもと思いました。カジュアルでメンズライクな中にお花をポン、という感じで。
「名探偵ポワロ」で洒落者のポワロがよくラペルに小さな生花を着けているのも思い出します。あのフラワーホルダーは特別な女性からのプレゼントだよね。

この私の感覚はどうも金子功さんの影響が大きい気がするなあ。特に金子さんのメンズライン、カールヘルムとかメンズカネコイサオのほうの。
メンズのカネコの、デニムやスタジャンやツイードジャケットにポンとアトリエ染花製のコサージュを合わせるあの感じ。まさに紳士のブートニエール的な。
あと金子さんご本人の私服姿も好きでした。上質なブレザーにベースボールキャップを合わせる感じとか、今でいうシティボーイっぽいセンスでもあったかも。数十年先取り?
金子さんの作るメンズ服ってきちんと男性服の歴史に則ったものに見えます。ラブリーに見えても筋が通っているんですよね。

そういえば元SMAPの草彅くんが若い頃メンズカネコイサオの顧客だったなあ。アイドル雑誌で金子さんと対談していたのを覚えてる。
草彅くんはその後ヴィンテージデニムやアメカジのコレクターとして第一人者になっていくわけですが、カネコ→アメカジという流れは意外なようで個人的にすごく納得するものがあるかも。根底としては同じだと思う。


20211227

ふしぎな市場

4丁目プラザという札幌市民にはおなじみの若者向けのファッションビルが、2022年1月に閉店し老朽化のため解体されます。
ここの最上階は自由市場というスペースで、フロア全体が蚤の市のように小さくて個性的なお店がひしめいています。街中のビルの中とは思えない、ちょっと異空間のような場所です。

自由市場は氷室冴子さんの『クララ白書』か『アグネス白書』にも登場するし、穂村弘さんも北大時代に通っていたそうです。 地元民は、特に50代40代以下だと若い頃に一度も行ったことがない人はけっこう珍しいんじゃないかな。それくらい知られた場所です。改めて考えると、街の超中心部にいい意味でどこか怪しい蚤の市的スペースが、主に若者のために40年間も存在し続けていたというのがすごい。

私も十代の頃は友達と行っていましたが、大人になってからはほとんど訪れなくなっていました。そういう人は多いはず。しかし十数年前にふとしたきっかけで再び通うようになりまして。少なくとも年に数回は行っているはずです。

最後かもということで初めてフロアの写真を撮ってみました。昔からずっとこういう雰囲気。昔は雑貨屋さんが多いイメージだったけど、今は古着屋さんが多いかな。今でもちゃんとお洒落なお店が多いのも偉い。
 

これ、下が東西南北になってるって二十ウン年で初めて知った。見てないものだなあ。レンガ模様になってたり街灯があったり、ヨーロッパの街をイメージして作られたフロアだということがディテールにも表れているのだなと気づく。昭和の日本の人が思う異国風ですね。

街は移り変わっていくものだし、私が無くなりゆくものをすごく惜しむタイプかというとそうではないのかもしれません。けれどどこか不思議な、ちょっと異世界のような匂いのする場所が日常の中にいつでもそこにあったということは、とてもありがたいことだったのだろうなと。

一番最近購入した青いストーンのブローチ。なんかどうしても青とか水色が好きなのだな私は。矢車菊のようなデザインでお気に入りです。鳩山郁子さんの漫画を思い出します。コーンフラワー・ブルー。ノヴァーリスの『青い花』とか。

こういうヴィンテージのアクセサリーって大きいものも多いし結構独特ではあるんですけど、個人的にカジュアルなTシャツやセーターにあえて着けるのが好きです。で下はデニムとか。パールのネックレスもTシャツやスウェットに合わせるのが自分の昔からの定番。
もともと服がカジュアルだからこそ古めかしい小物がむしろ使いやすいとも言えるかも。クラシカルすぎずに済むわけなので。

20210927

秋明菊

夏の間は結構ずっと花を飾っていました。花瓶を買ったので。花はどれも庭の。こういうことをやりだして初めて分かったけど、切り花って意外なほど長持ちするのだなあ。水を毎日替えてるくらいで特になにもしていないのですが。日にちが経ってもまあまあ元気なままなのでひとつの花に微妙に飽きてくる(笑)。経済的で良いですが。

 
花は花でもプラスチックのヘアクリップ。300円アクセショップみたいなところで買ったような。ちょっと変わった形のヘアクリップ類が妙に好きでたまに買ってしまいます。バレッタとかヘアピンも好き。ヘアアレンジが好きというよりそういうこまごまとした物体が好きなだけなので、実際にはそんなに使わなかったりもするのですが。 


ワクチン2回接種終わりました。発熱と腕の痛みは2回ともそれなりに。長引かなかったので特別大変ではなかったかな。2回目の接種ははっきり体温が上がった時点でとっとと解熱剤を飲んですぐ効いたので、はっきりとした症状は打った翌日の一日くらいでした。

しかしワクチンを打って毎日マスクをして出かけて、さすがに慣れたのでもはやあまり何も気になりませんが、ほんの2年前の人たちが見るとちょっと異世界みたいな感じなんだろうなあとしみじみ。SFだなあ。

マスクは相変わらず基本アイリスオーヤマの不織布ですが、韓国のKF94やスパンマスクの立体型も試してみてます。新しい形を試すときは近所にまず使ってみて、良さそうなら街中用にもしたり。KF94は口紅がつきにくいのが良いですね。
フィルター性能は日本だと「BFE/VFE/PFE 99%カット」が日常用ならMAX値かなと思うので、パッケージを見てそういうのを買ってます。これはその辺に普通にいっぱい売ってます。アイリスオーヤマのもそう。
今はFLAXというマスクがKF94の形と日本のフィルター規格を兼ね備えていて気になっているのですが、これ1枚170円とかするんですよねえ。さすがにちょっとな~。買うとしても特別心配な時用かなあ。

20200328

最小形態


今年よく使っているピアス。たまたま地元の店のポップアップイベントで見かけて購入した個人作家さんのものです。氷みたいでかわいい。他のタイプもかわいくて悩んでこのデザインにしたのですが、使ってみるとこれが便利で。大仰ではないけどちょっと存在感がある感じが絶妙でわりとあらゆる時に使えます。結構褒められる。
☆C i e _
インスタに作家さんのアカウントがあったので。


アクセサリーはある程度トレンドを追いたい気持ちと定番のものをずっと使いたい気持ちの両方があるなあ。洋服もそうですが、アクセのほうがよりその傾向が強いかも。全体の味付けとしての要素が大きいからでしょうね。アクセのあしらい方で今風にも定番的にもなるから。

アクセサリーブランドを一生でひとつだけ選ばなければいけないとしたらティファニーかなあ……。ティファニーってめちゃくちゃ普通じゃないですか。そこが好き。元文房具屋というのも好き。あと多分この世で一番好きなアクセサリーデザイナーがエルサ・ペレッティなので。あ、買えるかどうかは別ですよ。
あと私は基本的にはベタ山ベタ子さんなベタ人間なので。アクセはティファニー腕時計はロレックス香水はシャネルジーンズはリーバイス。みたいな。これも買えるかは別として、本当にそんな趣味です。しっくり来る好きなものを選ぶと結果的にそうなる。おそらく顔とか骨格がそういう普通のものが似合いやすい方というのもありますが。超一般的なんだろうな。


普段使いとか実用とは別世界のファンタジーとして大好きなジュエリーデザイナーなら、ディオールのヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ。この人天才だよね。



20200322

粛々・眠々

コロナウイルスで大変な今日この頃、みなさん大丈夫でしょうか。私はコロナとは直接関係ないのですが、この1か月の間にまあいろいろいろいろありまして。書き出すと長くなるのでそのうちまとめて書いたりするかなと思います。あ、とりあえず元気です。

コロナ……。私は1月の末あたりに以前からよく見ているニューヨーク情報が載っているサイトで、アメリカの有名大学が去年算出したというウイルスの爆発的な感染者数増加のシミュレーションを見かけまして。ビル・ゲイツが共催とかで。それが結構とんでもない人数だったんですよね。文字通り桁が違う。あくまで仮想の数字ですが。
それから2か月近く経ち、各国で少しでも抑えるためにみんな必死で努力している最中なわけですが、改めてその仮想の数字の現実が近づいている感覚もあります。嫌な実感だ。

とりあえず私は手洗いがんばろう……。あとよく寝て食べようと思います。それは元からやってるか。



レターオープナー。pencoのもの。これネットで見かけてから欲しかったのです。しかしこういう300円とかの小物ってそれ単体で通販するのもなんだし、かといって店でも欲しい色がちょうど無かったりなんだり。で結構経っていたのですが最近他のもののついでにamazonで買ってみました。
水色も好きだし金との組み合わせも好きだしなんといってもCOMET(彗星)というのがね。良いですね。形全体も彗星を表していると思われます。他にもカラーバリエーションあり。



最近の持ち歩き文具。私はA6サイズの綴じノートをコレクターレベルで試しては使ってきた人間なのですが、安心と信頼のLIFEノートはやはりデザインも書き心地も一級品です。とりあえずこれにしておけば間違いないという感じ。
ツバメノートとかLIFEの他のタイプも物はもちろんいいんですけど、自分が使うには厚すぎたりちょうどいい厚さのがあまり取り扱いがなかったりで難しい。買いやすさととりあえずの安定感でいえばやはり無印かなあ。

ケースはロルバーンの。最近出てるシリーズなのかな?紺地に黄色のデザインも航空会社グッズぽくて好きだし必要なものが全部入るサイズ感でとても気に入ってます。あとは耳栓とかブレンとかずっと使ってるLAMYとか。
右上はMONOの修正テープなんですけど、歯車が見えるのがすごく好き。一番手軽に買えて実用できて安価な歯車のついた道具って修正テープではないだろうか。


こんなのです。

20191211

ブルーそしてブルー


少し前になりますが道立近代美術館の「アイヌの美しき手仕事 柳宗悦と芹沢銈介のコレクションから」を見てきました。
アイヌの刺繍等は北海道にいるとわりあい目にするものではあって、地下鉄の駅構内にも飾られていたりします。が、まとまった数の作品を見られるとやはり見ごたえがありました。昔からアイヌのデザインや素材が好きで、自分にとってはどこか近くて遠いデザインともいえるかもしれません。
上の写真は特に気に入った刺繍のもの。アイヌ刺繍は紺や生成りの色のイメージが強かったのですが、水色が少し入るとどこかモダンな感じがして新鮮でした。北欧の伝統的なデザインにも通じますよね。



藍色のデニムのような素材の服が多いからか、すごく今っぽいというか若い男の人がそのまま着ていてもお洒落に見えそうなものが多かったです。個性や濃さもありつつ全体的にはどこかさらっとしたセンスなんですよね。そもそも昔の人の普段着とかワークウェアって大体センスいいよね。



近代美術館の建築やインテリアが好きです。ごく普通にシンプルだけどなんとも言えずシック。日本がお金持ちだった時代に建てられたモダン建築だなあと。資材とかひとつひとつ綺麗なんですよねなんか。
庁舎とか美術館とか博物館とか、ミッドセンチュリー前後あたりのモダンで丁寧に作られた建物ってまだ日本中に現役で使われつつ残っていると思いますが、そういうさらっと豪華なものが日常で見られるのもあと10年20年くらいで最後なのかなあと思ったりするこの頃。




大丸の前を通ったら広場で大勢の人たちがキャーとかワーとかなっていて、音楽のライブでもやってるのかな?と見てみるとNHK杯を巨大モニターで観戦していたのでした。フィギュアってもうほんとに国民的スポーツなのだなあ。昔と隔世の感。写真はたぶん山本くんのキスクラのときかな?

20190514

土星氏

サルバドール・プラセンシア『紙の民』
おもしろかったです。宇宙っぽい装丁とタイトルと柴田元幸さんの推薦文に惹かれて読みました。シリアスな話なのかなあと思っていたら結構コミカルで、でも切ない、みたいな話だった。でその奥にたくさんメタファーだったりシニカルな目線もある感じ。南米文学の空気も感じます。


土星が出てきます。天体としての土星というか本当に土星氏が出てくるというか。と書くとなんだか足穂みたいですが、タルホ的なダンディな土星よりはもっと生々しくて人間的な土星。それは何故か……というところが設定の根幹でもあり面白さでもあります。



珍しくマニキュアを塗ったので似た色の指輪をつけたの図。どうでもいいですが私は右手の甲の太い静脈を意識的に骨の上にのせてグイグイ上下移動させることができます。動く血管が皮膚の外から見える。本当にどうでもいいな。
この水色の指輪はなにやら女性からの反応が強く、どこのですか?とアパレルの店員さん含め複数回聞かれました。それで後に購入した人も複数。女性にアピールする何かがあるのだろうか。欲しい人は私に聞いてください(笑)。



リバティのパンジー柄。ちょっと幾何学っぽいのと色合いが好きです。リバティのパンジーやスミレの柄はいくつかありますが、これが最も直線的な印象の柄かな。
リバティはわりと好きで、特にほっこりとか素朴というより現代的にどこかクールな雰囲気で使われるリバティが好きです。メンズのシャツとか。そういえば栗野宏文さんがリバティのハンカチを愛用しているとどこかで書いていたなあ(検索してみたらそのディストリクトのブログ記事が残ってました)。「敢えて」感というのだろうか。
あとウィリアム・モリスもスミレモチーフの柄は色々あるんじゃないかな。モリス華やかなりし時代とスミレが一般に人気だった時代が大体重なっているのでは。



本屋で見かけて少年の服装が気になって。「僕はイエス様が嫌い」という映画だそうです。
少年世界っぽいなあと思った印象は合っていたようで、中の作品評で1999年の夏休みや萩尾さんについて触れつつ語られていました。気が付けば2019年……1988年の公開当時に近未来だった設定年からすら丸二十年経とうとしているのだなあ。

20190322

捨てたり増えたり

部屋のデスク周りを改装したく、いやその前に掃除だし物の処分だろ、となりとりあえず文房具類を半分くらいに減らしました。が道のりは長い。面倒だよ~。
個人的には捨てられないから大変というより、捨てようと思えば際限なく捨てられる方なので部屋が無意味にすっからかんになりそうで怖いです。丁寧に判断する慎重さに欠けている。



スマホにあった部屋の画像など。これ数年前なので今ちょっと違いますが。なんか結局こういうものたちがこちゃこちゃと。たまには片づけねば場所的に生きていけぬ。
ちなみに私なので高いものは全然ないです。棚は地元のヴィンテージショップのセール品、中では高めの時計と地球儀でも1万円全然いかない。あとは数百円とか千円とか2千円とか0円(拾った)とか。壁の紙はネットのどこかの宇宙の画像をプリントしたもの。

青い図鑑はブックオフで買った記憶。あ、ブックオフは何気に飾る本探しに良い気が。古い洋書やきれいな装丁の全集が結構あります。ほるぷ出版の名著復刻シリーズは外箱が地味で気づきにくいですが中身がレトロで美しくてオススメ。全集コーナーでよく見る。


片付けといえばアメリカでこんまり先生が大人気だそうで。キャラ立ってるもんなあ。
映画監督ルイ・マルの実の娘にしてVOGUE編集部員クロエ・マルがお洋服をこんまり先生とともに処分する数年前の謎おもしろ動画はこちら。おそらく世界一ファッショナブルなときめき(Spark Joy)片付け動画なのでは。

そういえばこのクロエ・マル、映画『メットガラ』でインパクトあるシーンのひとつ「頭に巨大な炎型のヘッドドレスを載せたサラ・ジェシカ・パーカーの格好に絶句するVOGUE編集部員」が彼女で二度驚いた記憶が(笑)。場面の情報量が多すぎる。





19-20AWのトム・ブラウン。ショートヘア、端的にボーイッシュ、ハーフパンツ、余計な装飾ゼロ、な靴下留め。個人的にはついにここへ到達したのかあと(?)。トムブラウンがそぎ落としてもやはりこれらの要素が残るのですね。アイテム的にはいわゆる少年装と完全同じに等しい気が。
しかもモデルがみんなぴっちり7:3分けで同じスーツで机並べてお仕事、音楽は坂本龍一というショー演出なので日本カルチャーぽさが強い。『未来世紀ブラジル』ぽくもある。モノクルつけててワイマール的でもあり。
トムさん本人が以前から「日本人みたいな洋服の着方をするアメリカ人」とも言われるらしく。「アメトラ」「アメカジ」ってたぶん日本人特有のファッションなんだけど(意味不明かもですがなんとなくわかってくれ)、トムさんはアメリカ人にしてそれをやっているのだな。逆輸入?


20190208

ローカルの彼女





観測史上最強クラスの寒波とかで。今このへんはマイナス11度らしいです。何を言っているんだ。まあ北海道の室内は暖かいので平気なのですが、それでもストーブからはあまり離れたくない。普段室内ならそれほど冷えない部分が今日はふと寒い感じです。末端からシンシンと来る感じ。
数年前に無印で買ったモフモフ室内履きを出してきました。この写真股下20センチくらいに見えるな。

ここ数日はさすがに危ないということでトイレの元栓を閉めて水を抜いています。よく閉めていることを忘れて普通に流そうとしておっとってなる。
なぜ元栓を閉めるかといいますと、水が入ったままの水道管は破裂する可能性があるから。氷は膨張するからね。ガッチリ凍って水が出ない! となる可能性も。札幌だと例年はそれほど気にしなくてもいいけど、今年はな~。
以前はテレビCMでも元栓を閉めよう! みたいなのが流れていた気がしますが今年は見ないかなあ。ローカルニュースだと気を付けてください的な内容のを放送してます。



映画ちょっと見たものたち。

★「アイ、トーニャ」
トーニャ・ハーディングって世代で認知度がパキンと分かれそう。私は記憶にあります。当時連日テレビでやってたのよ。私の世代だと最初に覚えたスケーターの名前が伊藤みどり、次がハーディングとかでは。主演のマーゴット・ロビー(1990年生まれ)は世代的によく知らなかったそうで。英語圏の人でもそうなのだな。

アメリカ人ってアメリカを映画に撮るの上手いよね。特に「アメリカってやばい国だよね……」って自分で自国にツッコんでる感じの、虚無な環境のやつ。超お金持ちとか逆に超貧乏とかでたいてい機能不全家庭の。これが「フォックス・キャッチャー」と比較されたのも分かる。
あとフィギュア好きから見てもスケートを滑る描写が上手い。フィギュアって競技自体が難しすぎるのか、フィクションで過不足ない映像にできてるのはこの映画が多分初です。「俺たちフィギュアスケーター」も突き抜けててアリだけど(笑)。

全体的に興味深かったし評価も高いようで特に言うこともないですけども。なんとなく考えたのが、伊藤みどりとハーディングの運命を分けたものはなんだったのだろうと。いやみどりちゃんは100年に一人の天才だし明るいし、国も他にも色々条件は違いますが。
でもハーディングも地球で二人目のトリプルアクセルを飛ぶ女子選手だし、努力してないわけがないし。みどりちゃんだってハーディングに劣らず環境的な厳しさはあったろうし。マスコミに色々書かれたのも同じ。
考えたところ、ハーディングにはつまり山田満知子コーチがいないよなあと。満知子先生のようなでっかく愛してくれる大人がいない。コーチ的な母親は厳しすぎてほぼDVだし、旦那はああだし、親身に話を聞いてくれる大人なんていなさそう。
満知子先生も厳しさもあるだろうけど真っ当な人格者なわけで。ハーディングにはそういう人、多分いなかった。二度オリンピックに出場した史上二人目のアクセルジャンパーなのに。そういう映画なのだなと。


★「スリー・ビルボード」
おっもしろい……。映画史に残る作品とも評されるようですが分かる。というかもう既に残ってるのか。
「アイ、トーニャ」と通じるなあとも思いました。経済的にも厳しい環境で生きるアメリカ人を描いた、アメリカの自己ツッコミ的な映画であること。そして「信頼できない語り手」的な、真実とは様々な面を持つものだということを表した映画であること。
トーニャもこの主人公のミルドレッドも、見ていくうちにあれ彼女ってそもそもいい人なのか……? こっちの人は悪人なのか? そもそも悪人ってどういう人のことだっけ? みたいな感覚になってくるんですよね。そう作られている。

これが今日的なアメリカ映画の在り方なんだろうなあと。すなわち、貧乏な白人にも言い分がある。真実はひとつじゃない。その感覚が一般化したのが今ということか。
トランプ大統領が誕生してからみんながより考えるようになったテーマなのだろうなとも。トランプ本人がどうというより、彼を支持せずにいられなかった人たちの環境についてもちゃんと考えるべきなのでは。という感覚。


★「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」
ドリスって好きだな。センスのよいハイブランドを教えてくださいと言われたら必ず名前の挙がるブランドじゃないでしょうか。ドリスとかプラダとかボッテガとか。ジュンヤさんとか。
本人の佇まいからも想像できるように大変きっちりした人らしい。旅行の予定を分刻みで立てて笑われるんだとか。だからこそ独立ブランドとして数十年続いているのかな。
アシスタントのデザイナーたちが盛んにアイデアを提出して、それを通したり却下したり吟味していくのがドリスであるということがわりと明確に映されていて、ブランドってやはりそうなのだなと。
布がいっぱい出てくるので布フェチにおすすめ。個人的にはミナペルホネンを連想したり。リアルクローズに徹する布屋さん的デザイナー。

そういえば宣伝映像で入っていたファッション関係のドキュメンタリー映画が「メットガラ」「ディオールと私」「ファッションが教えてくれること」で納得。会社も何個もこういう類の映画配給しても、出来が良いのがどれかは自覚してるんだなあと(笑)。
私は以前これ系の映画でおすすめは「ディオールと私」「ファッションが~」「ビル・カニンガム&ニューヨーク」とブログで書いた記憶が。一つ足すなら「メットガラ」だと思うし。あと映画じゃないけど「サイン・シャネル」も傑作です。

20181222

煉瓦の工場

買った服がたまたまデッドストックだったのですが、ついていたタグがかわいい。ピジョン・ブルー! 鳩山郁子さんの作品に出てきそう。



江別市のEBRIという施設の一角。かつて工場だったレンガの建物を改装して作られていておしゃれです。これはカフェ。こういう機械があるとつい撮ってしまいますね。
江別市はいま巨大な蔦屋書店がオープンしてあれはあれで楽しいものですが、どちらかというとEBRIのほうが好きかなあ。イタリアン美味しいし。そしてどちらの建物もやはりレンガ作りなのだなと。江別といえばレンガ。



昔録画したものをいろいろ詰めたDVDが出てきたのでなんとなく見ていたのですが、緒川たまきさんの番組もあって、お洋服がどれもトラッドでエレガントでどこか少年っぽくて数年ぶりにうっとりしてしまいました。エーグルの乗馬ブーツとか自分も持っているものもあって勝手に嬉しくなったり。それに合わせられていた白いダッフルはたぶんインバーティアだなあ。

緒川さんやスタイリストの吉本由美さんや金子夏子さんが選ばれる服がなんともいえず好きです。みなさんもちろん落ち着いた大人の女性なのですが、どこか永遠の少年のような雰囲気もあるところが。60代70代でもヴィンテージのニッカボッカをさりげなく着こなしそうな感じ。安野ともこさんやコシミハルさんのセンスも好きだなあ。それぞれ容易に真似できない領域ですけど、眼福ってことですね。



たぶん20年以上前?だよね。中国茶とライカのカメラのお話をされていてザ・緒川さん。このライカフレックスを見ると今でも緒川さんを連想するなあ。