20210218

電気動画手帖

なさんYouTubeって見ますか? 私はわりと見る方だと思います。主に服とかバレエとか古いロシアアニメとかチェコの人形アニメとかを見ています。自分て感じだ。モルカーも見ているよ。人形アニメだし。
モードやバレエは動画と相性が良いためかわりと昔から配信していた印象が。コロナ禍で有名なバレエ作品のアーカイブが世界中で公開されていたりもしました。

個人的おすすめチャンネルをピックアップしてみましたのでお家で過ごす春の夜長などにぜひ。代表として貼ってある動画は中でも私が気に入っているものたちです。


 

★ど真ん中でシャネル公式。やはりトップブランドだけに数もクオリティも充実していて、お金がかかっているのが分かるチャンネル。字幕も世界中の言語の用意がありもちろん日本語も完全対応。
↑のNo.5の歴史の動画等、美しいアニメーションでシャネルのアイコン的エレメントたちの歴史を辿る「insideCHANEL」シリーズがおすすめ。
最近だとNo.5の現ミューズであるマリオン・コティヤールが香水のラボを訪れる動画とか楽しかった。案内役は専属調香師のオリビエ・ポルジュ。今のシャネルの香水は全部この人が手がけています。
あ、あとキーラ・ナイトレイが若き日のココ・シャネルを演じたミニドラマが好き。店を訪れる美女たちをきっかけとして繰り広げられる、シャネル史がギュギュギュと詰め込まれた作品。面白いです。




★これまたど真ん中? フランス版VOGUEの公式。さまざまなパリジェンヌが部屋や私服を紹介する動画が豊富。VOGUEって各国にあるわけですけど、フレンチVOGUEのこのチャンネルは意識的に「海外(フランス外)の人たちの想像上のアンニュイなフランス女」みたいなところを分かっていて狙って作っている気がするのだな。おパリのOMOTENASHI。



★またフランス繋がりで、こちらは個人の方のチャンネル。パリ在住の日本人のライターさん。蚤の市や手料理やお部屋のインテリア等の紹介をされていて、選ばれるものや語り口が絶妙で見ていて楽しいです。



★日本のファッション系のYouTube動画だと、やはり業界のプロの方のチャンネルが見ごたえがあって好きだなあと。百々千晴さんは第一線のスタイリストさんなのでそりゃもうセンスが良いです。そしてご本人のキャラが面白すぎる。



★業界のプロの方、のモデルさん版。五明祐子さんは昔から活躍されているモデルさんで、私服がさらっとカジュアルで格好いい。雑貨屋さんで買ったカゴやLLビーンのトートはあらゆる服に合わせられるよ!という感じとか好きだなあ。シャネルのチェーンバッグがミニサイズとパッチワークなあたりとか。元ノンノモデルさんです。わかる。



★中国のいわゆる意識高い感じといいますか、ハイセンスなお家がたくさん出てくる「一条」という動画メディア。何がすごいってやはり大陸のスケールがすごい。どんな崖にどんな大きさの屋敷!?みたいな邸宅がガンガン出てきます。
かと思えば女性が一人で上海の古いマンションをお洒落にがっつりリノベーションしていたり、なんにしてもパワフル。



★昔から海外のニュースを見るのが好きで、NHKのBSの世界のテレビ局の報道を集めた番組とかよく見ます。BBC JAPANのYouTubeチャンネルはBBCのニュースを短くサクっと日本語で見られて便利。




★最後に私の趣味で(いやこのブログ全文私の趣味でしかないですが)ユーリ・ノルシュテインのアニメーションなど。ノルシュテインて絵が上手すぎて自分が何を見てるのかだんだん分からなくなってくるなあ。完全に絵画のタッチのものが動いてる不思議さ。


こうやって見ると、YouTubeの特性からかさくっと見られる小品的な動画が多いのかな。ミュージシャンのMVがYouTubeにアップされるのが当然中の当然みたいな状況になったのもわかります。画面のインパクトと動画の短さが場の特性にすごく合っているのですね。MVだと最近はチャカ・カーンのこれが好きです。シャレオツ。
あと数年に一度なんとなく見てしまうのが『ぼくらの鉱石ラジオ』の小林健二さんの動画とか。アトリエに並ぶ機械的なモノたち。こういうニッチな動画が見つかるのもYouTubeならではですね。
「ワーズワースの冒険」とか緒川さんとかタモさんとか、昔のちょっとマイナーめの番組を数十年経って見るとなんともいえない感覚。ノスタルジーでもあるけど、あれこんな感じだったのか、という不思議さのような。