20190531

夏の準備品

質上、日焼け止めは自分なりの基準があるほうです。といっても肌荒れせずある程度UVを防いでくれるものならなんでもよいのですが。石鹸で落ちてお手頃価格だとなお嬉しい。
20年近くそういうものを探して買っているので選び慣れてもいまして、経験上、吸収剤不使用・UV数値そこそこ・液が緩くない、あたりを抑えておけばまあ大抵OK。

そんな私の最近のお気に入りがこちらです。


ミッフィーちゃん。商品名はユースキンS UVミルク。いやこれがですね、この見た目でなかなかどうしてやり手なのです。吸収剤不使用・SPF25++・石鹸で落ちる・700円くらい。かわいいしね。老舗ユースキンの昭和な緑とブルーナ・グリーンが妙にフィット。ディック・ブルーナはグラフィックデザイナーだからか雑貨もみんなおしゃれですよね。デザインに使える色とか厳密に決まってそう。
そして塗り心地が人生で使った日焼け止めで一番良いかもです。伸びるし痒くならないし無臭。なぜこんなに無臭なのか謎なレベル。ただがっちり紫外線を防ぎたい人には物足りないかもしれません。

あとこれ店頭で見たことがない。結構前にネットで見かけて私の日焼け止めの条件にあまりに合致するので、そのうち買ってみよう~と思ってたらどこにもなくて結局アマゾンで買いました。何年も作られ続けてはいるっぽい。
今年はこのミッフィーちゃんと以前から愛用しているヴェレダでいこうかなと。両方とも匂いがマイルドで使いやすいです。

しかし日焼け止めってありがたいなあと。アトピーかつ軽度の日光湿疹持ちの私は敏感肌用日焼け止めというものがなければメイクもあまりできなかった可能性があるし。それを膜というか土台?ガード?にしているので。今は使いやすい商品も色々あるしね。ありがたや。



パッケージもブルーナカラー。本体取ったら下にもうさこちゃんがいました。






ルモドバル監督の新作でのペネロペ・クルスの撮影風景らしいんですが、このペネロペさんが着ているワンピとかエプロンがすごく好み。こういう、定番の形で布の柄がさりげなく良くて毎日着てそうで、っていうサマードレスとかワークドレスみたいな類の服がとても好きです。名もなき普段着としてのワンピース。今年は特にこういう服が気になるなあ。

といってもこれは映画の衣装ゆえにお洒落というのももちろんあるし、ペネロペさんが着てるからもあるよね。注意深く選ばれた無造作感というか。
アルモドバル監督って服選べる人なんだろうなあ。でなきゃ「私が、生きる肌」とか撮らないか。あれは衣装がゴルチエだっけ。上の写真の本人の服もかわいい。


★Les Suffragettes
少し前にEtsyを眺めてて見つけたフランスのハンドメイドのワンピースのブランドなんですが、ちょっとこのペネロペさんのワンピっぽさにも近いような、昔ながらでかつガーリーなデザインが多くてかわいいです。モデルさんもみんな雰囲気ある。Etsyっていろんなお店があるなあ。

20190514

土星氏

ルバドール・プラセンシア『紙の民』
おもしろかったです。宇宙っぽい装丁とタイトルと柴田元幸さんの推薦文に惹かれて読みました。シリアスな話なのかなあと思っていたら結構コミカルで、でも切ない、みたいな話だった。でその奥にたくさんメタファーだったりシニカルな目線もある感じ。南米文学の空気も感じます。


土星が出てきます。天体としての土星というか本当に土星氏が出てくるというか。と書くとなんだか足穂みたいですが、タルホ的なダンディな土星よりはもっと生々しくて人間的な土星。それは何故か……というところが設定の根幹でもあり面白さでもあります。



しくマニキュアを塗ったので似た色の指輪をつけたの図。どうでもいいですが私は右手の甲の太い静脈を意識的に骨の上にのせてグイグイ上下移動させることができます。動く血管が皮膚の外から見える。本当にどうでもいいな。
この水色の指輪はなにやら女性からの反応が強く、どこのですか?とアパレルの店員さん含め複数回聞かれました。それで後に購入した人も複数。女性にアピールする何かがあるのだろうか。欲しい人は私に聞いてください(笑)。



バティのパンジー柄。ちょっと幾何学っぽいのと色合いが好きです。リバティのパンジーやスミレの柄はいくつかありますが、これが最も直線的な印象の柄かな。
リバティはわりと好きで、特にほっこりとか素朴というより現代的にどこかクールな雰囲気で使われるリバティが好きです。メンズのシャツとか。そういえば栗野宏文さんがリバティのハンカチを愛用しているとどこかで書いていたなあ(検索してみたらそのディストリクトのブログ記事が残ってました)。「敢えて」感というのだろうか。
あとウィリアム・モリスもスミレモチーフの柄は色々あるんじゃないかな。モリス華やかなりし時代とスミレが一般に人気だった時代が大体重なっているのでは。



屋で見かけて少年の服装が気になって。「僕はイエス様が嫌い」という映画だそうです。
少年世界っぽいなあと思った印象は合っていたようで、中の作品評で1999年の夏休みや萩尾さんについて触れつつ語られていました。気が付けば2019年……1988年の公開当時に近未来だった設定年からすら丸二十年経とうとしているのだなあ。