20201206

極寒対策個人愛用機能製品

 多勝一の昭和30年代のルポルタージュ『北海道探検記』を読んだとき印象に残ったのが、「北海道民は寒さに弱い」と既に書かれていたこと。そう、道民は寒さに弱い。なぜなら暖房設備が整っているから。地元の人間にはわりとおなじみの認識だったりもするのですが、その認識が半世紀前には既にあったのだなとちょっと驚きました。ちなみに私は今石油ストーブのある部屋でこれを書いていて、薄手のセーターを着ていますがやろうと思えばTシャツ一枚でも過ごせなくはないです。

寒さに弱い身体で氷点下の中へ外出しなければならないわけですから、特に寒がりの私などはうまく防寒できるかどうかが人生の楽しさにも直結してきます。いやほんとにね。で愛用している防寒グッズなど羅列してみます。一応氷点下対応となっております。


チュチュアンナ ウール混リブソックス

別にチュチュアンナのじゃなくてもいいはず。ポイントはウール混。ウールが入ると暖かさが違うので。私は普通のリブのデザインが好きなので冬の普段用は大抵こういうのを買ってます。あとプチプラ靴下のウール×化繊は紺や黒の濃い色のものをおすすめ。白は毛玉が目立つので。逆に一足3000円とかのウール率が高いものは毛玉ができにくかったりするので、用途に応じて買い分けるとよいのかも。


グンゼ  シーファー 8分袖インナー

私のは去年買ったので若干違いますが、このシリーズが大好きで。これもウールが15%含まれていて残り85%は綿。綿ウールってやつです。ウール入りなのに肌が弱い私でもかゆくなく(これは本当に珍しいです。どんな技術力なのだ)暖かくて丈夫で天然素材100%というすごいやつ。下着メーカーはグンゼが一番好きだなあ。なんだかんだ素材や縫製のレベルが違う。普通の紺とかグレーもあるとなお嬉しいのだけども。同じシリーズのレギンスもおすすめ。


無印良品 足なり直角 リブ編みタイツ

これはすごく防寒のためというより冬に履くタイツならこれが好きだな、という感じかな。綿73%で履き心地がよく色も良い感じでおしゃれ。で厚めでなかなかの暖かさです。無印の靴下類は多分FALKEとかそのあたりをパ、じゃない参考にしてるんでしょうね。


コロンブス ウインターインソール

靴に冬用の中敷きを入れるとマジで暖かさが違います。ほんとに違う。のでおすすめですが余裕のある靴でないとキツキツになってしまうのが難点かな。冬は靴下ももこもこしているので靴の中のスペースの闘い。コロンブスのこれは靴用品専門メーカーだからか作りがしっかりしていて、暖かさのわりに極端に分厚くもなくて好きです。サイズ展開も豊富。


★何かしらのマフラー

そのまま。いやそりゃみんな使うよって感じですが、首回りに風が当たるか当たらないかで寒さって全然違いますよね。個人的に好きなのはカシミヤのもの。暖かいし肌触りがやっぱり良い。といっても古着屋で安く買ったものとか親のおさがりとか。巻物系ってお土産でもらって売る人とかが結構いるのか、古着屋でイギリス製カシミヤ100とかイタリア製ウール100の美品や未使用品をお手頃価格で見かける気がします。欧州のは色がきれいだし。


パナソニック 電気あんか

防寒というより寝るときのあったかグッズですね。すぐ温度が上がるし、平べったいので腰の下でも足の下でも好きなように敷けて好き。私はわりとこれがないと生きていけません……。パナソニックのものは温度調節がついているのが良い。あまり長時間使うと良くない気がするので、別売りのタイマーも買おうかなあと思っているところ。



コートはやっぱりダッフルが好きかなあ。ずっと単にデザインが好きなんだと思っていましたが、基本暖かいものだからこそ好きなのかもしれない。ロング丈は更に格段に暖かい。個人的な趣味だと写真のメンズのものくらい武骨なやつが好きでこれも着ますが、普段はもう少しレディース寄りの形を着ることが多いです。


傑作北国映画&ドラマの「ファーゴ」では、主人公の女性警官が大きなスノーブーツで外を歩き回って捜査をします。SORELとかかな。この実用!という感じのスタイルがなんだか好きで。こういうガチのスノーブーツ、北海道だと履いている人は結構普通に見るし、生活スタイルにもよると思いますが特別オーバースペックでもないのだと思います。なのでおかしく見えない。実用でこのレベルの防寒製品を使えてしまう寒さの地元を、本当に面倒だなと思うこともあれば、映画みたいだなあと思うこともあるわけです。

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