20190514

土星氏

サルバドール・プラセンシア『紙の民』
おもしろかったです。宇宙っぽい装丁とタイトルと柴田元幸さんの推薦文に惹かれて読みました。シリアスな話なのかなあと思っていたら結構コミカルで、でも切ない、みたいな話だった。でその奥にたくさんメタファーだったりシニカルな目線もある感じ。南米文学の空気も感じます。


土星が出てきます。天体としての土星というか本当に土星氏が出てくるというか。と書くとなんだか足穂みたいですが、タルホ的なダンディな土星よりはもっと生々しくて人間的な土星。それは何故か……というところが設定の根幹でもあり面白さでもあります。



珍しくマニキュアを塗ったので似た色の指輪をつけたの図。どうでもいいですが私は右手の甲の太い静脈を意識的に骨の上にのせてグイグイ上下移動させることができます。動く血管が皮膚の外から見える。本当にどうでもいいな。
この水色の指輪はなにやら女性からの反応が強く、どこのですか?とアパレルの店員さん含め複数回聞かれました。それで後に購入した人も複数。女性にアピールする何かがあるのだろうか。欲しい人は私に聞いてください(笑)。



リバティのパンジー柄。ちょっと幾何学っぽいのと色合いが好きです。リバティのパンジーやスミレの柄はいくつかありますが、これが最も直線的な印象の柄かな。
リバティはわりと好きで、特にほっこりとか素朴というより現代的にどこかクールな雰囲気で使われるリバティが好きです。メンズのシャツとか。そういえば栗野宏文さんがリバティのハンカチを愛用しているとどこかで書いていたなあ(検索してみたらそのディストリクトのブログ記事が残ってました)。「敢えて」感というのだろうか。
あとウィリアム・モリスもスミレモチーフの柄は色々あるんじゃないかな。モリス華やかなりし時代とスミレが一般に人気だった時代が大体重なっているのでは。



本屋で見かけて少年の服装が気になって。「僕はイエス様が嫌い」という映画だそうです。
少年世界っぽいなあと思った印象は合っていたようで、中の作品評で1999年の夏休みや萩尾さんについて触れつつ語られていました。気が付けば2019年……1988年の公開当時に近未来だった設定年からすら丸二十年経とうとしているのだなあ。

20190430

配置転換


部屋が片付いた……ゼェゼェ。物の処分と家具の移動と掃除を一気にやろうとしてふと気づいたら数時間経っててえっ?となりました。次の日すごく眠かった。体力の衰えが深刻化する今日この頃。
今回は机を変えました。といっても昔使っていたデスクを解体したものが残ってて、素材自体は結構いいやつだったので天板を使いたいな―と思い、脚のパーツだけ新しく購入して組み合わせて使うことに。わりといい感じになったのではと。脚買って載せただけだけど。

部屋はだんだんあっさりしてきてるのかなあ。謎の小物たちとシンプル趣味が同居してるみたいな様子で。
今回久しぶりにがっつりめに掃除してて思ったけど、私は処分という行為がそもそもわりと嫌いじゃないんだな。自分の所持品とそこに付随する情報に定期的にソートをかけることがそれなりに楽しい。それは過去への反省と未来への期待が物理で見える行為でもあって、なるほど掃除を生業とするこんまり先生がスピリチュアルなマスターになるわけだなあ。私は結果的に20年間着続けてる服とかも全然ありますが。
ちなみに私が物の処分が割と好きな理由の一番はおそらく育った環境ですね。親や親戚に片付けマンタイプが多いので。




お気に入りのピアス。Surというブランドのものです。ぱっと見ガラスっぽくて重そうだけどめちゃくちゃ軽いです。紙くらい。眼鏡の製造で有名な鯖江市の企業で、素材が眼鏡の端材のアセテートなんだそうな。なので丈夫で軽いってことらしい。
もともとネットで見かけて気になっていたブランドなんですが、たまたま立ち寄ったお店にポップアップで扱っているのを見つけて、出会いかなと思い。いろんな服に合いつつちょっとだけインパクトがあって良い感じです。冬はベレーに合わせたりしてました。




誘われてサチモスを見てきたんでした。きたえーるってメジャーなジャニーズもやるような会場ですよ。人気なんだなあ。客層は若い人がコアだけど上も下もバラエティに富んでました。音楽好きそうな大人や家族連れも多かった。
大学生くらいの今っぽい男の子たちがステージをうっとり見つめていて、そうかサチモスって男の子の王子様なんだなあと。

サチモス特に詳しくはないのですが、すごくお洒落な人たちだなあとは以前から思っていて。何かの雑誌で横山剣さんが「ゴールデンカップスみたい」って言っていてわかるな~と思った記憶。ハマ育ちの洒落た不良感というか。実際に見てもそんな感じがしました。古着とスニーカー姿でふらっと出てくる感じ。

音は彼らといえば想像するアシッドジャズやシティポップ的なところから更に遡って60年代70年代のアコースティックとエレキが混ざったような音。それこそカップスやモップスの昔の映像から流れてきそうなサウンドというか。詳しくないのでほぼ想像で書いてますが。
なんか、この人たちは生半可でなく真剣にイケてるものを探すバンドで、いま辿り着いたのがこういう音なんだろうなあと。「青」「水」「火星」とかどこか少年っぽい雰囲気の歌詞が多いのも意外だった。この路線個人的に好きかもです。

ベースの人特にお洒落だなー男子にめちゃモテそうだな~と思ったHSU氏という方がこの後体調不良で公演中止が続いているそうで。お大事にです。

20190322

捨てたり増えたり

部屋のデスク周りを改装したく、いやその前に掃除だし物の処分だろ、となりとりあえず文房具類を半分くらいに減らしました。が道のりは長い。面倒だよ~。
個人的には捨てられないから大変というより、捨てようと思えば際限なく捨てられる方なので部屋が無意味にすっからかんになりそうで怖いです。丁寧に判断する慎重さに欠けている。



スマホにあった部屋の画像など。これ数年前なので今ちょっと違いますが。なんか結局こういうものたちがこちゃこちゃと。たまには片づけねば場所的に生きていけぬ。
ちなみに私なので高いものは全然ないです。棚は地元のヴィンテージショップのセール品、中では高めの時計と地球儀でも1万円全然いかない。あとは数百円とか千円とか2千円とか0円(拾った)とか。壁の紙はネットのどこかの宇宙の画像をプリントしたもの。

青い図鑑はブックオフで買った記憶。あ、ブックオフは何気に飾る本探しに良い気が。古い洋書やきれいな装丁の全集が結構あります。ほるぷ出版の名著復刻シリーズは外箱が地味で気づきにくいですが中身がレトロで美しくてオススメ。全集コーナーでよく見る。


片付けといえばアメリカでこんまり先生が大人気だそうで。キャラ立ってるもんなあ。
映画監督ルイ・マルの実の娘にしてVOGUE編集部員クロエ・マルがお洋服をこんまり先生とともに処分する数年前の謎おもしろ動画はこちら。おそらく世界一ファッショナブルなときめき(Spark Joy)片付け動画なのでは。

そういえばこのクロエ・マル、映画『メットガラ』でインパクトあるシーンのひとつ「頭に巨大な炎型のヘッドドレスを載せたサラ・ジェシカ・パーカーの格好に絶句するVOGUE編集部員」が彼女で二度驚いた記憶が(笑)。場面の情報量が多すぎる。





19-20AWのトム・ブラウン。ショートヘア、端的にボーイッシュ、ハーフパンツ、余計な装飾ゼロ、な靴下留め。個人的にはついにここへ到達したのかあと(?)。トムブラウンがそぎ落としてもやはりこれらの要素が残るのですね。アイテム的にはいわゆる少年装と完全同じに等しい気が。
しかもモデルがみんなぴっちり7:3分けで同じスーツで机並べてお仕事、音楽は坂本龍一というショー演出なので日本カルチャーぽさが強い。『未来世紀ブラジル』ぽくもある。モノクルつけててワイマール的でもあり。
トムさん本人が以前から「日本人みたいな洋服の着方をするアメリカ人」とも言われるらしく。「アメトラ」「アメカジ」ってたぶん日本人特有のファッションなんだけど(意味不明かもですがなんとなくわかってくれ)、トムさんはアメリカ人にしてそれをやっているのだな。逆輸入?