20251231

ご近所こけし物語

年も一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします~。

 
花瓶は家のものです。ポルトガル製らしい。色合いがかわいい。家族がこれを買ったお店は昔4プラの自由市場にあって、移転後の今も続く老舗の雑貨店です。そういえばつまり氷室冴子さんや正本ノンさんがコバルト小説に自由市場を書かれた当時にも既に存在していたお店なのかもしれない。

右の物体は「ニポポ」です。北海道の木彫りの民芸品で、アイヌこけしともいいます。地元だと結構というかかなり?メジャーなものです。
近所のリサイクルショップでポツンと置かれていてつい買ってしまった。180円だった。このタイプのニポポはおそらく夫婦セットなので本来奥さんもいたはずなんですけど、ひとりになってました。

北海道の民芸品といえば熊の木彫りが有名ですが、個人的には地元の家庭の居間とかに熊の木彫りが飾られている光景ってほぼ記憶にないんですよね。おそらく、主に道外の人が北海道旅行で買っていって家に飾ったものだからなのかなと。東京の人は逆に東京タワーにあまり登らないみたいな? 違うか?
で、熊よりもこのニポポのほうが、道内の家庭や素朴な民芸品店ではよく見た記憶なのです。巨大なのが店の棚にダーッと並んでたり。つまりニポポは北海道の人が道内を旅行した時のお土産によく買っていたのでは。
だからか、私がこれを買ったリサイクルショップでもニポポ類は数種類あったけど熊の木彫りはひとつくらいでした。地元の人が売りに来る店だとそういう比率になるのかも。

20251219

異国の市場

通公園のホワイトイルミネーション。の、点灯していない状態。妙に哀愁があって、なんなら点灯しているときよりモノとしてなんだか好きかもしれない。近くで見ると雪の結晶に結構年季が入っている。何年も使われてるもんな。「年季の入った巨大な雪の結晶」という存在が既にちょっと面白い。

 
クリスマス市は札幌のお祭りでも一番普通に訪れるかもしれません。毎年とまではいきませんが気が向けば。元々が寒いドイツの市なのでここの気候に合っているし、みんな淡々とソーセージやグリューワインを食べたり飲んだりしている雰囲気もまったりしていて好きです。寒すぎて騒ぐって感じでもないしなあ。スノードームやクリスマス小物も売っています。


舶来のくるみ割り人形のみなさん。そういえばくるみ割り人形ってバレエの演目としてすごく好きです。子供向けのかわいい美しいお話なんだけど、見方を変えると実は死の匂いのする世界だなあと思う。ラストとか、えっこれって冥界??みたいな感じだもんな。


かつて私が足しげく通った4丁目プラザが老朽化により建て替えになりまして、新しいビルを初めて見てきました。
全体的にまあわりと普通の今風のビルになっていて、自由市場という私がヴィンテージアクセサリーを山賊か?というくらい買ったフロアも無くなってしまったのですが、名前を継いだ「自由市バー」なるフロアができていました。こじんまりとした駄菓子の店という感じで自由市場の面影は濃くはないかもですが、街角っぽいデザイン(これもヨーロッパの街角を模していた自由市場由来かも)のイートインコーナーにちょこちょこ高校生らしき若者たちが座っていたのはいいなと思いました。若い人が寄り付かなければ場や街はつまらなくなっていくからのう(おばちゃん)。

 
このコートお気に入りなのです。金具がファイヤーマンコートのホックになっている。多分消防士は素早く着替えなければいけないのと、燃えにくさのために金属製なのだと思う。あくまでデザインなのでこれ自体は普通のウールのコートですが。
袖口にもセーラーっぽいラインが入っていたり、ディテールにミリタリーモチーフが使われていつつ、全体としてはわりとシンプルなネイビーのコートなので合わせやすいです。あとあったかい。
 
クリスマス市の自分おみやげ。札幌軟石クッキー。岩石や鉱物をモチーフにしたお菓子はつい買ってしまう。札幌市内の様々な喫茶店やスイーツ店が集まったお店で買いました。札幌軟石は地元の古い建物や教会等に使われています。

20251214

都市のかけらのディスプレイ

し前にガラスケースを購入しました。部屋にあるこまごまとした小物をまとめてディスプレイするものが欲しいなあとずっと思っていて。三年くらい探したんじゃないかな。ある程度理想の大きさで古かったり味のあるもので予算内でとなると、見つけるのに時間がかかることは分かっていたので、まあまあ予想通りくらいで買えたのではないかと。
金に糸目をつけないならいつでもなんでも買えるんですけどね。そうもいかないわね。まあこの世のものはなんでもそうか。料理でも「お金をかけるか手間をかけるか」って言い方がありますけど、インテリアでもファッションでもなんでもそうなんだろうなあ。


こういう棚類をネットショップで販売している家具職人さんのものです。おそらく元は古い何かのケースを、棚や塗装をリメイクしたものではないかと。縦長っぽい形のものが欲しかったのでちょうど良い感じのが買えて嬉しい。

昔はあんまり気にならなかったんですけど、私みたいなあれこれちょこちょこ小物を買う人間だと、それらひとつひとつは気に入っていたとしてもただ並べておくとなんだか雑然とした感じになっていくんですよね。で一か所にある程度まとめて飾れるようなものが欲しいなあと思うようになり。
でこういう専用のケースを部屋に導入してみると、ディスプレイ感はありつつ全体的には結構すっきりするなと。まとめるって大事なんだな。


古いもの好きあるある、誰だか知らない昔の人の写った写真がなんかある。なんなら複数ある。これは女性の首元の三日月のブローチ?が気になって昔購入したカルト・ド・ヴィジット。手前の小さいふたつはプレパラート。


右奥は鳩山郁子さんの時計草のボックスです。かわいい。
左奥の三角定規や手前のアンモナイトを載せているレンズは「古道具 十一月」さんで買った記憶があります。十一月さんは若い頃からもう二十年とか通っているお店で、このブログにも何度となく書いていると思う。いつ訪れてもすごいお店です。

この棚の写真を見ていて改めて気づいたのですが、中に飾っているものの半分くらいは十一月さんで購入したものなんですよね。無意識でそうなっていました。丸い箱入りの鉱物標本、螺子や歯車の時計部品、陶器の碍子、インクボトル等も十一月さんです。私の趣味に知らぬ間に多大な影響があったお店なのだろうなあと改めて。
おそらく、工業的であったり理化学的であったりするものとアンティークなものを今の時代のインテリアとして、けれど気張らずに自然に取り入れることはできるのだということを教えてもらったお店なのだろうなあと。ノスタルジックなだけでなく、シックでお洒落なのですよね。しかもどこか文学的でさえあるという。