20251014

新世紀ノスタルジイ

テラプレイスを歩いていたら上から実験器具が吊り下げられたディスプレイの店舗があって、思わず撮った写真。香水屋さんらしい。
ここ以外にも理化学や博物画や鉱物系のものがディスプレイに使われている新しめのお店が数軒あったような。ステラプレイスって多分札幌で一番くらい若者の往来が多い場所なので、つまりそれがトレンドということなんでしょうね。理科系のビジュアルがオシャレとされる時代なのだなあ。

二十年以上前は理化学用品や鉱物みたいなものって、東急ハンズかガチの専門店くらいしか買える場所はほぼなかったと思います。ハンズの次が突然ガチの〇〇鉱物研究所とかに飛ぶ感じ。それっぽい雰囲気のヴィンテージショップでもほんの数個とか。たとえば耳猫風信社的な感覚のお店となると東京でも相当珍しかっただろうし、まして札幌は、という。
この二十年の間の大きな変化というと、やはりネット特にSNSの普及ですよね。理化学や鉱物系のものを美しくディスプレイする方法や入手先が色々な層の人たちにも広がったことで、美意識としてマニアックだったものがメジャーな領域にも及んだのだと思う。でステラプレイスにそういうお店が数軒できるに至ると。時代の変化ってすごい。そしてこの傾向って日本に限らず、結構世界的なものという印象があります。



戸ファッション美術館で永澤陽一さんの展覧会が開催中だそうで、記事を見ていてあっ!と思ったのが私も以前ブログで書いたことがある鳥籠のドレスが展示されていること。やっぱりかわいいな~。
永澤さんの服がこれほどたくさん見られる機会はそう無いのでは。お近くの方はぜひ。回し者ではないです(笑)。


前ブログで書いたつながりでいうと、過去なぜか二度ほどブログで触れたことのあるクロエ・マルがこのほど米国VOGUEの編集コンテンツ責任者に就任されたそうで。実質の編集長と思われる。
個人的に、VOGUE含めた世界中のファッション誌編集者で、編集長以外で名前と顔を覚えていてセンスが好きでたまにインスタを覗いたりしていたのってクロエ・マルただ一人だったので、就任を知ってほおお~となりました。しかし編集長になることは想像できてなかったなあ。

こちら側(どちら側?)の人間的にいいますと、彼女は映画監督のルイ・マルの娘さんでもあります。そう、つまり「地下鉄のザジ」や「さよなら子供たち」の監督の娘さんがアナ・ウィンターに後継として指名されたのですね。いろんなことがあるものだなあ。