20190819
世界一美しい部分
一時期に比べるとだいぶ収まりましたが、それでも結構買ってしまうもの。それは靴下。なんかやっぱり好きなんだろうなあ。あとボーイッシュとか少年っぽい服装が好きな人間には古来より欠かせない小物でもあり。ズボン・靴下・革靴だからね基本的に。
靴下って意外とごまかしがきかないパーツな気がします。特に高価なものや珍しいものである必要はないと思うけど、丁寧に考えて履くと全体の印象というか締まり方が違う印象。こんなに面積が小さいのになあ。なんでだろう。靴と体との接続点だからかな(?)。街のおしゃれな人を見ていてもそういう感じがします。さりげなく赤い靴下をさし色にするカジュアルな女の子とか、かわいいもんなあ。
初めてヒシガタ文庫に行きました。ダイヤ書房という老舗の一般的な本屋さんの中にさらに、おしゃれなヒシガタ文庫(「ダイヤ」だからでしょうね)があるという面白いつくり。上の靴下はこちらで購入したもの。以前からちょっと気になっていたニシグチクツシタのものです。こういう、めちゃくちゃ単に白い靴下!みたいなデザイン好きです。
足を運んだきっかけは私が十代から通った雑貨店・チョロンの商品が並ぶということで。今は店舗はないのですがオンラインでお店を再開されています。店舗も独特のセンスの素敵なお店でした。久しぶりにその世界に触れたくなりまして。
チョロンは一言で表すと「かわいくて爽やかなアジア」かなあ。キッチュとかエキゾチックというより爽やか。この感じって結局他にはないなと今改めて思います。
並べられたかわいいアクセサリーを見てやっぱり今はカレンシルバーですよね、わかります。と一人で頷いてました(こわい)。
チョロンも懐かしかったし、初めてのヒシガタ文庫も楽しかったです。こういうおしゃれな雑貨屋さんって、似通った印象にもなりがちだからこそそのお店独自の丁寧な商品セレクトとか深度みたいなものが重要だと思うのですが、その点すごくちゃんと作られたお店だなあと感じました。
本郷新記念札幌彫刻美術館へ行ってきました。こんな名称だったのか。いつも「本郷新のとこ」とか言っていた。
企画展はフィン・ユール。美しいひじ掛けの椅子で有名な建築家・家具デザイナーです。富豪だったら家に置きたい椅子はフィン・ユールのヴィンテージです。No.45?かな。まあ美しいし。
あと私の中でデザイン好きの富豪の家にある家具といえばヴィンテージのペリアンとジャンヌレとコルビジェとフィン・ユールです。どういうイメージだよって感じですが(でもわりと合ってるのでは)。小島聖さんの家にコルビジェの棚があるのに驚いた記憶。本当にオシャレなのだなあ。
実物のフィン・ユールはいい意味でニュートラルに普通に家具、という雰囲気があるのが意外だったかも。もう少し近寄りがたい感じなのかと。もっとバリバリのヴィンテージやオリジナルだとそういう空気もあるのかもしれませんが(そこまで古くないものが中心だったと思う)。美しいし職人芸だけど人間が日常で使う道具なのだと感じました。
いろいろ見てなんとなく、自分が作るものに自信がある人だったのではとも。余裕で趣味がよくてそれを実現する能力や人柄もあって、実際「世界一美しいひじ掛け」とか称される造形を残せた人。そういう人結構好きかも。
ここは建物の建築もすごく好きです。設計は田上義也。ライトの弟子だった人です。中もこじんまりとしつつ立体的で適度に個性的で、素敵な雰囲気なのです。巨大な吹き抜けそのものが全体になっているような形。現代的な空中回廊っぽいかも。
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