最近ふと、私はモノを買う時に「鉱物っぽい」というのがひとつの基準になっているかもしれないなあと思いました。この指輪はぽいというかまんま鉱物ですが。
そういえば今よく使う香りも「クリスタル」だなと思って一緒に撮ってみました。シャネルのCRISTALLE。これ古いんだけども。最近ボトルデザインが変わったはず。シャネルなのでどちらにしろ大幅には変わりませんが。
どこか鉱物的な印象の茶碗とか。箱とか、シャツとか、デニムとか。素材自体はまったく鉱物とは関係がなくても、受ける印象がどことなくそういう感じのするもの。インテリアでも照明や棚や椅子も総じてそういうものを選びがちだと思います。無意識ですけども。
鉱物が好きだから……というより(好きですが)、自分の中に嗜好のコンセプトがなんとなくあるとモノを選びやすいということですかね。基準点みたいな。それが私はたまたま「鉱物っぽい」であると。
そういえば今よく使う香りも「クリスタル」だなと思って一緒に撮ってみました。シャネルのCRISTALLE。これ古いんだけども。最近ボトルデザインが変わったはず。シャネルなのでどちらにしろ大幅には変わりませんが。
そういえばシャネルもどこか「鉱物っぽい」ブランドだなあ。
クリスタルは結構独特の存在だと思います。シャネルだし昔からの定番ですが、No.5のオーラやCOCOの華やかさやCHANCEのようなモダンさには及ばないし、とはいえ軽んじられるほど無名でもないし、なんか古いのにパルファムではなくトワレだし、等々。
香りも、いい香りといえばいい香りだしクリスタルというだけあって爽やかですけど、どうも根本的に癖がある。モス(苔)ですし。なかなか好みが分かれる気が。愛用している私でもいい匂い!という時と、う~む……という時があります。そもそもこの香りがロングセラーというのが不思議といえば不思議。唯一無二なのは確かだと思います。
薄暗い森の奥深く、泉のほとりに苔と水晶が生えていて、もはや家に帰る道はわからないような、辺りに漂う香りはあくまで爽やかな仮面をかぶっているような、そんなイメージ。
シャネルのフレグランスって安くはないですしここ数年の値上げも激しいですけど、ニッチフレグランスが世界中で勃興し価格が高騰し続ける今となっては、もはや結構コスパが良い気もします。クオリティは折り紙つきではありますし。シャネルより高い香水、今もう全然あるもんね。