20230114

老舗と若者

喫茶オリンピアに行ってきました。札幌に現存する、歴史あるいわゆる純喫茶というと一番目や二番目に名前が挙がるお店なのではないかな。 
私も存在は十数年前から知っていましたが実際に行くのは初めて。というのも土日が定休日なのです。でなかなかタイミングがないままだったのですが、やっと訪れることができました。経験上、こういうお店は行けるうちにとっとと行くのが吉とほんと思います。

入口から雰囲気充分。ザ・純喫茶という感じ。
ちなみに「オリンピア」とはオリンピックの年に開店したことからだそうですが、五輪は五輪でも札幌ではなく東京のほう。1964年だから59年前かあ。

 
ビルの地下にあるのですが、階段の上のこの店名と装飾がかわいくて好きでした。上に東京オリンピックのポスターが。

 
とっても王道の純喫茶で楽しいです。上の写真、昭和なインテリアの中で隅に「Wi-Fi」の文字があるのがなんか面白いなと。ちなみに繋いでみたら電波バリバリでした。 

興味深かったのが20代くらいの若いお客さんがかなり多かったこと。常連ぽい中高年の方ももちろんいるのですが、半分以上は若者だったかも。昨今のレトロ喫茶ブームもあるのだろうし、そもそも立地や値段も若い人にも気軽に入りやすそうだもんなあ。メニューも色々あるし。老舗というのはこうして続いていくのかも。

 
ザ・喫茶店のプリン。硬すぎず柔らかすぎず美味しかったです。



GuitarricadelafuenteというスペインのミュージシャンのMVらしく。とても綺麗なのですが、見たときに何とも言えず既視感がありまして。
しばし考えて思い出しました。ベルナール・フォコンの写真集だ。全体的な色合いとか、裸に金箔貼り付けてるのとか、廃墟っぽい部屋の中で寝てる感じとか。セーラー着てるし。時代がひとまわりというかふたまわりくらいしたのかしら。

フォコンで思い出した。こちらは日本のバンドのおそらくフォコン風。ガールズバンド・ZELDAのアルバムです。ちゃんと聴いたことないんだけど。ZELDA、すごくおしゃれで私が80年代に16歳の少女だったら憧れていただろうなあと思います。

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