そのお店がちょっと面白い空間で。私は初めて行ったのですが、市内の某駅近くにある老舗のいわゆる健康靴専門店で、博士のような雰囲気の店主さんが一人でやっておられます。小さなお店の棚にヨーロッパ各国の渋い健康シューズたちが並んでいて、ドイツかイギリスあたりの街角にありそうなお店で。店構えが独特なので存在は知っていましたが入るのは初めて。
で家族の修理のついでに私の靴を買うことになり、シューフィッターである店主さんに丁寧に計測してもらい薦められたうちのひとつがこの靴。出された中で一番武骨なやつを選びました。フランスのメフィストというブランドだそうです。当然ですが履きやすい。かなり歩く日でもあまり疲れないです。
ちなみに私は骨のアーチの関係で左脚の付け根部分が痛みやすいそうな。昔からそこが痛む自覚はあるのであ~となりました。足のつくりレベルの話なのかなあ。
健康シューズなのでお洒落云々というジャンルの靴ではないですし実際そういう目的で買ってはいないですが、こういう類のものって結構好きです。元々ファッションとして作られていないアイテムを、これをどう服に合わせればファッション的に見えるのだろう?とか考えるのが好き。真逆のフェミニンなワンピに合わせたら?とか。
多分その一般に浸透している版がビルケンだったりするのでは。ビルケンって元はドイツの素朴な健康シューズですよね。スニーカーでいえばニューバランスとかかな。
写真のパンツは昔のZUCCa TRAVAILです。これもフランス製なので偶然ですが靴とパンツがフランス合わせ。と今気づいた。
ズッカの元デザイナー小野塚秋良さんは昔から私のファッションアイコンでもあります。ZUCCa TRAVAILはかつてズッカにあった、小野塚さんの肝入りであったろうフレンチワークウェアを基にしたラインです。私はワンピースも持っていて25年くらい着ています。25年て。でも本当にそれくらいもつ作り。
本物のフレンチワークウェアの工場で作られていて、その貢献によってフランスのプレタポルテ協会から賞も受けたそうです。(こちらのインタビューが詳しくて面白いです)
小野塚さんはズッカのデザイナーは退かれてますが、HAKUIというユニフォーム専門ブランドを今でも手掛けています。これまたお洒落なのだ。いつか何か買ってみたいなあ。
全然意識していなかったですし、そもそもそういうお店が周囲にありすぎて普通のことだと思っていたんですよね。でもまあわりとあるよね?
なのでそこを理由に行っているわけではないのですが、行きやすくて落ち着くお店を選ぶと結果的にカップを選んでくれるお店になるようで。ちょっと気が利いているということだろうか。
人とそういうお店に行くと、なんとなく各々のキャラクターに合わせたっぽい色違いだったりして面白い印象もあります。年齢によってデザインの落ち着き具合が変わったりね。
あと私は陶磁器のメーカーって詳しくないので、へ―こんな会社もあるのか~と勉強になっているかも。
写真は少し前に行ったそのチェーン店のひとつである宮田屋珈琲のカップ。マイセンのブルーオニオンですかね。定番で青。なるほど?


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