20220620

ウィングチップでアメリカン

ーヒーは1日1杯くらいは豆から入れて飲みます。すごくこだわりのある人間ではないのですが、なんとなく好きだなあという味はあるわけで、以前からよく購入しているのが「パイン館」のコーヒー豆です。

パイン館は元は名店として知られた老舗の喫茶店ですが、そちらはマスターの体調により数年前に閉店しています。で残った豆だけをとりあえず自宅の横で販売していたらば、ファンの多いお店ゆえかそれもまた人気になってしまい販売を続けることになり、今に至るのだそうな。
住宅街の片隅に小さな店舗がひっそりとあって、いつもマスターか奥様が接客してくれます。私はマンデリンが特に好きで、行くと必ず買います。素朴なパッケージもなんだか好き。100gから買えるのも嬉しいです。

関係ないのですが、マンデリンというと私は『花冠の竜の国』を思い出します。80年代から今まで続く長寿シリーズの少女漫画で、第1話の1ページ目の主人公の最初の台詞が「わっここまでにおってきた 母さまお得意のマンデリンミックスのアメリカン珈琲」というもので。私が子供の頃に初めてマンデリンという単語を知ったのが多分ここで、印象に残っているんだと思う。
この絵。「母さま」。今見ると驚くほど少女漫画でなんだか面白い。中山星香って普段はここまで夢々しい作風の人ではないと思うので、これは当時としても敢えてとかわざとという感覚で描かれた絵なのでは。


 
からいつも微妙に悩みながら買ったり使ったりしているもの。それは靴下。の特に丈。とはいえごく普通の白黒グレーにたまにカラー物を履くくらいだし、丈も普通の短めから中くらいのものがほとんどだし、ぱっと見どれも大して代り映えはしないのですが。

ならばそんなに悩む必要もなさそうですけど、その大差のない中での細かい違いがどうも気になるものでもあり。素材やリブの感じや丈で、その日の服にしっくり来る来ないというのがなにやらありまして。
これはもうほぼ自己満足の領域だと思います。が実際街で見かけるお洒落な人って靴下まで上手かったりするんですよね絶妙に。若い子でも、全体の合わせ方が上手い子は靴下もなんかちょっと気の利いたものを履いてたりする。値段の問題でもないと思う。

私は最近はなんとなくショート丈が増えてきました。暖かくなったのもあるだろうし、ボトムスとのバランスもあるかなあ。これも何を合わせるかにもよりますが。あと革靴やごつめの靴にショートソックスを合わせるバランスが元々好きなのもあります。

 
 

モリヒコ。なんとなく理化学的でヴィンテージ的で、それでいて清潔感やモダンさはあるインテリアのカフェです。「今っぽさ」の最大公約数ってこんな感じなんだろうなあ……とこのお店に行くと思っていました。また細かい部分までよくできてるんだよな。
優等生という言葉が浮かぶお店。そして優等生になるのって実際は難しいことだよね。

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