20181105
寒露のにおい
APOGEE「Higher Deeper」
すこし活動期間が開いたりするバンドがそれでもぽこりぽこりと新譜を出しているのを見ると、なんともいえず嬉しい感じがするなあと。というわけでAPOGEEの2018年リリースのアルバムを聞いています。ブレない彼ららしさがありつつ、今の空気もあってやっぱり独特だなあ。静謐デジタルノスタルジー?みたいな。
APOGEEは2006年のデビュー直後に音楽系のブログの記事で読んで知った記憶があります。その文章で直感的にあっこれ私たぶん好きだなあと思ってCDを買いに行って。まだ配信メインの時代じゃなかったんだねえ。
ライブ行ってジャケットにサインもらったりもした。なんか思い出してきたぞ。大城さんのキーボードに光る地球儀が置いてあるんだよね。対バン相手がSleepy.ab。姉がSleepyファンだった。Sleepyも今も活動しているのだなあ。狸小路のFABカフェ周辺を歩いてるMVがあったな。
ここに書くべきかすこし迷ったのですが。やはりお知らせしておくべきかなと思い、書きます。
先月、父が亡くなりました。通夜、告別式、初七日その他無事終わりましたのでご報告を。 このブログはあくまで私個人の場で、亡くなったこともある意味父のプライベートだとは思うので書く権利があるのか多少迷いはありまして。何しろもう許可の確認もできませんしね。
しかし十年以上ぽつぽつと書いてきた場でもあり、長いこと私の日々のこまごまやポンコツっぷり等々を見てくださってる方もいらっしゃるかと思います。そういう皆さんにはやはりお知らせはしたいと思い。
父は十数年前から難しい持病がありまして、自宅でマイペースに闘病生活を送っていました。 数年前から病状が重くなり、昨年から更に、と徐々に進行していました。 なので家族はある程度の覚悟はしていましたし、最後の方は余命の宣告もされていまして。
だからすごく驚いたというのとは違うんですけども。寂しい……のかな。うん、やっぱ寂しいんだろうな。じんわりと、ああいないんだなあと思います。
本人は体は大変だったと思うんです。が意地っ張りで格好つけなところもある父は(このへん明らかに私に遺伝している)なにかずっと変わらぬままでした。
定年前に勤めていた職種上、自分の病気の進行度合いや投与されている薬についてほとんど完全に理解してもいました。なので余命もある程度本人も分かっていて。 怖かったろうに最後の最後まで頑張って耐えてた。すごいなと思います。
私と父は性格が似ていると思います。若い頃はそれになんとなく気づいているからこそ否定したかったものですが、この歳になるとしみじみとああ似てるなあと。 音楽や映画が好きなのも父の影響が大きいと思うし、喧嘩だってしたし、たくさん心配かけたし、愛してくれたと思うし。
かつ不肖の娘で、さぞかし呆れ心配してもいるだろうなと思うのですが。少しでも安心させられるような自分になれたら良いなと思うこの頃です。 能天気さもまた、私が父から受け継いだものです。元気にやっていきます。
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