資生堂インウイのといい、予算と精神がふんだんに注がれたゴージャスなTVCMって今からすると何か不思議でさえあります。すごくテレビの時代だったのもあるでしょうね。
そういえばサントリーローヤルのCMもピエロが出てくるなあ。インウイもピエロそのものではないかもしれないけどそういう雰囲気があるし。このあたりの時代のフォトグラファーの感覚なのだろうか。
私がロリータファッションを認識したのは90年代前半のCUTIEや装苑(当時はSO-EN)なので、ロビンちゃんもうっすら覚えています。
彼女がよく着ていたブランドはメイドレーンレビュー。その頃のロリータってアンティークやゴシックというよりもポップで60s的な雰囲気で、私にとってロリータの最初の記憶もわりとそういうほうです。ヴィヴィアンやMILKの感じというか。
ちなみにメイドレーンレビューのデザイナー宇都宮いく子さんは後にSMAPの衣装で活躍される方で、慎吾ママの衣装さんです。あれもちょっとメイドレーンっぽいかも。下妻物語と並んで(それ以上に?)ロリータ的な服を多くの一般の人が見たのは慎吾ママかもしれないなあ。
「ジェニーはご機嫌ななめ」。このジャケットかわいいな。デザインからも60sリバイバルな時代だったのが分かりますね。
ふと思ったのですが。2017年現在、最も90年代ロリータ的な衣装を現役でパブリックに見られるのって「篠原ともえちゃんが着ている本人のハンドメイド衣装」ではないだろうか。ともえちゃんは特別ロリータではないだろうけど、中原淳一のスタイルブックのような雰囲気もあってなにか日本的ポップ&ガーリー服のラインがつながる感じ。
私は榎本さんがわりと好きだったのですが、今思えば「少女の狂気」みたいな空気をまとった人だったからのような気もする。故に本人の私服とは真逆の特徴的なロリータも着こなせたのかなあ。単に美少女だからというだけでなくね。アッパー系の狂気が榎本加奈子でダウナー系の狂気がともさかりえだろうか、90年代アイドル。
★トランプ柄のミラクルトート
HeartEは今もあります。このトランプのバッグ、大人が着物に合わせて持ったりしてもかわいいのではないか。
0 件のコメント:
コメントを投稿