20161110

もう白い






んでも札幌で一晩に降った雪の量としては記録的とかで、そういえばあっという間に積もったなあとは思いました。普段の年なら降ったり解けたりを繰り返して積もる量が一晩で根雪に、という感じ。でも私一晩で1メートル近く積もって休校になるような町にも住んでいたことがあるので、言うほど降ったな~!とも思わなかったかも。どのみち根雪はできるわけだしね。
てなわけで冬です。


三枚目の写真の黄色いのは雪かき用スコップです。3つ重なっている。いろんなのがあるけどたいてい柄が長くて雪をすくう部分が平たいプラスチック製。固い氷とか用の金属のもある。ホームセンターならまず売っていて、どこの家にもあります。別に黄色と決まっているわけではなく青でも赤でも紫でもあるけど、なぜか今うちには黄色ばかりが。色が派手なのは多分白い雪用の道具だからだと思う。アウトドア用品の色が派手なのと似てる。



読んでいるのはウラジーミル・ソローキンの「青い脂」です。ソローキンは以前から読んでみたくてまず「氷」を読んだんですが、なんか難しそう……と想像していたよりザクザク読めたしなるほど面白いなと。で「青い脂」にトライ中です。「氷」とも雰囲気が違いつつすごく面白い。これは人気があるのがわかるなあ。ワケわからないんだけどなぜかワケわかる、ような。
あと小説に限らずロシアって今なんだかブームな感じがする。かわいいというより殺伐としたほうのロシア。


2016年は小説はW・G・ゼーバルト→アンナ・カヴァン→ソローキンとハマって読みました。ゼーバルトは「目眩まし」「アウステルリッツ」、カヴァンは「アサイラム・ピース」が好きだったな。私は海外文学にそんなに詳しいわけではないですが、興味を持った小説家の作品が日本語訳でわりあい気軽に(まあ安くはないけど)手に取れるのって、ありがたいことなのだろうなと。





80年代に私が人生で初めて触れたロシアいやソビエト物、アニメ「森は生きている(1956年)」。5歳くらいだったかな。親が買ってくれたものです。特にアニメに造詣がある親だからとかではなく、当時売っていたレーザーディスクの中で見つけられた数少ない子供向けがこれと「イワンの仔馬」「くるみ割り人形」だったようで。家にあったアニメのソフトはこの3つだけで、それぞれ百回は見てると思う。なので絵とか動きとか完全に記憶に刻まれてます。
ロシアなので木の雪の積もり方とかとてもリアル。創作物の中の雪国の描写を見て「見覚えあってなんかヤダ……」てなったのもこれが最初な気がする(笑)。

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