上のも花椿の手鏡です。アンジェラ・カミングスのデザインだったかな? これも椿のモチーフで見た目は好きなのですが重くて使ってない……。それだけ素材がしっかりしてるのだろうけど。どちらもリサイクルで見つけて買ったものなので正規の入手ではないです。
資生堂の昔の化粧品をゴソゴソと出してみました。インウイ(真ん中の赤い四角のアイシャドー)はディック・ページ時代だと思う。漆塗りみたいな赤のパッケージが大好きだった。この会社特有の深い赤が好きです。一番上の四角い缶は資生堂パーラーのビスキュイ。
右上の石鹸は花椿石鹸、和柄のコンパクトはプラウディア、黒地の椿柄のは脂取り紙、白い四角はFSPのシャドーです。水色のネイルはPJラピスでその右隣ふたつはピエヌ。下は香水のウィア。
ちなみに資生堂、デザインは好きなのに中身は肌色と合わないことが多くて悲しい。全体的にイエベ向きなのかな。そもそも二十歳の頃にスタイリッシュさに憧れて買ったピエヌのオレンジチークが劇的に似合わず驚いたことが、自分は黄色味が苦手?と気づいたきっかけであったなあ。悲しくて手持ちのワトゥサのピンクと重ねてなんとか使ったりしてた。
ちなみにそのワトゥサも初期のものをまだとってあります。ワトゥサは紙製なのが特徴かな。このお粉の紙パッケージ、世界一かわいいパウダーケースだと思ってます。パフの持つ手がボタンになっている。サブロオさんのセンスも大好きです。
最近気づいたのですが、私が特に好きな資生堂のデザインは1980年代終わり~2000年くらいに集中しているのかなあと。今でも無意識に手に取るものがその時代のものな確率が高い。
好景気でもあったこと、私自身が化粧品に興味を持ち出す年頃だったというのもあるでしょうが、加えてひとつその期間の資生堂に共通する要素があるなと思い。それは「福原義春が社長だった時期」です。 創業者の孫である福原義春という人について詳しいわけではないですが、彼の文章や仕事や交友関係や生まれから察するに、日本の企業人としてはほとんど反則級にセンスの良い人であろうことは想像に難くなく。
あの(気難しそうな)芸術家肌のセルジュ・ルタンスと契約を結び、心を通わせ生涯の友人となったのも福原氏ですよね。そんな企業人他にいないよなあ。 資生堂は今も結構好きですが、事実として福原氏が社長である資生堂はもう二度とないのだな、あったらおかしいもんな時は流れるのだから。とふと思ったりします。
ルタンスのインウイのCM。こういうのが何本も撮られて普通にテレビで流れてたってクラクラするなあ。主に予算と大人度の高さ的な意味で。
キュートすぎる小百合とセット。トランプとお花。アイドル!
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